

青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
・2025年07月30日配信号のサンプル
(西原宏一のトレード戦略指令!)
おはようございます。
本日はFOMCを控えています。
金利先物市場での利下げ織り込み度はわずか3.1%。
つまりコンセンサスは据え置き。
関税交渉ですが、米中は「関税停止期間延長の協議継続」で合意したようです。
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米国と中国は関税導入の停止期限を延長する条件を巡り協議を継続すると、ベッセント米財務長官が説明した。トランプ大統領が最終判断を下すという。ベッセント氏は、残る問題について30日にトランプ氏に報告すると明らかにした。ベッセント氏は期限をさらに90日間延長するのも一つの選択肢だとしている。
Bloomberg
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一方、気になるのは、調整相場入りが濃厚なユーロドル。
この調整は米とEUの関税合意が欧州にとって「服従を選択」と批判の声が上がっていることがきっかけですが、(繰り返しになりますが)ECB当局のユーロ高牽制コメントも効いています。
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1.20ドルまでのユーロ高見過ごせる、それ以上は複雑=ECB副総裁(7月1日)
欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は1日、対ドルで1.20ドルまでのユーロ高は無視できるが、それ以上の水準は複雑になるとの見方を示した。ブルームバーグTVのインタビューで「1.17ドル、1.20ドルでさえ、見過ごすことができない水準ではない」と指摘。「それ以上になると、かなり複雑になる」と述べた。
また追加利下げは「経済を助けることにはならない」とし、貿易やその他の政策に関する確実性が必要だと語った。
(出所:ロイター)
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ユーロドルのテクニカルをチェックすると調整に見えますが、それはまだ日足程度。
ドイツがgame chageしている中、ユーロドルが再びparity を目指すとは思えませんので
あくまでも調整だと考えています。
相場はメイントレンドを取るのは簡単ですが、調整でのトレードは難しいので
ユーロドルは様子見。
ドル円の少額のlongと日経先物のlong.
では本日もよろしくお願いします。
・2025年07月25日配信号のサンプル
<読者からのご質問と回答>(今週の戦略会議&読者からの質問)
いつも配信ありがとうございます。
ユーロ円のロング推奨されてますが、2024年7月12日に日銀が対ユーロでレートチェックとの日経の記事がありました。
当時のレートは175円半ば、だったようですがその辺は、そろそろ警戒すべきと
考えておくべきでしょうか?
<お答え>
お疲れ様です。
EURUSDに関しては、配信の通り、1.2000を超えてくるとECBがユーロ高牽制コメントをしてくると考えています。
ただそれに関しても、まだspeed調整のコメントだと考えています。
では、ユーロ円はどうか?
今現在、トランプ政権との関係で、とても円買い介入をするような環境にないと想定しています。
ユーロ円が175円を超えてくる段階では多少警戒しますが、たとえば、日銀やECBが介入してくるようなことは考えにくい。
ただ問題はそのspeed.
175円を超えてきて一気に180円に近づくようなことがあれば。実弾ではなく、介入警戒感が高まってくると一時的に急落する可能性もあると想定しています。
問題は水準ではなく、円安のspeedでしょうか?
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