ギリシャ情勢の悪化により、ユーロ圏の首脳が集まり、現地時間10月19日(水)夜にフランクフルトで準備会合が開催されました。EFSFをめぐって意見調整がなされたようで、サルコジ仏大統領もこの会合に出席するため、急きょドイツ入りしました。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 1時間足)
10月23日(日)の首脳会談に向けて、動きが慌ただしくなってきました。
それに呼応して、今週のユーロ/米ドルはさまざまな「ヘッドラインリスク(※)」に振り回され、どちらのサイドにブレイクするわけでもなく、1.3600~1.4000ドルのレンジの中で乱高下しています。
(※編集部注:「ヘッドラインリスク」は、ベンダーニュースなどで流れる1行ニュースによって、相場が乱高下するリスクのこと)
■今週末、10月23日(日)のEU首脳会議に注目!
いよいよ今週末に、注目のEU首脳会議が開催されます。
それが具体策を伴わないものであれば、マーケットが混乱することは確実でしょう。そのため、ある程度の具体策が提示されると想定されています。
ただ、ユーロを取り巻く悪材料は山積みされていて、その解決に向けて、長期戦の様相を呈しています。
ヘッジファンドの友人たちは、先週、ユーロ絡みのショートポジションを縮小した後は、大きな動きはないようです。
EU首脳会議に向けて「ヘッドラインリスク」が高まっているため、無用なリスクを避けているようです。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 日足)
先週のコラムでもご紹介したとおり、テクニカル的には、ユーロ/米ドルは1.4000ドル近辺で戻り高値となってくれれば、トレードがしやすいです。ただ、それは今週末のEU首脳会議の結果に左右されそうです。
今週末、10月23日(日)のEU首脳会議に注目しましょう。
【ザイFX!編集部からのお知らせ】
ザイFX!で人気の西原宏一さんと、ザイFX!編集部がお届けする有料メルマガ、それが「トレード戦略指令!(月額:6600円・税込)」です。
「トレード戦略指令!」は10日間の無料体験期間がありますので、初心者にもわかりやすいタイムリーな為替予想をはじめ、実践的な売買アドバイスやチャートによる相場分析などを、ぜひ体験してください。
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)