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西原宏一の「ヘッジファンドの思惑」

アベノミクス第2章の2014年は緩やかな
円安相場となり、ドル/円は年末に115円へ

2013年12月26日(木)17:00公開 (2013年12月26日(木)17:00更新)
西原宏一

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■日経平均、米ドル/円ともに堅調に推移!

 みなさん、こんにちは。

 12月26日(木)から日本株は「来年渡し」となり、実質2014年相場へ。同時にNISA(ニーサ・少額投資非課税制度)の取り扱いが始まったこともあり、株は堅調に推移しています。

 本稿執筆時点での日経平均は、前日比145円高の1万6155円で堅調に推移。連れて、米ドル/円も104.86円まで到達しました。

日経平均 日足

(出所:株マップ.com

米ドル/円 1時間足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 1時間足

■2013年の米ドル/円は18円強の急騰劇に!

 2013年の米ドル/円相場を振り返ってみると、久しぶりに18円強もの急騰劇を演じ、久しぶりの大相場。

米ドル/円 週足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 週足

 アベノミクスをきっかけにしたこの円安の流れは、2014年も継続するでしょう。その要因としてはまず、貿易赤字が挙げられます。

 貿易赤字は、燃料輸入の高騰もあり、年間8~9兆円規模に達する見込み。加えて、今週(12月23日~)発表されたソフトバンクの買収案件などを筆頭に、企業の海外直接投資が活発化することも予想され、基本的に円安トレンドは来年も継続すると想定されます。

■円安は継続するが、一方的な円安相場は難しい

 ただ、2013年初頭に見られたような一方的な円安相場を想定するのは難しそうです。

 2013年は、黒田総裁による「異次元緩和でデフレ脱却」といった明快な円安要因があったため、それが米ドル/円の急上昇を誘引しましたが、その反動で円高局面も加速し、ボラティリティ(変動率)の高いマーケットとなりました。

【参考記事】
レジームチェンジでドル/円100円回復へ!黒田総裁の異次元緩和に日経平均も続伸(4月5日、西原宏一)
米ドル/円の100円は通過点!? 次なるターゲットの105円に向けて続伸中!(4月11日、西原宏一)

 2014年は、2013年のようなボラティリティの高いマーケットではなく、日米2年債利回り格差の拡大などを背景に、緩やかな円安相場となる公算が濃厚です。

米ドル/円のレジスタンスは107円、次が節目の110円。年間の上昇率としては2013年に劣りますが、2014年末には115円に向けて上昇するのではないでしょうか?

米ドル/円 月足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 月足

 対円と同じように、対豪ドルでも米ドル高は…


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