自由億間近のスゴ腕トレーダーが見ているチャートとは?
「チャートを見るときはIG証券ですね」
そう教えてくれたのは、先月取材した「自由億」(=10億円)も間近なトレーダーだった。FXトレーダーの使うチャートって、ほぼ「MT4(メタトレーダー4)一択」だった印象。ちょっと意外な感じがしたのだが――。
さわってみたら納得!IG証券のツールはたしかに使いやすいのだ。
【作成日時:2018年6月14日→最終確認・更新日:2018年7月2日】
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じつはIG証券ではツールを全面リニューアルしたばかり。それも10年ぶりの全面的な刷新だ。
そのウリは「HTML5」の採用。ピンとこない人も多いだろうが、ウェブ記述言語の新しいバージョンだ。今はまだ1世代前の「HTML4」が主流だけど、IG証券ではいち早く「HTML5」を取り入れた新取引システムを構築したのだ。
「FX×HTML5」で生まれたもの
HTML5の採用はジワジワ増えているようで、最近ではニコニコ生放送がHTML5へ移行したし、ゲームで採用されることも増えている様子。動画やアニメーションとの親和性の高さが特徴のひとつだそう。
では、「FX×HTML5」で何が生まれるのか。IG証券の新取引システムをさわってすぐに感じるのはレスポンスの速さだ。
ウェブベースの取引ツールって、クリックしてから反応があるまでちょっとした時差を感じることが多かった。とくにチャートの足を切り替えたりすると数秒待たされたりして、ストレスを感じたりもした。
でも、IG証券の新取引システムでは、チャートの足を切り替えると瞬時に切り替わるし、テクニカル指標を追加してもすぐに表示される。発注や銘柄検索、取引履歴の表示など、あらゆる操作がスムーズに行える印象だ。これなら読み込み待ち、表示待ちのストレスから開放されそう!
(出所:IG証券)
無限のレイアウト登録でチャートを逃さずチェック!
もうひとつ注目したいのが、「マイページ機能」。チャートやポジション状況、発注画面などを自分の好きなようにレイアウトして、保存できる機能だ。
オーソドックスな使い方は、米ドル/円のチャートを週足、日足、4時間足、1時間足といったようにマルチタイムで同時に表示して、「米ドル/円トレード用」なんて名前をつけてマイページに保存しておくやり方。
もちろん、保有ポジション一覧や発注画面も同時に表示できるから、「今は米ドル/円のスキャル!」というときには、このマイページを開けばいい。
また、5月にはトルコリラやブラジルレアル、メキシコペソなどの新興国通貨が暴落する場面があった。そんなときはチャートを開いておきたい、でも、あまりたくさんチャートを開くと、ウィンドウやタブが増えすぎて、「あのチャートどこだっけ?」、「せっかくラインを引いたチャート、消しちゃった……」なんて「FX取引ツールあるある」が発生する。
でも、IG証券の新取引システムなら「新興国通貨監視用」なんてマイページを作っておけば、ゴチャゴチャすることなく整理でき、見たいときにスッと開ける。マイページの登録数に制限はないようだから、遠慮なく登録していこう。
(出所:IG証券)
(出所:IG証券)
HTML5ならではか。未曾有の「1秒足チャート」が!
IG証券の新取引システム、今度はチャートを見ていこう。個人的にいちばん心惹かれたのは、このチャートの部分だ。
驚いたのは未曾有の「1秒足」が表示できること。1秒足、つまり1秒間の値動きで1本のローソク足を描くチャートだ。普通だといちばん短い足でも1分足。その次は折れ線グラフの「tick」チャートになってしまうツールがほとんどだろう。
1分足でも頻繁に足が描かれるが、1秒足の忙しさはその比じゃない。次々に新しい足が描かれる様を見ていると、「あっ、HTML5だと、こういうことができるんだ!」と実感できたりもする。
(出所:IG証券)
1秒足なんて必要あるの?と思うかもしれないが、見ているとスキャルピングのヒントがありそう。同じ20銭の上昇でも「ジリジリ買われる」のと、「一気に買われる」のでは、その後の予想も変わる。1分足だとつかみきれない様子も1秒足には痕跡がはっきり残される。
(出所:IG証券)
とくに節目のブレイク間際での攻防の様子が仔細にわかるし、9時55分の仲値や夕方の欧州勢参入など節目の時間の動きもつかみやすい印象。チャートの基準となる価格は買値・売値・中値から選択できるため、ブレイク時の攻防などを研究したい人には便利なはず。
(出所:IG証券)
描画の速さやレスポンスのよさは先ほど触れたとおりだけど、これって文章で伝えるのが難しい部分でもある。新取引システムはデモ口座ですぐに試せるので、ぜひ実際にさわってみてほしい。
流行の兆し、「ギャン系」描画ツールも搭載!
