ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

ザイFX!キャンペーン比較
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

円売り介入への期待だけ高まるが…
私は一転、ユーロドルを売ってみた

2012年06月05日(火)17:50公開 (2012年06月05日(火)17:50更新)
持田有紀子

100万口座達成!GMOクリック証券は最短即日取引可能!

 昨日の欧州時間、ドル円は78円ちょうどをちょっとだけ越えたあたりで始まったが、なかなか下サイドに突っ込むという感じはなかった。昼間に株安が進んで、日本株もTOPIX指数がバブル崩壊後の最安値を下回ってくるなど、社会不安の増大も醸してきたことから、為替相場では実弾介入があるのではないかとの期待が高まったからである。

 私としても売り込みづらいので、期待はしていないが下がらないのであれば買うしかないと思って78.14で買ってみた。むろんドル円は下がっても不思議はないと思っていているので、多くは耐えるつもりはない。だから77.90で近くにストップ注文だけ置いて、欧州市場の成り行きを見守ることにした。

 先週末の雇用統計があまりにも材料として大き過ぎたためか、欧州の信用不安はほとんど問題にされなかった。途中で欧州の銀行連合の話なども出てきたが、あまり重要視はされず。スペインやイタリアの信用スプレッドが拡大に向かわなかったということだけで、むしろユーロの買い戻しが強まった。今度はユーロ円やユーロポンドといったユーロクロスの上昇をともなったユーロの上げである。

 これを見てマーケットは安心したものか、アジア時間で急落していたグローベックスでの米国株も大きく切り返してきて、ニューヨークオープンまでには完全にロス分を取り戻していた。ユーロ円も97.50を越えてきてからは、さらにユーロ買いに拍車がかかった。その間、ドル円は20ポイントも上がらない。ああ、またつまらないものに手を出してしまった。

 ドル円は78.33でさっさとやめてしまい、ユーロドルで参入しようと思い直した。しかし私がユーロでもやろうかと思ったら、急激に動かなくなった。ユーロドルは1.25台を何度かつっかけるものの、すぐイン20ポイントほど押し返される。まあ、朝から相場につきあったのだから、次は翌朝からだ。

 今日もドル円は底堅い。やはり介入警戒感がかなりあるといえる。しかし株が安くなってきたら、お上が何とかしてくれるだろうという考えは何とかならないものだろうか。さんざん介入してきて、100兆円以上もお金を使って、現状は78円台であり、歴史的な安値である75円台からは極めて近い。結局のところ、スムージングオペレーションくらいにしか役に立っていないのである。

 どんなに円高でも慣れてしまえば、実はたいしたことがなくなるのは、ここ数10年の歴史を振り返ってみてもわかる。ちょっと前までは100円割れると日本が大変なことになるなどといっていたが、今となっては100円になるのは嬉しいはずだ。そのうち78円台も嬉しいという日が来るに違いない(苦笑)。

 ところで今の民主党政権はTPPを推進するといっているが、TPPとは関税障壁をなくすなど、フリートレードのマルチラテラル版である。自由貿易が良いと言っている傍らで、自分が苦しいからといって為替介入をやることが許されるのだろうか。国際協調が得られないから単独介入になるのだろうが、それではTPPなんかどうでもいいといている事と同じように見える。そう考えれば、世の中の調子に合わせて日銀のアクションを期待するというのも、作戦として取り入れるのは慎んだ方がよさそうに思うのだ。

 今晩は非製造業の景況感の数字が出るのみ。株価の下落も一服した感があるので、そろそろ欧州問題にも関心が戻ってくるかもしれない。1.25台を見ても、やはりユーロは戻り売りだと私は思う。いまは時間足などで見てもユーロ円もユーロポンド上げ基調なので、そこを敢えてユーロショートで臨む必要もない。しかしアジア市場の後半に入るとユーロドルはついに時間足のサポートを割り込んできたので、1.25割れのところで売ってみた。


日本時間 17時40分
 


取引コストで比べる スワップポイントで比べる
キャンペーンで比べる 人気ランキングで比べる
最低取引単位で比べる FX会社比較トップページへ
◆ザイFX!読者が選んだFX会社はココ!(総合ランキング)
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定 0.3pips原則固定 1000通貨 20ペア
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】
機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】
■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼
GMOクリック証券「FXネオ」の公式サイトはこちら
【総合2位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時・例外あり)
0.3pips原則固定
(9-27時・例外あり)
1000通貨 30ペア
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】
業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】
■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の公式サイトはこちら
【総合3位】 楽天証券「楽天FX」
楽天証券「楽天FX」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定 0.4pips原則固定 1000通貨 28ペア
【楽天証券「楽天FX」のおすすめポイント】
業界上位水準のスプレッドと、株取引で培ったノウハウが活かされた、取引環境の良さが魅力のFX口座です。取引量に応じて楽天ポイントが貯まるので、楽天グループのサービスをよく利用する人にもおすすめ。また、楽天証券には大手ネット証券で唯一の、MT4を使うFX口座「楽天MT4」もあります。
【楽天証券「楽天FX」の関連記事】
■楽天証券「楽天FX」の特徴やスプレッド、スワップポイント、取り扱い通貨ペア数などを紹介!
▼楽天証券「楽天FX」▼
楽天証券「楽天FX」の公式サイトはこちら
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年4月1日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報は各社の公式サイトなどで確認してください

総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!

おすすめFX会社
link

100万口座達成!

GMOクリック証券[FXネオ]

最短即日取引可能なGMOクリック証券!

link

ザイFX!限定で最大10000円!

トレイダーズ証券[みんなのFX]

最短当日取引可能!ザイFX!限定キャンペーン実施中のみんなのFX!

人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
CFD口座おすすめ比較 トレーディングビュー記事 トルコリラスワップポイントランキング
CFD口座おすすめ比較 トレーディングビュー記事 トルコリラスワップポイントランキング
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る