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西原宏一_メルマガ取材記事
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陳満咲杜の「マーケットをズバリ裏読み」

米国株の過熱感はリーマン前と同レベル!
今後、「トランプ大恐慌」が来る可能性大!

2016年12月13日(火)19:18公開 (2016年12月13日(火)19:18更新)
陳満咲杜

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■ドルインデックスと米ドル/円の違いが鮮明に!

 米ドル高の基調は維持されているものの、ドルインデックスを見た場合と米ドル/円を見た場合の違いが鮮明になってきた。

 ドルインデックスは、11月24日(木)につけた高値102.05をいまだに突破できずにいるが、米ドル/円の方は昨日(12月12日)、116.12円まで高値を更新している。 

ドルインデックス 日足
ドルインデックス 日足

 

(出所:Bloomberg)

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足

 いわゆる「トランプ・ラリー」が足元でも続いており、NYダウはつい昨日(12月12日)、15回目の史上最高値更新を果たした。 

NYダウ 日足
NYダウ 日足

(出所:Bloomberg)

 当然のように、15回目とは、トランプ氏が当選した11月9日(木)からの計算で、米ドル/円の上昇は、このような背景とリンクしているから、昨日(12月12日)の116円の節目打診があっても当然のものとみなされる。

 なにしろ、リスクオン・オフに敏感な米ドル/円が、米国株のパフォーマンスと緊密な相関性をもつことは、市場関係者なら、誰でも知っているはずだからだ。

■最近の米ドル/円は米国株次第

 しかし、米ドル全体でみると、前述のように、ドルインデックスは米国株のパフォーマンスと相違し、「意外」にも11月後半から足踏みの状態が続いている。

 となると、米ドル全面高と言いながら、米ドル/円の急伸は、やはり、米ドルが強いのみではなく、円が弱いことに起因している側面が大きいのではないだろうか。円の強弱がリスクオン・オフに依存しているなら、米ドル全体の話よりも、米国株の動向を探ったほうが結論は出やすいかと思う。要するに、最近の米ドル/円は米国株次第である。

 昨日(12月12日)こそ、米国株主要三指数はまちまちだったが、先週(12月5日~)の5営業日はそろって毎日上昇していた。

NYダウ 日足
NYダウ 日足

(出所:Bloomberg)

ナスダック 日足
ナスダック 日足

(出所:Bloomberg) 

S&P500 日足
S&P500 日足

(出所:Bloomberg)

 これは2011年9月以来の出来事で、米国株のオーバーボートが「トランプ・ラリー」の加速でさらに深刻化し、また、危険な水準に来ていると思われる。

 株式市場の過熱感を測るにはさまざまな指標があるが… 

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