昨日の日本株はアジア時間で大幅に切り返し、高値引け。それでドル円は103円台を望むこととなった。FOMC期待の動きが強まっているようでもあった。私はタイトニングによるドルロングのポーションと、株価が下落するかもしれないリスクに対応できるように、ユーロドルでショート攻めを考えていた。
欧州序盤では1.37台の後半。今年の高値越えで全部ロスカットをすることを考えるならば、1.3835でストップ注文をおくことになる。損切りレベルから逆算して、自分の売りどころを計算するというのはまあ邪道であるが、テクニカルに即してポジショニングを行おうというのだから仕方がない。
アジア時間でのユーロドルの高値は1.3780のちょっと手前までだったので、1.3875と1.3805でスモールずつのオファーを出しておいた。早めに夕食を食べて、早めに寝る。そして3時半には起きて、今年最大のイベント、つまり金融政策の変更を見ようというわけだ。
欧州時間は様子見となったようだ。ドル円も103円ちょうど近辺で動かなくなり、ユーロドルはやや重い。途中でアメリカの住宅関連の指標が出たが、これがたいへん良かったので、ドルの全面高に傾いた。ドル円は完全に103円台に乗せてきて、ユーロドルも1.3750を割りこんできた。私は寝ていてマーケットを見ていなかったからよかったものの、見ていたら戻り売りは考えなかったであろう。ましてや1.38台などは。
すでにテイパリングが合った場合のことも想定されているので、ドルロングのポジションは積み上がっているようだった。すぐに元のレベルまで戻ってきて、いよいよFOMCへ。私は予定通りに夜中に目を覚ましたが、とても寒かった。雪が降るだろうと言っていたのに、雪にはなっていない。ユーロドルはニューヨーク時間のランチタイムあたりのラリーで私のオファーまで近づいたようだったが、ナッシングダン。届かずである。ユーロドルは1.37台の中盤、ドル円は103円台の前半。
さてFOMC。最初に声明文で100億ドルの緩和縮小と出たときには、ドル高、株安で反応した。教科書通りである。ユーロドルは一瞬、上がって、すぐに100ポイント急落。これで半分だけ売れた。落ちたのですぐに買い戻し大勢に入ったが、1.3722でしか買い戻せなかった。一体
いつつけたのかわからないが、1.36台もあったようだ。それでもユーロドルの戻しは鈍く感じた。1.3740-50あたりで止められているのだ。