

青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
・2025年05月30日配信号のサンプル
(西原宏一のトレード戦略指令!)
ドル円を143.55円、スイス円を174.97円でいったんスクエアにしました。
0.3のドルスイスのshortのみ。
・2025年05月19日配信号のサンプル
<読者からのご質問と回答>(今週の戦略会議&読者からの質問)
西原様
5/15 8:55のドル安観測のメールの件でご質問させてください。
韓国の為替のニュースが出て、火消しのヘッドラインが出た時に仰る通り本当に巧妙だなと思いました。
(ソースも関係筋と曖昧でしたし)
本来為替協議では何をマスコミに出すのか、出さないのか握ると思うのですが、韓国のニュースは事後で何故このような形で出てきたのでしょう?
先日の台湾の件もあり、敢えて出すことで市場がどのように反応するのか探っているフェーズという感じなのですかね。
トランプさんはトリプル安は嫌うことはマーケットは理解したと思うのですが、今後どのようなタイミング、状況であれば明らかにドル安容認スタンスを見せてくるのでしょうか。
(exEUとの合意後等)
それともイメージとしては昨日のNY市場みたく株価まちまち、債券高、小幅なドル安の中でゆるやかにドル安が進むのでしょうか。
<お答え>
お疲れ様です。
配信でもふれましたが、対米国で貿易黒字である台湾ドルや韓国ウオンに対しては、ある程度はっきりと通貨高圧力をかけているんだと考えています。
しかし報道では「関税交渉に通貨を使うことはない」というコメントをすると思います。
(同じロジックで貿易黒字である日本円やユーロの急騰を誘引するため)
言い換えれば、(主要通貨に対して大きな影響がなければ)、新興国で貿易黒字の大きい通貨は明確に通貨高を誘引したいのだと思います。
一方、主要通貨で貿易黒字の大きい通貨である円について、ベッセント財務長官はもともと「日銀の金利正常化に伴って、ドル安、円高に進むのが自然」と繰り返しいっていますので、円高の流れは変わらないと考えます。
ただ対台湾ドルでも対韓国ウオンでも、ドル安を望むと発言すると新興国だけでなく対主要通貨でも急激なドル安を誘引し、それが米国のトリプル安を引き起こしてしまいます。
つまり、全般的には、ドル安誘導、しかし対新興国通貨と対主要通貨でのコメントをわけているんだと思っています。
ただ政府がなにも誘導しなくても、米国債の格下げ報道があるように、ドルはじわじわと劣化していくと考えています。
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