■米国経済は改善傾向にある!
みなさん、こんにちは。
引き続き、米国経済は改善傾向にあります。
2013年3月8日(金)の米雇用統計、3月13日(水)の小売売上高と、立て続けに米国景気の改善を示す数字が報道され、米国株は連日、高値を更新しています。
(出所:米国FXCM)
これに呼応して、米ドルは堅調に推移。
しかし、マーケットではクロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)やユーロクロス(ユーロと米ドル以外の通貨との通貨ペア)の取引が活発なため、各通貨間で米ドル高の動きは大きく違っています。
これまで米ドル高を牽引してきたのが、米ドル/円と英ポンド/米ドルです。
【参考記事】
●円の次は英ポンドがターゲットか!? 英ポンド/米ドルは長いレンジを下抜け!(2013年2月21日、西原宏一)
●ソロスはこの円安で約930億円の儲け! 米ドル/円の調整は押し目買いの好機!(2013年2月14日、西原宏一)
■対ユーロでは米ドル高、対豪ドルでは米ドル安
米ドル/円の続伸が、ユーロ/円の上昇を誘因し、ユーロ/米ドルの下値をサポートしています。
(リアルタイムチャートはこちら →FXチャート&レート:4時間足)
加えて、ユーロ/英ポンドの上昇もユーロ/米ドルをサポートしており、ユーロ/米ドルは上値は重いものの、長らく1.3000ドル近辺でこう着状態となっていました。
(リアルタイムチャートはこちら →FXチャート&レート:ユーロvs世界の通貨 4時間足)
今週(3月11日~)に入って、米ドル/円と英ポンド/米ドルが調整局面に入ってきたため、タイムラグを伴って、ようやくユーロ/米ドルが1.29ドル台前半まで軟化してきました。
(リアルタイムチャートはこちら →FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 1時間足)
一方、株高ということもあり、リスクアセット通貨である豪ドルは急騰しており、こちらでは米ドル安が大きく進んでいる展開。
(リアルタイムチャートはこちら →FXチャート&レート:豪ドル/米ドル 4時間足)
このように、一言で言えば「米国経済好調=米ドル高」と言えるのですが、取引する通貨ペアを間違えないようにしたいところです。
前述のように、2013年に入って米ドル高を牽引してきたのが…
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