みなさん、こんにちは、葉那子です。
今回から始まったこのコラムでは、私が“本気でFXトレーダーを目指す”にあたって、FXのプロの方や個人のFXトレーダーの諸先輩方のところへうかがい、FX道を極めるためのお話を毎回聞き出し、実践していきます!
また、この連載では、私がカメラ片手に取材にうかがい、その様子も動画でアップしていきます。
新しい試みということで、まだ不慣れなところがあるとは思いますが、この企画を通して私自身もトレーダーとして成長していきたいと思っていますので、どうぞおつきあいください。
そんな新企画第1回目の取材を受けてくださったのは、ザイFX!でも毎週木曜日に「ヘッジファンドの思惑」というコラムを執筆されている西原宏一さんです。
ラジオ、雑誌、セミナーなどにも数多くご出演されている方なので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
元インターバンクディーラーの西原さんですが、現在では個人トレーダーとしてもトレードをされていて、ご自身が発行するメルマガも大人気。
そんな西原さんとは、以前セミナーやラジオでごいっしょさせていただいたことがあるのですが、今回は改めてトレードに関するお話をじっくりうかがうことができました。
「損を引きずる人は、向いていない」
Q1 どういう人が「トレーダーに向いていない」ですか?
どういう人が向いているか、ではなく、どういう人が向いていないか?というトリッキーな質問からさせていただいたのですが、西原さんは即答でこうおっしゃいました。
「損をしたら引きずる人」
「取り返しにいこうとする人」
トレーダーは1回目の失敗は大したことがなくても、前の失敗を取り返そうとして感情的になると、2回目にかえって失敗が大きくなることが多いそうです。
さらに、それが3回、4回と続いて資金が底をつきる、なんてことも個人投資家の方には多いといいます。
銀行のディーラーさんの場合は、トレード状況を監視する人がいるらしく、ある程度の損失を出すとそこでストップがかかり、しばらくはトレードができなくなるというシステムになっているみたいです。
トレーダーの中には、失敗をすると取り返そうとして熱くなる人もいれば、逆に連続して失敗することを恐れてエントリーができなくなる人もいると思います。
そういう方もトレーダーとしては向いていないのでしょうか?
西原さん曰く、「そういう人はどちらかというといい方」だそうで、たまたまうまくいって変な自信がついてしまうよりは、怖いと思うくらいがいいとのこと。
また、相場に残っている人の中には、最初は運よく儲かるも、途中で全資金を失うほどの大きな損失を出し、その後、勉強し直して復活した、という人が多いとか。
トレーダーとして成功するには、大きな失敗をしてもそこから立ち直ろうとする熱意が必要なようです。
つまり、質問の「トレーダーとして向いてない人」というのは、その熱意がなく数回の失敗であきらめてしまう人、とも言えますね。
勝っているプロと個人投資家に違いはあまりない…!?
Q2 銀行のディーラーと個人トレーダーの共通点と相違点は?
西原さんは、数々の外資系金融機関でディーラーとしてご活躍され、現在では多くの個人投資家の方々との交流もあるということで、機関投資家、個人投資家両者のお知り合いが多い方です。
そんな西原さんに、両者の共通点、相違点を聞いてみました。
まず、共通点について聞いてみると、ズバリ一言、
「どこで入って、どこで出るか」。
プロと呼ばれる機関投資家であっても、自宅でトレードをする個人投資家であっても、見ている相場はいっしょ。
ファンダメンタルズやテクニカルに基づいてエントリーとイグジットを決める、というのは両者に共通します。
一方で、違うところというと、エントリー、イグジットを決める判断材料となる情報量。
銀行のディーラーさんは、オプション、債券、CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)など、為替以外の多くの情報を集めながら総合的に取引の判断をするそうです。
個人の方でもそういった情報を活用する方もいるかもしれませんが、なかなか難しいですよね。
西原さんは、ディーラー時代のご友人のみなさんと今もスカイプなどで情報や意見を交換しているそうですが、そういうコネクションのない私たちはどうすればいいか、うかがいました。
すると、最近は各FX会社でもマーケット情報を配信していたりするので、以前に比べると個人でもかなりタイムリーな情報を取得できる環境になったそうです。
私も拝読させていただいている西原さんのメルマガもその情報ソースの1つ。
他にも英語になってしまいますが、海外のサイトでも無料で有益な情報は取得できますし、勉強次第では個人でも十分な情報を得ることが可能な時代になりました。
ただし、同じ情報を持っていても儲かる人と儲からない人がいます。
そもそもファンダメンタルズよりもテクニカルを重視するトレーダーもいますし、結局ファンダメンタルズは後付けだったりすることも多いということで、トレーダーとして成功するために必要な要素はまだほかにありそうです。
と、ここまではインタビューの序盤ということで、やや一般的な話となりましたが、まだまだ、たくさんお話をうかがいましたので、次回以降もお楽しみに。
さて、この連載のもう1つの試みとして、毎回私の実際のトレードを公開しようと思っています。
1000通貨のごく少額でトレードをはじめて1年ちょっと経ちました。
一応トレードルールもできてきて、やっと収支もトントンくらいになってきました。
そろそろ取引数量を増やしてみようと思っていたので、この連載スタートを機に10万円を元手にトレードを再スタートすることにしました!
毎回取材記事の最後に1週間のトレード報告をしていきますので、興味のある方はこちらもぜひご覧ください。
(「西原宏一さんに突撃!(2) 銀行ディーラーと個人トレーダーの決定的な違いとは?」へつづく)
【葉那子のトレード報告:2012年7月23日(月)~7月27日(金)】
ノートレード。
先週は外出が多く、トレードする時間がとれませんでした。今週も少し厳しそうですが、時間があればトレードしたいと思います!
FXは焦っても仕方ないので、ゆっくりマイペースにやっていこうと思います。
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1000通貨 | 20ペア |
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米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.2銭原則固定 (9-27時・例外あり) |
0.3pips原則固定 (9-27時・例外あり) |
1000通貨 | 30ペア |
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※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年12月2日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください |
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