■イエレン新議長デビュー、早期利上げ観測で米ドル高・株安
みなさん、こんにちは。
3月20日(木)日本時間未明に、注目のイエレン新議長のデビュー戦となるFOMC(米連邦公開市場委員会)が開催されました。
会見においてイエレン新議長は、年内のQE3(量的緩和策第3弾)終了、その6カ月後に利上げ開始の可能性を示唆。
このコメントを受け、マーケットでは米ドル高が進行。
アメリカの利上げ開始時期は、グローバルマーケットにおいてきわめて重要な問題。
このコメントに関し、イエレン新議長の口がすべったという意見もあるのですが、これだけ重要な内容を軽々しく言うはずもありませんので、意図的なものではないかと推測しています。
ともあれ、アメリカの早期利上げ観測では、米ドル高になりますが、株安も伴います。
(出所:米国FXCM)
■米ドル/円は102円台後半へ上昇も、株安誘発で伸び悩む
この発表後、米ドル/円は一気に102.68円まで急騰しましたが、日足の一目均衡表のレジスタンスが密集している102円台ミドルで上げ渋り。
(リアルタイムチャートはこちら →FXチャート&レート:米ドル/円 1時間足)
ただ、前述のように株安も誘因し、日経平均は米ドル/円が102円台ミドルまで上昇しているにも関わらず、前日比で200円を超える下落となりました。
(出所:株マップ.com)
日経平均の反落により、米ドル/円も上げ渋る展開となっています。
米国の金利上昇は米ドル/円にポジティブなのですが、日経平均の下落は米ドル/円にとってネガティブであるため、米ドル/円の上昇は緩慢。
期末を控えて、米ドル/円は引き続き、101-104円のレンジ内での推移でしょうか?
一方、タカ派なイエレン新議長のコメントを受け、素直に通貨安が進行したのが…
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