青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
・2022年11月29日配信号のサンプル
豪ドル円(西原宏一のトレード戦略指令!)
Aussieの代わりに豪ドル円を0.3@93.04円でlongに。
stopは91.00円。
・2022年11月27日配信号のサンプル
<読者からのご質問と回答>(今週の戦略会議&読者からの質問)
いつも学習させていただいております。
個人的に違和感がありましたので質問させていただきます。
12月のFOMCで利上げ幅の縮小が織り込まれている事を背景に円高に振れてきていると解釈しています。
個人的に違和感があるのは、利上げ幅が75bpから50bpになる事でここまで円高になるのは少し過剰ではないかと思います。
日米の金利差だけでいうと、利上げ幅が小さくなろうとも金利差は大きくなるだけで、利上げを停止して利下げするフェーズでもありません。
日本の金利差に慣れている日本人の1人として、年利5%ほどの金利は魅力的と映ってしまいますが、ドル売りを推奨するトレーダーもいます。時間軸の違いはあれ、ドルロングのタイミングを待つ事がいいのではないかと思います。
西原さんのご意見を参考にしたいと思います。
よろしくお願いします。
<お答え>
お疲れ様です。
マーケットは、現在を織り込むのではなく、将来を織り込む傾向があります。
代表的なのが、リーマンショックの前のkiwi.
その当時のkiwiの政策金利は、7.50%, 7.75%, 8.00%、8.25%とどんどん利上げしていきました。
それに伴ってキウィも上昇。
そしてRBNZは8.25%で利上げを停止。
RBNZは利上げを停止しただけで、利下げしたわけでもありません。
Kiwiは利上げを停止しましたが、政策金利は極めて魅力的な8.25%ありました。
仮に1.00%利下げしたとしても7.25%と高水準。
この意味においては、kiwiが下げる意味はないのですが、kiwiは急落。
その後、リーマンショックを受けて、大暴落を演じています。
つまり、今回も仮に利上げが0.75%から0.50%になったとします。
その利上げ幅の変更は小さな変化です。
ただ
①金利と為替マーケットがすでに0.75%の利上げを織り込んでいれば、円高にふれる十分な意味があります。
ただこれだと為替でいえば10円も急落すれば十分だと考えています。
つまり152円から140〜142円に下げれば調整終了ともいえます。
問題なのは、それが継続するかどうか?
為替は上がったり下がったりしながら、トレンドを構成しますが、金利は基本的には、上がりだせば戻しなく上り続ける。
そして、横ばいを演じた後、反落し始めると、金利は下げ続けます。
②この意味において、金利が横ばいから方向を切り返す。
つまり、来年のどこかで利下げを織り込みにいこうとすれば為替も130円程度まで急落するかもしれません。
問題は金利がこれからどうなるか?
僕は2年債利回りはtop outしてると考えているので、この2年債利回りがどこまで落ちるかに注目しています。
ただドル円が下落したとしても2年前のように100~110円に戻ることはなく125~130円のどこかでドル買いのチャンスが訪れるのではないかと想定しています、
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