ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

田向宏行
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

アップルは予想下回りリスクオフへ
米GDPで意外に円買の戻しも?

2012年10月26日(金)17:31公開 (2012年10月26日(金)17:31更新)
持田有紀子

【副業FXで勝つためのメルマガ】田向宏行さんのFXメルマガは儲かるのか? ダウ理論の転換トレードで検証したらこうなった!

 連日、欧米の株価は安値模索を続けている。やはり決算発表の内容が期待に添わないものが並んでしまって、先週はハイテクを中心に、今週に入ってはエネルギーや小売など全般に調整の動きが広がっている。米国株においては多少、切り返す局面があっても、大きなショートカバーにはつながらず、戻りは確実に売っておけというようなベア相場入りしたようにも見受けられる。

 その中で検討しているのが日本株だ。日本株だけは外部環境がどうあろうとも、ひたすらに高いままだ。欧米の株価がQE3後の上昇分をすべて吐き出して、2カ月ぶりの安値圏に迫ろうとしているのに、日経先物だけは9000円台を維持している。明らかに割高感がつのっているのだが、その要因のひとつは来週30日の日銀会合で追加緩和が行われるだろうという観測だろう。

 当初は20兆円の買い入れ枠の増額がささやかれていたが、今となっては10兆円規模で落ち着いているようだ。政府の方から外堀を埋められた格好で、日銀としては今さら何もやらないわけにもいかないだろうという図式。それによる効果がてきめんに出ているのは円相場であって、ドル円やユーロ円ともになかなかに底堅い。海外市場で株価の下落が起こってリスク回避が急がれる局面でも、急激に円高に向かうことは少なくなってきている。

 昨日の海外市場でも同じような状況でスタートした。日本株は期待で高く、日経先物はナイトセッションで9130円まで上げている。ここまで来ると8月のサマーラリー時の9250円高値が意識されるレベルだ。そうした株高につれて欧州株もやや値を戻し、グローベックスでの米国株も前日の終値からは大きく切り返した。

 イギリスのGDPが予想よりも良かったことで、欧州通貨が買われ、ポンドの上昇にともなってユーロも買われた。ユーロドルは1.30台にまで戻しきり、ユーロ円も高い。しかしポンドの方が強いので、ユーロポンドは下がっている。前日にユーロポンドが大幅安をしたので、その流れがいっそう強まったとも言える。

 ここまで株価が上がってきても、先週からのパターンだと思うと、ニューヨーク時間ではまた下がり始めるんじゃないかと思った。すでに高いのだから、ここから落ちる余地は大きい。米国株の下げには奇妙なコンフィデンスが出始めている。

 ドル円は80円台に乗せてきて、あまり下がるようにも思わないので、売るならばユーロ円だ。ちょうどレベルも104円台なので売りやすい。104.11で売っていったが、夕方の高値が104.41だったのでロスカットは104.45で設定。もしも今日に限って米国株が高値追いのままクローズを迎えるのならば、私のクロス円ショートも死んでしまうだろう。

 米国株がスタートしたが、大幅上昇のままで始まった。引け後にはアップルの決算発表もあるので、それに向けた期待もあるのだろう。しかし変化の景気は住宅予約の数字だった。プラス0.3%であって予想を下回ったのは事実だが、それほど取り立てて反応すべきほどのことでもない。

 それでもマーケットのほうがどこかでリスク回避の場所を探していたのだろう。それから米国株は下落に向かい、ユーロ円もツラレ安。自分の想定外ではあったが、ドル円が一時的に80円ちょうども割り込んでいる。ドル円がすぐに80円台に戻したので、それを理由に私もユーロ円を103.66で買い戻した。

 私は早起きしてアップル決算で勝負をしようと思っていたのだが、夜中に取引に専念してしまったので、お寝坊した。アップルはアナリスト予想を下回り、グローベックスでの米国株はそれまでの安値を割り込んできた。ユーロ円も値を下げたが、私が見ていた夜中のセッションの安値を下回っていない。ドル円は完全に戻ってしまっている。

 今晩はアメリカのGDPだ。予想ではプラス1.8%だが、すでにかなりの減速を織り込んでいるようにも見える。プラス1.3%とかでないと、「悪い」ということで反応しきれないだろう。それよりも今夜も注目はアメリカ株の動向だ。企業決算も一段落して、結局は安いレベルで張り付いている。これがさらに下押しするのかどうか。必要以上に円売りがなされているので、円の買い戻しというポジション調整が強まる可能性が高い。

日本時間 17時20分
 


取引コストで比べる スワップポイントで比べる
キャンペーンで比べる 人気ランキングで比べる
最低取引単位で比べる FX会社比較トップページへ
◆ザイFX!読者が選んだFX会社はココ!(総合ランキング)
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定 0.3pips原則固定 1000通貨 20ペア
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】
機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】
■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼
GMOクリック証券「FXネオ」の公式サイトはこちら
【総合2位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時・例外あり)
0.3pips原則固定
(9-27時・例外あり)
1000通貨 30ペア
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】
業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】
■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の公式サイトはこちら
【総合3位】 楽天証券「楽天FX」
楽天証券「楽天FX」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定 0.4pips原則固定 1000通貨 28ペア
【楽天証券「楽天FX」のおすすめポイント】
業界上位水準のスプレッドと、株取引で培ったノウハウが活かされた、取引環境の良さが魅力のFX口座です。取引量に応じて楽天ポイントが貯まるので、楽天グループのサービスをよく利用する人にもおすすめ。また、楽天証券には大手ネット証券で唯一の、MT4を使うFX口座「楽天MT4」もあります。
【楽天証券「楽天FX」の関連記事】
■楽天証券「楽天FX」の特徴やスプレッド、スワップポイント、取り扱い通貨ペア数などを紹介!
▼楽天証券「楽天FX」▼
楽天証券「楽天FX」の公式サイトはこちら
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年4月1日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報は各社の公式サイトなどで確認してください

総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!

GMO外貨[外貨ex]
人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
メキシコペソ比較 トレーディングビュー記事 田向宏行
メキシコペソ比較 トレーディングビュー記事 田向宏行
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る