青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
・2020年12月24日配信号のサンプル
イギリスとEUは大枠合意、直接給付額は2,000ドルの可能性?(西原宏一のトレード戦略指令!)
Merry Xmas!
▲市況と雑感
Xmas直前にイギリスとEUがFTA締結交渉で大枠合意したと当局者が明らかに。
現在最終合意に向け調整を続けているとのこと。
23日もこれまで同様「漁業権」を中心とした交渉が行われ、合意は最終的に成立したわけではありませんが、
草案の調整だけで「大枠合意」との報道を受けポンドと欧州株は大きく上昇。
ポンドドルは一時、1.3571まで上昇。
iPhoneのメールの通知をonにしており、合意間近というnewsを夜中にチェックし、
1.35ミドルから1.35前半で何度かポンドドルをshortにして、swingにすることも考えたのですが
いつまでたっても合意成立という報道がでないこともあり、短期売買だけにしてswingでのポンドのpositionはなし。
そもそも米株が依然底堅いこともあり、「合成成立=sell the facts」になるかどうかもちょと不透明なため、ポンド絡みも
デイトレのみ。
一方、トランプ大統領は、22日、追加経済対策法案に盛り込まれた給付額600ドルが不十分だと批判し、サインしないことを示唆。
呼応してペロシ議長が直接給付額を2,000ドルに引き上げる内容を盛り込んだ新たな法案を採決にかける計画で、共和党に歩調を合わせるように呼びかけた。
ここまでヘッドラインをチェックしていくと給付額は2,000ドルに簡単に引き上げられるように思えますが、
民主党の案には、コロナ対策とは関係ない案もかなりはいっているため
ペロシ議長の新たな提案が通るかどうかも不明。
positionは変わらず。
▲FX option
ユーロ・ドル: 1.2100 (5.36億ユーロ)、 1.2200 (8.18億ユーロ)、 1.2215 (4.85億ユーロ)、 1.2250 (2.82億ユーロ)、 1.2300 (4.08億ユーロ)
ドル・円: 102.50 (6億ドル)、 103.85 (4.2億ドル)
ポンド・ドル: 1.3600 (3.15億ポンド)
豪ドル・ドル: 0.7600 (3.42億豪ドル)
NZドル・ドル: 0.7170 (3.01億NZドル)
出所 Bloomberg
■FX
クリスマス休暇も近いため、合成のAUDNZDにして、いったん様子見
■合成のAUDNZDのlong
▲AUDUSD
0.4 のlong@0.7581
▲NZDUSD
0.4のshort @0.7015
Kiwiのstopをキャンセルし、AUDNZDを逆指値で1.0400割れに売り注文をおいておきます。
(仮についた場合、riskはゼロになりますが、その後全決済してpositionをスクエアにします。)
■日経先物、option
▼日経先物
日経先物(3月)を@26,500円で1.00のみshortに。
Stopは27,200円超え。
▼日経先物 option
2021年1月のput @21,000円を64円でlong。
では、本日もよろしくお願いします。
・2020年12月24日配信号のサンプル
<読者からのご質問と回答>(今週の戦略会議&読者からの質問)
おはようございます。
ブレグジットで相場がバタバタしていますね。
ただ、為替の動きはありますが、当然ノーブレグジットによる混乱がないのであれば株価にとってポジティブなはずが、大した上げではないように思いますが、西原さんはどう見られてますか?
<お答え>
お疲れ様です。
僕はBrexit関連は基本スタンスは同じで、(お互いの妥協jの結果)なんらかの合意はされると思っています。
殆どのマーケット参加者も同意見。
そのため、マーケットのヘッドラインに呼応して、HFT(=high speed trading)がポンドドルを乱高下させていますが、
合意されるのが前提になっているので株を大きく引き上げるような要因ではないと想定しています。
過去4年間、これだけ同じ話題で引っ張られると、マーケットは準備ができているので、マーケットに与えるインパクトは随分下がっていますよね。
2016年はまさかのBrexitの結果で、マーケットが大きく動揺したのとは比較になりません。
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