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西原宏一_メルマガ取材記事
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陳満咲杜の「マーケットをズバリ裏読み」

米雇用統計が悪かったのにドル全面高は
なぜ再開?中国株はなぜバブルと言える?

2015年04月10日(金)16:47公開 (2015年04月10日(金)16:47更新)
陳満咲杜

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■悪い米雇用統計の影響は一時的、再び米ドル全面高へ

 今週(4月6日~)に入ってから、米ドル全体は強い。リンクした値動きで、米ドル/円の強さも確認されている。

 先週末(4月3日)の米雇用統計がもたらした米ドル全体の売り圧力が一掃され、先週(4月3日)のコラムで指摘したとおり、米ドル/円が深押しを避けたことで再度高値トライの気運が高まっているとみる。

【参考記事】
日銀追加緩和への思惑が消えない限り、米ドル/円は深押し回避、高値トライもある(2014年4月10日、陳満咲杜)

 テクニカルの視点では、ドルインデックスがすでにブル(上昇)トレンドへ復帰した公算は高い。下に掲載したチャートが示しているように、先週末(4月3日)の米雇用統計がもたらした影響は限定的だった。

ドルインデックス 日足(クリックで拡大)

(出所:米国FXCM

 先週末(4月3日)の米雇用統計を受け、ドルインデックスは急落したが、3月末の安値を更新できなかったことで底堅さを暗示。ドルインデックスは今週(4月6日~)に入ってから一貫して上昇し、3月31日(火)高値を更新したことで逆にダブルボトムといったフォーメーションの形成可能性を示唆。ブル基調の再開につながっていると思う。

■米ドル/円、ユーロ/米ドルも元のトレンドへ復帰

 米ドル/円も然り。基本的にドルインデックスとリンクした値動きだが、より強かったところをあえて指摘するならば、それは今週月曜(4月6日)の安値が先週末(4月3日)安値を下回らなかったところだと思う。

 その上、ドルインデックスに比べ、米ドル/円の方が、短期スパンにおいて「逆三尊(※)」のフォーメーションをより鮮明に描けたところも、テクニカル上、強気の解釈につながっているから、見逃せない。このあたりの詳説は、筆者のブログに書いてあるから、ここでは省く。

(※編集部注:「逆三尊」とはチャートのパターンの1つで、大底を示す典型的な形とされている。ヘッド&ショルダーズ・ボトムとも呼ばれる。また、「逆三尊」の逆で、天井を示す典型的な形が「三尊」(ヘッド&ショルダーズ))

米ドル/円 日足(クリックで拡大)

(出所:米国FXCM

 反面、ユーロ/米ドルは頭打ちのサインが、3月31日(火)安値の割り込みをもって点灯した模様。

 3月高値と今週4月6日(月)の高値が相俟って、トリプルトップのフォーメーションが成立しているから、ユーロはすでにベア(下落)トレンドを再開したとみるほうが無難であろう。当然のように、近々の安値更新も視野に入る。

ユーロ/米ドル 日足(クリックで拡大)

(出所:米国FXCM

 ところで、先週末(4月3日)の米雇用統計…

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