■RBA議事録をきっかけに豪ドル安が再燃
みなさん、こんにちは。
5月7日(火)のRBA(オーストラリア準備銀行[豪州の中央銀行])による金融政策決定会合がきっかけで、暴落を演じた豪ドル/米ドルですが、豪ドル/米ドルの0.9300ドルと、豪ドル/円の90円割れという節目まで急落した後、下落が一服。
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調整局面に入っていた豪ドルですが、再び下落基調が鮮明になってきました。
豪ドル/米ドルが動き出すのは、RBAのイベントの後が多いのですが、今回の豪ドルの下落を誘因したのも6月11日(火)に発表されたRBAの議事録でした。
この議事録での注目点は2つあります。
(1)インフレ見通しで若干の利下げ余地の可能性
今後のオーストラリアのCPI(消費者物価指数)と中国のGDPの結果にもよりますが、現時点ではRBAが8月に0.25%利下げすることが有力とみられています。
加えて、気になるのが下記の点。
(2)交易条件の悪化で豪ドルは一段と下落の可能性がある
このコメントが、「RBAは依然として、豪ドル/米ドルをもう一段、下に誘因しようとしている」との印象をマーケットに与え、調整基調にあった豪ドル/米ドルは、再び値を下げる展開になりました。
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■バーナンキFRB議長のタカ派発言で米ドル高へ
そして、今週(6月17日~)の最大のイベントであるFOMC(米連邦公開市場委員会)が、日本時間の6月20日(木)未明に行われました。
このところの新興国通貨の混乱と株の下落は、5月のバーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長のコメントがきっかけとなっていました。
そのため、事前予想では、バーナンキFRB議長は、「株と新興国通貨の混乱」を避けるため、ハト派なコメントをすると思われていました。
ただ、僕の信頼するヘッジファンドの友人の1人は…
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