もちろん1秒足以外にも月足から週足、日足、4時間足など通常の足もそろっているし、3時間足や3分足、2分足といったあまり見かけないチャートも表示可能だ
それにそれぞれのチャートは拡大・縮小の自由度も高い。日足なら2年半ほどを1画面に表示できる。長期間でのパターン分析やオシレーターの天底を見極めたいときには便利だ。
それにテクニカル指標の豊富さも特徴のひとつ。26種類のテクニカル指標が表示できるから、一般的に使われるものは網羅されているし、初めて聞くような指標もチラホラ……。このツールをきっかけにして勉強してみるのもよさそうだ。
IG証券の新取引システムのチャートに 搭載されているテクニカル指標 |
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移動平均 | モメンタム | RSI | 出来高 |
指数平滑移動平均(EMA) | マネーフロー インデックス |
加重移動平均 (WMA) |
KDJ |
一目均衡表 | ピボット・ポイント | ケルトナー・チャネル | ドンチャン・ チャネル |
MACD | 変化率 | パラボリックSAR | ディレクショナル・ ムーブメント |
ボリンジャー・バンド | 標準偏差 | デトレンディッド・ プライス・ オシレーター |
商品チャネル 指数 |
ストキャスティクス | ウィリアムズ%R | チャイキン・ ボラティリティ |
オーサム・ オシレーター |
アルーン | アベレージ・トゥルー レンジ(ATR) |
豊富なのは描画系ツールも同様だ。フィボナッチ系はもちろん、エリオット波動をチャートに描いたり、ツイッター上などで流行の兆しがあるギャン系のツールもギャンファンとギャンラインが描画可能だ。
IG証券の新取引システムのチャートに 搭載されている描画ツール |
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矢印 | 水平線 | フィボナッチ・ リトレースメント |
レクタングル |
チャネル | オーバル | フィボナッチ・ エクステンション |
テキスト |
エリオット波動 (1波、2波、3波、4波、5波) |
ピッチフォーク | ギャン・ファン | トレンドライン |
エリオット波動 (A波、B波、C波) |
ポイントライン | ギャンライン | トライアングル |
ヘッド・アンド・ ショルダー |
垂直線 |
描画したラインや図形が足を切り替えても消えることなく、ちゃんと残ってくれるのも安心な点だろう。
(出所:IG証券)
チャートと発注機能の連携も細やか。ワンクリック注文も!
チャートと発注機能の連携も、新取引システムの見どころのひとつだ。
チャートを表示させると、常に右上に発注画面が表示される。買いか売りのボタンを押すと、ロット数はもちろん、指値(利益確定)と逆指値(損切り)をpips差で入力可能だ。また、設定しておくと、一度発注したpips差を記憶し、次回からは自動的に入力してくれる。
より短期でトレードしたい人は画面右上の「ワンクリック」のボタンをオンにしておこう。そうするとチャート上の発注画面にロット数の入力画面も表示され、あらかじめロット数を入力しておけば、ワンクリックで発注が可能だ。
ポジションを保有するとチャート上に情報が表示され、そこから決済することも可能だ。また、指値や逆指値を入れた位置もラインで示され、ドラッグすることで簡単に発注レートを変更できる。
外資系FX会社のツールって、独特のクセがあって使いにくさを感じることもあるが、IG証券の新取引システムは細かいところまで配慮が行き届いている。初心者でも上級者でも違和感を覚えず、スムーズに利用できるはずだ。
(出所:IG証券)
1万5000銘柄を1ツールで監視&取引!
