月末最終日。『米国の第2四半期GDP【速報値】』や『原油価格やNY株式市場の動向』、そして『明日に雇用統計を控える点』に注目！

７月の月末最終日。

本日の為替相場の焦点は、『米国の第2四半期GDP【速報値】』と『原油価格やNY株式市場の動向』、そして『明日に雇用統計を控える点』にあり。

本日の米国の経済指標は『第2四半期GDP【速報値】』と『シカゴ購買部協会景気指数』が発表される。
米国以外では、『ドイツ銀行の決算発表』や『ユーロ圏の消費者物価指数【速報値】』等に注目したい。

『四半期GDP』は国内で新たに生産された財やサービスの付加価値の総額。経済成長や景気動向を総合的に判断でき、中長期的な景気動向をつかみやすい。四半期ごとの数字で、速報値→改定値→確定値と3回発表されるが、その中でも一番最初の速報値は注目度も発表時のインパクトも特に大きくなりやすい。

『シカゴ購買部協会景気指数』はシカゴ地区の製造業の購買担当者へのアンケート結果。50％以上で改善と判断される。明日に発表されるISM製造業指数を推し測る上でも重要。

昨日の金融市場は、原油価格もNY株式市場も上昇した。ドルはADP全国雇用者数が市場予想値よりも大幅に良い結果となったことから買われたが、原油価格の上昇などの影響を受け上値は重く、じりじりと後退する場面も見られた。

ここのところの為替相場は主体性がなくあまり方向感があるとは言えない。原油価格やNY株式市場の動向に大きく影響を受けており、その動向は引き続き注視すべきだろう。

また、明日に米国の雇用統計の発表を控える点にも注意したい。ビックイベントを翌日に控え、動きづらい展開となる可能性もある。
本日は月末最終日で、明日は週末金曜日かつ8月最初の営業日となる。

★本日の注目材料
→米国以外
▼ドイツ銀行第2四半期決算発表
▼豪)小売売上高
▼豪)貿易収支
▼ス)消費者物価指数
▼欧)消費者物価指数【速報値】
▼加)GDP
→米国
▼米)第2四半期GDP【速報値】
▼米)シカゴ購買部協会景気指数

★今週の為替相場の焦点
・雇用統計を中心とした米国の経済指標
・8月5日の次回FOMCへの思惑
・欧州の金融機関の決算発表
・NY株式や原油を中心とした他の金融市場の動向
・信用不安やリスク回避の動向
・月末・月始要因や夏休み入り要因

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今日の重要指標			指標ランク	コンセン サス	前回 発表値
・7月月末最終日 ・ドイツ銀行第2四半期決算発表
08:00		英)GFK消費者信頼感調査	×	-37	-34
10:30		豪)小売売上高	◎	±0.0%	+0.7%
		↑・第2四半期小売売上高		-0.1%	-0.1%
		豪)貿易収支	◎	-1.00億	-9.65億
12:00		NZ)NBNZ企業信頼感	×	-	-38.7
14:00		日)住宅着工戸数	×	-17.8%	-6.5%
		日)建設工事受注	×	-	-25.2%
14:45		ス)消費者物価指数	○	+3.0%	+2.9%
15:00		英)ネーションワイド住宅価格	△	-1.0%	-0.9%
16:55		独)失業率	△	7.8%	7.8%
		↑・失業者数		-2.0万人	-3.8万人
18:00		欧)消費者物価指数【速報値】	◎	+4.1%	+4.0%
		欧)失業率	△	7.2%	7.2%
18:30		南ア)生産者物価指数	○	+17.0%	+16.4%
21:00		南ア)貿易収支	○	-50億	-17億
21:30		加)GDP	○	+0.2%	+0.4%
21:30		米)第2四半期GDP【速報値】	S	+2.3%	+1.0%
		↑・第2四半期GDPデフレーター【速報値】		+2.8%	+2.7%
		↑・第2四半期個人消費【速報値】		+1.7%	+1.1%
		↑・第2四半期コアPCE【速報値】		+2.0%	+2.3%
		米)新規失業保険申請件数	B	39.3万件	40.6万件
22:45		米)シカゴ購買部協会景気指数	A	49.0	49.6
要人発言予定
26:00		米)ポールソン：財務長官★講演【市場と経済】
■指標ランク について 米指標はSS→S→AA→A→BB→B→Cの7段階で表記 その他の指標は◎→○→△→×の4段階で表記 指標部分についての免罪 事項及びご利用上注意点

株高や指標の良い結果からドル買いも原油価格上昇などから上値は重い。 →先々週のFRB議長の議会証言及びFOMC議事録公表後から株高＆ドル高地合いに →原油価格や株式市場の動向に影響を受け日々上下に振られつつも、ドルは底堅くジリ高 明日に雇用統計を控え動きづらい。原油価格やNY株式市場に影響を受ける地合いが続きそうだ。

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明日に雇用統計を控え動きづらい。原油価格やNY株式市場に影響を受ける地合いが続きそうだ。

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