青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
・2026年02月27日配信号のサンプル
(西原宏一のトレード戦略指令!)
ヘッジファンドの思惑を更新しました。
https://zai.diamond.jp/articles/-/484442
昨日大きな動きがなかったため、ちょっと中期の話を。
先週あたりまではSaaSの死と言われ、米国株は調整色が濃い展開でした。
(=米国で、SaaS提供企業の株価が下落している。 これは「SaaSの死」と呼ばれる現象だ。 この引き金を引いたのが、米アンソロピックの「Claude Cowork」であったため、「アンソロピック・ショック」とも呼ばれる。)
米株が調整するのであれば、さすがに日本株も上値が抑えられるのではないか?と言われていました。
従来であれば、米株が下がれば、日本株は米株以上に下がる傾向があったのですが、上値が抑えられるぐらいとは、コンセンサス自体も変わったなという感じ。
この日本株が別というのは高市政権に変わったから。
ただその高市さんも、責任ある積極財政を拡大することによって
一時長期債が急落して、米国債にも飛び火したことで
トラスショックの日本版が起きると言われ緊張したと思います。
そのため繰り返しになりますが、日銀審議委員候補に仮に2名ともリフレ派の人物を指名すれば、円安の再燃や長期金利の一段の上昇を招く恐れがあるため、リフレ派は1名とすることでバランスを取るのではないかというのがマーケットのコンセンサスでした。
しかし実際には、いずれも金融緩和と積極財政を重視するリフレ派とされる学者であったことが、マーケットを驚かせています。
個人的にも「凄いなこの人」という感じ。
自分でトラスショックのようなものを引き起こせば、大変なことになると腰がひけるのではないかと思うのですが。。。。
そしてこの日銀の人事の発表だけで、日経平均を59,000円台にまで急進させました。
このメルマガは10年以上も購読していただいている読者の方が多いのですが、3年ほど前に、僕が信頼している友人は、まず日本株は7万円、ドル円は200円といっていたことを何度かご紹介させていましたが、日本株はもう6万円にまで迫ってきました。
個別株は規則により配信できませんが、3年前、暗号通貨の多くを売って、その資金を日本株に移行したのがやっとうまくいき始めた展開。
しかし、そのvolatilityが凄まじく、今回仮に日経先物がshortだった場合、あっと言う間に踏まれることを想定するとちょっと怖いぐらいです。
現物をガチホしていると、結局日本はインフレになり、株高、債券安、円安に流れるので、基本はそれに沿ってトレードを立て直そうと考えています。
ただ日本株に比較するとドル円はまだ156円と大きく出遅れています。
この日本株に追随しているのは、やはり去年30円以上急騰しているスイスフラン円や、ユーロ円となります。
日経平均が年初の51,000円から8,000円も急騰していますが
ドル円はまだ156円というのが、実は「株高、円安」といわれているのは
「株高、クロス円での円安」ということになります。
SaaSの死でも、債券が落ち着いても、日銀の人事だけで
日経平均を暴騰させてしまうため、基本の
ユーロ円のlongに戻しています。
昨年後半にスイス円は200円に到達するとしていましたが、あっという間に到達。
そのグループとのミーティングで、今年のユーロ円は200円としていますが、結局その方向に進むのではないかと想定しています。
ともあれ、ぶれない高市総理のことはいろいろと本を読んだり、
政治に詳しい友人に聞いたりしていますが、もう一度「プライマリーバランス亡国論」という本を週末きちんと読んでみようと思います。
その内容は藤井聡先生が一時間にも渡って動画で解説してくれているので
ある程度はわかっていますが。
加えて、委員の一人として指名されている中央大学名誉教授の浅田統一郎氏(71)ですが、
ーーー
財政政策に関して、
①統合政府勘定では日銀は統合政府の一部であるため、日銀保有の国債は政府の借金ではない
②いわゆる国の赤字は問題だとか、国家財政が破綻するとか、そういう 発想がまず最初にあるが、それ自体が完全に誤っているというコメントをしています。
そのコメントは21年6月に「表現者クライテリオン」で報道されています。
ただこの「表現者クライテリオン」という本は藤井聡先生が編集長をしている本であり、今回のお二人がかなりリフレ派であることがわかります。
ご参考までに。
0.5のユーロ円のlongで変わらず。
長期でもユーロ円かスイスフラン円のlongを追加するか検討中。
では、本日もよろしくお願いします。
・2026年02月09日配信号のサンプル
<読者からのご質問と回答>(今週の戦略会議&読者からの質問)
西原様
2/9 8:57FX戦略! 自民党が圧倒的勝利に関してご質問です。
再度円ショートを検討されているとのことですが、ドル円が高値付近での推移状態で自民がここまで圧倒的となると(実弾による)円安起因の物価高対策も少しトーンダウンする可能性もあると思うのですがいかがでしょうか?(日銀利上げとの兼ね合いも含めて温存)
もちろん、表の発言では牽制は緩めない前提です。レートチェック後なのでいつでも実弾介入可能ということで三村さんの発言も高値圏では効いてくるとは思うので。
それとも、変わらず日米レートチェック付近以上のレベルは死守ラインとして機能するというお考えでしょうか?
<お答え>
おっしゃられている通りだとおもいます。
ただ僕はもともと「日米レートチェック付近以上のレベルは死守ライン」と考えているわけではなく、時間稼ぎだとおもっています。
そのため、年末のドル円はどこかで160円が決壊して、165円なのかなあと想定しています。
しかし、日経平均が年初から暴騰しているのに、ドル円がこれだけしか上がらないのは非効率ですよね。
そのため、昨年同様、スイス円や豪ドル円といったクロス円中心にトレードしようと思っています。
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