ザイFX!の連載陣を見ると、西原宏一さんのようにNYダウや日経平均といった株価指数、WTI原油や金(ゴールド)などのコモディティ(商品)市場を分析のヒントとして使う人も多い。
さらに一歩進んで。「為替をメインとしながらも株価指数でチャンスがありそうならポジションを持つ」なんてこともあるようだ。「どうせ監視しているなら、取引もしちゃおう」という発想だ。
そんなとき、IG証券は便利に使える。IG証券では、FXだけでなくCFDも扱っており、株価指数からコモディティ、個別株、ETF、それに主要国の債券先物まで1万5000種類以上の銘柄が取引できる。
アメリカの株価指数、原油や金などのコモディティは為替の先行きを予想するのに重要な材料だから、FXをトレードするときにもチェックしておく必要がある。
それに、為替市場はときには思いもよらぬ銘柄に反応することがある。5月にはイタリアの政変からイタリア国債が売られ、為替市場ではリスクオフの円高が進んだ。イタリア国債って日頃は監視対象外だろうし、そもそも監視しようにも「あそこで表示できるよね」ってすぐに出てくる人も少ないのでは。
でも、IG証券なら大丈夫。イタリア国債先物のチャートだって同じ取引ツールの中で表示できる。
(出所:IG証券)
ただ、ちょっと残念なのは口座の切り替えが必要なこと。日本の規制でFXとCFDを同一環境で取引することはできないようなのだ。
ただ、そうした不便さもIG証券の新取引システムでは最低限のストレスで済む用になっている。右上のプルダウンメニューから取引したい市場を選べばワンクリックで口座が切り替えられるから、「米国株って今どうなってる?」と思ったら、スムーズに口座を切り替え可能だ。
取引対象が違っても取引ツールの操作はまったく同じ。IG証券の口座があれば、為替も株もコモディティも債券もすべてを1ツールで監視、取引できるのだ。
(出所:IG証券)
FXに欠かせない情報ツール「ツイッター」も取引画面内に表示
さまざまな市場を1ツールで取引できるのがIG証券の魅力だけど、でも、時間には限りがある。
「主要通貨ペアをチェックするだけでも大変なのに、さらに株価も原油も……ムリムリ」と感じる人もいるかもしれないが、そんなときに便利なのがツイッターだ。
ツイッターって以前は「コミュニケーションツール」の側面が強かったけれど、今や投資に欠かせない「情報ツール」でもある。経済指標の結果がいち早くツイートされたり、大きく動いた市場の情報が流れてきたり、情報を入手するのにとても便利な存在だ。
IG証券の新取引システムでは右側にツイッターのタイムラインを表示できる。ブルームバーグやロイター、日本経済新聞など主要メディアのツイートをいつも横目で見ながらチャートをチェックできるから、「気づかぬうちに大ニュースが出てるじゃん!?」なんて心配もなさそう。
しかも、このタイムライン、なんとザイFX!のツイートも流れてくる! 身内贔屓ではないけれど、ザイFX!のツイッターでは速報ニュースや市況概要のほか、大口のオーダー情報も流れてくる。大口のストップ(逆指値)が入っている位置はターゲットになりやすかったりするから、とても便利に使えるのだ。
(出所:IG証券)
大口ロットでも0.6銭原則固定で「ノーリミット」
最後にIG証券のスペックについても確認しておこう。IG証券のスプレッドは米ドル/円が0.3銭(原則固定、例外あり)。業界最狭水準となる。
また、注目したいのが、100ロット(100万ドル)以上の大口注文でもスプレッドが原則0.6銭(原則固定、例外あり)に固定されること。大口トレーダーは1ショットでの発注量上限や1日の取引量制限に悩まされることも多いが、IG証券の「米ドル/円(大口)」ではそうした心配から開放され、0.6銭で取引できる。
少額の人には関係のない話に感じるかもしれないけれど、そうでもない。大ロットの注文を受けられるのは、それだけ強力なリスク管理体制があることの裏返しでもあるのだ。
今まではIG証券といえば、「やたら銘柄数の多い会社だよね」というイメージだった人も多いかも。でも、新取引システムの登場で「銘柄数が多くて、ツールが使いやすい会社」とイメージが一変するかも。
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約100種類の豊富な取り扱い通貨ペア数と世界標準の取引ツールが魅力 | ||||
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IG証券の主なスペック | ||||
最低取引単位 | 通貨ペア数 | スプレッド | ||
米ドル/円 | ユーロ/米ドル | ユーロ/円 | ||
1万通貨 | 98ペア | - | - | - |
※相場状況により、配信スプレッドの公表を休止中。実勢レートは取引ツールから確認できます | ||||
IG証券のおすすめポイント | ||||
IG証券は世界で36万人以上のアクティブユーザー数を誇る、英国に本拠地を置くIGグループの証券会社。約100種類の豊富な通貨ペアを取り扱っているFXのほか、CFDやノックアウトオプションなども人気で、IG証券全体で取引できる銘柄は実に1万7000銘柄以上と非常に豊富です。自動売買に対応した高機能チャートツール「ProRealTime」が使えたり、心理学的見地からトレーダーにアプローチするコンテンツを提供していたりと、国内系とは一味違うサービスを味わえるのも魅力です。 | ||||
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※この表は2024年11月5日時点のデータに自動で更新されているため、本記事の公開時の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、IG証券の公式サイトなどで確認してください |
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(編集担当:ザイFX!編集部・庄司正高)
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