■豪ドル/米ドルが続落し、パリティ割れ!
みなさん、こんにちは。
このコラムで毎週お伝えしている豪ドル/米ドルですが、下落が加速してきました。
【参考記事】
●豪州利下げで金利は史上最低の2.75%に。ジョージ・ソロスが豪ドル売りという報道も(2013年5月9日、西原宏一)
●ドル/円は95~100円の浜田レンジに収束。7月までの利下げが濃厚な豪ドルに注目!(2013年5月2日、西原宏一)
●5月を前に早くも“Sell in May”か? 15%暴落した金価格の影響で豪ドルも急落(2013年4月18日、西原宏一)
今週(5月13日~)の豪ドル/米ドルは、パリティ(1豪ドル=1米ドル)をなんなく割り込み、5月15日(水)の欧米市場では、0.9850ドルのバリア手前の0.9852ドルの安値まで急落(※)。
(※編集部注:5月16日(木)の西原氏寄稿後に豪ドル/米ドルはさらに下落。5月15日(水)の安値を割り込み、17時時点の安値は0.9812ドルとなっている)
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/米ドル 4時間足)
4月11日(木)の高値、1.0584ドルから約730ポイント急落したことになります。
先週、5月9日(木)の高値1.0326ドルからも、わずか1週間弱で約470ポイントも暴落しています。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/米ドル 日足)
■ヘッジファンドも豪ドル/米ドル0.6ドルと予想!?
先週のコラムでは、ジョージ・ソロス氏やドラッケンミラー氏といったヘッジファンドの大物たちが、豪ドル/米ドルの下落に注目していることをご紹介しましたが、今週は為替専門のヘッジファンドである、FXコンセプツが豪ドル/米ドルの急落を予測。
【参考記事】
●豪州利下げで金利は史上最低の2.75%に。ジョージ・ソロスが豪ドル売りという報道も(2013年5月9日、西原宏一)
FXコンセプツのジョン・テイラー氏は、5月14日(火)のAustralian financial reviewでのインタビューで、豪ドル/米ドルの急落を予測しています。
経験が少ない臆病なエコノミストとして発言を許されるのであれば、私は豪ドルは(対ドルで)0.90ドルまで落ちると予想する。もし、もっと大胆な予想をするのであれば、豪ドルは(対米ドルで)0.60ドルまで落ちるのではないか? 当面豪ドルショートのトレードを続けていくつもりだ。
(原典:Australian financial review)
(出所:ForexLive)
そして、ギラード豪首相も…
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