青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
・2024年08月30日配信号のサンプル
(西原宏一のトレード戦略指令!)
ドル円のlong を145.47円でスクエアにしました。
・2024年08月21日配信号のサンプル
<読者からのご質問と回答>(今週の戦略会議&読者からの質問)
お世話になっております。
以下のメルマガについて質問です。
質問メルマガ:
日付:2024/08/20 23:22件名:FX戦略!セブン&アイへの買収提案
本日いろいろとトレーダーと情報交換したのですが、日経平均が急速に戻しているように基本、円キャリー・トレードが復活するという方針に戻しました。
質問:
円キャリトレード(日経平均とドル円クロス円)が復活するという背景や根拠について詳しくお伺いできますか?
鶏卵にはなりますが、日経平均は円安相場が押し上げて高値更新という側面もあるので、日経平均高値更新には再度の円安相場が必要と個人的には感じております。
ドル円に注目すると2021年後半から始まった円安相場ですが、週足では100SMAを過去割り込まなかったのが、今回の大暴落では100SMAを髭で割り込む&月足で見ると円高円安は約5年サイクルのようにも感じられ、そろそろ円安から円高にチェンジする局面なのでは?と感じています。
素人の目線での考察で恐縮ですが、西原先生のお考えを詳しくお聞かせください。
<お答え>
お疲れ様です。
おっしゃられるように、ドル円のテクニカルは極めて厳しいですね。
おっしゃる100SMAもそうですし、200SMAを26SMAがクロスしていること(デッドクロス)、そして、なんどかご紹介させていただいたように5波動を完了して、top outしていることもあり、162円は当面の高値ではないかと想定しています。
視点を変えると、仮に調整に入れば、値幅を伴った大きめの調整になると可能性を警戒していたためこの局面でドル円や豪ドル円をshortに入れたといえます。
そして注目はドル金利。
米国の政策金利は年内に3?4回。
来年も連続利下げが予想されています。
こうしたことを織り込む形でドル円は20円も急落しています。
ただ視点を変えるとこうしたことを織り込む形でドル円は20円も急落。
これに加え、日銀の追加利上げも織り込んで暴落したわけですが、日銀副総裁のコメントが示すように日銀の年内の追加利下げの可能性は急低下しているようです。(日経平均が10,000円も暴落したため)
一方、今回の株の暴落=risk offでクロス円が暴落したため、AUDUSDやNZDUSDも一時急落しています。
結果、これらの通貨はドル円と違って、まだドル安の余地(=ユーロドル、AUDUSDの上昇)と想定しています。
一方、ドル円は、①日米金利差の縮小という要素はかわりませんが、②デジタル赤字の拡大や③新NISAによる家計からの円売りという要素は変わりません。
結果、ユーロドルやGBPUSDなどは米の連続利下げの影響で上昇余地が拡大
一方、ドル円は②と③の影響もあり下げ渋り。
結果クロス円が上昇することにより、risk on=株反発の余地があるのではないかと想定しています。
ただFRBの利下げは織り込まれていますが、まだ利下げが始まったわけではありません。
結果、中期ではクロス円をlongにする機会を模索しています。
短期ではユーロに対してのドルshort(=ユーロドルのlong)を継続しています。
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