■ビットコイン急落のワケとは?
みなさん、こんにちは。
まず最初に、久しぶりにビットコインについて。
8月8日(水)、ビットコイン/米ドルは、7000ドル台から一気に6400ドル割れまで急落しました。
背景にあったのは、米SEC(証券取引委員会)にCBOE(シカゴ・オプション取引所)などが申請していたETFの認可判断を延期したことです。
当初、8月10日(金)に予定されていたこの発表は、「ETFriday」として期待を集め、ビットコインは買われていました。
しかし、ETFridayへの期待が剥落して、急落を誘ったようです。
米SECは、新たな日取りを9月30日(木)と発表しています。ここで気になるのが、日程の部分。
10月11日(木)には、インドネシア・バリでG20(20カ国・地域財務相・中央銀行総裁会議)が開催されます。
このG20までに、仮想通貨に対する国際基準を明確にするよう、FATF(マネ―ロンダリング対策などを行なう国際組織)は求めているようです。
国際的な枠組みが決まる直前に、米SECがETFを認可するかといわれると疑問が残ります。
今後、ビットコインは、9月30日(木)のETF期待で再び買われる可能性もありますが、認可への過剰な期待には警戒が必要です。
2018年初頭にビットコインが急落して8カ月ほど経過していますが、ビットコインが再び堅調に推移するには、まだ時間がかかりそうです。
前回のコラムで、ご紹介させていただいたように…
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