

青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
・2025年06月27日配信号のサンプル
(西原宏一のトレード戦略指令!)
おはようございます。
本日は、6月27日。
はやいもので、今月も残り2営業日となりました。
振り返ってみれば、Bloomberg ドルインデックスは6カ月連続の下落となりそうです。
昨晩、ユーロドルは1.1744、ポンドドルは1.3771、 ドルスイスは0.7978と年初来でドル最安値を更新しているので、当然ドルインデックスは続落してます。
結局、今回の中東紛争は、一時的にドル高になっただけで、ドル安トレンドは変わらず。
一方、こうした中で、ドル安トレンドの足を引っ張っているのがドル円。
ドル円の年初来安値は139.89円。
現在、144.50円で推移しており、前述の3通貨に対してドル円は大きくドル安に乗り遅れています。
このドル円が主要通貨のドル安トレンドに追いついてくるようですと、
ドル安トレンドにはずみがつくのですが、ドル円が下げ渋るようだと他通貨での
ドル安のspeedも緩慢となります。(この場合クロス円のlongにシフトする必要がでます。)
このあたりを月末に向けての本日の動きで明確になればいいのですが。
現時点では、欧州通貨主導でドル安が進むとして、
ユーロドルとドルスイスでのドルshortをkeepしたまま。
では、本日もよろしくお願いします。
・2025年06月19日配信号のサンプル
<読者からのご質問と回答>(今週の戦略会議&読者からの質問)
西原様
久しぶりに数カ月ほど購読しています。
以前より洗練されて落ち着いて読める気がします。
上から目線的文章になってしまっていますがw
質問ですが、原油はロングにされないのでしょうか?
スイスロングにするなら原油ロングの方が手っ取り早い気がするのですが。
<お答え>
お疲れ様です。
Q>西原様
久しぶりに数カ月ほど購読しています。
以前より洗練されて落ち着いて読める気がします。
上から目線的文章になってしまっていますがw
A>Welcome back.
上から目線にならないように気をつけます!
Q>質問ですが、原油はロングにされないのでしょうか?
スイスロングにするなら原油ロングの方が手っ取り早い気がするのですが。
A>原油をやらないのは個人的な理由です。
もう随分前の話ですが、NYでヘッジファンドを立ち上げた友人がいます。
volatilityが低い為替ではなく、原油の取引で大儲けしてNishiも原油やりなよと勧められました。
ただその数年後、原油が暴落して、流動性の低い原油マーケットでその友人は逃げ切れずfundを閉鎖してしまいました。
今となっては仮想通貨という流動性の低い商品もありますが基本原油は流動性が低く、volatilityは凄まじいものがあります。
最近FXはvolatilityが低いので、利益確定が難しいという意見も多いのですがトレードで最も重要なのが損切りです。
どれだけ数年儲けていようが、損切りしようにも流動性が低いため、逃げ切れなければすべてふっとばしてしまいます。
FXでの逃げ切れないは、損を確定してしまうのがいやで逃げ遅れるということが多いのですが、原油のように流動性が低く、逃げようと思っても逃げれないのは恐怖相場となります。
そうした友人の記憶があるため、僕は基本原油はやりません。
ご参考までに。
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