(「西原宏一さんに突撃!(3) トレーダーになるため、第一にすべきこと!」からつづく)
みなさん、こんにちは、葉那子です。
本連載の記念すべきお1人目の先輩トレーダー、西原宏一さんのインタビュー記事は、今回の4週目が最後となります。
まだ1~3回目の記事をご覧になっていない方は、そちらもぜひチェックしてみてください。
【参考記事】
●元ディーラー西原宏一さんに突撃!(1) FXトレーダーに向いてる人、向いてない人
●西原宏一さんに突撃!(2) 銀行ディーラーと個人トレーダーの決定的な違いとは?
●西原宏一さんに突撃!(3) トレーダーになるため、第一にすべきこと!
さて、インタビューの最後には、トレーダーとして成長するために心がけるべきことをより具体的にうかがってみました。
Q7 FXトレーダーになるために、欠かさずした方がよいことはなんですか?
この質問に対して西原さんは迷わず一言、「検証をするべき」とおっしゃいました。

■検証する内容はどうすればいいい?
テクニカル分析を根拠にトレードをしているのであれば、どのテクニカルのどのパターンで儲かったか、という成功体験を積むことが大切らしいのです。
たとえば、テクニカルインディケーターだけでなく、チャートフォーメーションにもいろいろ種類があります。
西原さんのようなベテラントレーダーの方々は、いろんな引き出しを持っているため、臨機応変な判断が可能なようです。
また、西原さんの周りにいる勝ちトレーダーの多くは、トレード、ヘッジファンド以外にはまったく興味がないらしく、中には「ジョージソロスを抜く」という高い目標を持ってトレードをしている方もいるとか。
ただし、特に得意パターンや自分のトレードスタイルが確立していない状態で、単に「100万円を儲けたい」というのは困る、と西原さん。

とにかくトレーダーを目指す人は、自分の過去のトレードや、過去のチャートを検証し、自分のトレードスタイル、得意パターンを検証する必要があるようです。
■トレード日記をつけよう!
そのためにも、やはり前回の記事でもご紹介したトレード日記はつけなければいけませんね。
【参考記事】
●西原宏一さんに突撃!(3) トレーダーになるため、第一にすべきこと!
西原さん自身も、良いと思ったテクニカル分析を実際に使えるようにするには、検証作業を行なうとおっしゃっていました。
FXはビギナーズラックによって最初の数回で利益を出せる人もいますが、継続してトレードで利益を出し続けるためには、成功体験に基づいた自分のトレードルールやシナリオが必要不可欠です。
私もまだまだ検証が足りていないので、少しずつでも引き出しを増やせるように日々のトレードをしっかり検証しようと思います。
そして、インタビューの最後にこんなリクエストをしてみました。
この記事へのコメント
K.S
葉那子さん、こんにちは。
ルールは、先輩の意見等を参考に何とか作ることができるのですが、一番難しいのは、「強い意思を持ってこれを守ること」だと思います。
特に損切りについては、ラインに近づいてくるとどうしても我慢できず、損切りラインをもう少し遠くに動かしてしまい、さらに損失を積み重ねてからどうしようもなくなりあきらめることが良くあります。最初に設定した損切りラインで
ドテンしておけば、損失を確定したうえで、さらに利益を得ることができたのに、と思うことが多いです。
自分のトレードに関して最初に設定した損切りラインの有効性についての検証も必要ですよね。
投稿日時:2012/08/20 17:18
葉那子
>KSさん
確かにルール作りよりも、そのルールを守るほうが難しいんですよね。
これは例外だ、言い聞かせてルールを破ることがあったり…(笑)
損切りに関しても以前はpipsを固定していましたが、最近はテクニカルで判断するようになりました。
ただ、その有効性をまだきちんと検証できていないのですが。
投稿日時:2012/08/23 12:16
※当コラムのコメント受付は終了いたしました。
たくさんのコメントありがとうございました。