■米中貿易協議進展でリスク環境も徐々に好転へ
みなさん、こんにちは。
北京での協議では米中ともに「進展した」との認識を示したものの、詳細は明らかにはなっていない米中通商協議。
ただ、トランプ大統領によれば、協議は「極めて順調に進んでいる」とのこと。
こうした中、不透明感は残るものの「リスク環境」は徐々に好転し、米国株、日本株とも堅調な動き。
(出所:Bloomberg)
(出所:Bloomberg)
そして注目は、上海総合指数。
2018年は米国の攻勢の前に好転する見込みもなく、一方的に下落していた上海総合指数ですが、今年(2019年)は続伸しています。
(出所:Bloomberg)
■米中関係の好転報道で豪ドルは底堅く推移
そして、米中関係の好転の報道に呼応して、底堅く推移している「通貨」が豪ドルです。
豪ドルは、今年(2019年)1月3日(木)のフラッシュ・クラッシュでいきなり暴落。
【参考記事】
●フラッシュ・クラッシュで米ドル/円が暴落! 株の下落を伴えば、100円割れの可能性も!?(1月7日、西原宏一&大橋ひろこ)
豪ドル/円は70.64円、豪ドル/米ドルは0.6741ドルという極端な安値に到達しましたが、それ以降は、上海総合指数の上昇を横目に反発開始。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/円 日足)
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/米ドル 日足)
しかし、豪ドルは上海総合指数のように一方的に上昇しているわけではありません。
2月6日(水)のRBA(オーストラリア準備銀行[豪州の中央銀行])ロウ総裁の「金利見通しは均衡している」とのハト派コメントで、豪ドルは一時急反落。
【参考記事】
●利上げ予測が霧散した豪ドルは反落開始! 呼応して、米ドル/円もじわじわと下落か(2月7日、西原宏一)
ところが、現在の豪ドルは、上海総合指数の反発の影響力のほうが大きいようで、上昇を再開しています。
この豪ドルの反発を後押しした形に…
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