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株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
関東財務局長(金商)第2756号
FXトレード戦略指令! ZAiFX!
西原 宏一(にしはら こういち)

青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

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青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

2019年11月

・2019年11月29日配信号のサンプル

モルガン・スタンレーがトレーダーを解雇(西原宏一のトレード戦略指令!)


ヘッジファンドの思惑を更新しました。
https://zai.diamond.jp/articles/-/330604

■市況
Thanksgiving dayにより、米国株と米国債は休場。

米国株先物と欧州株は下落。
トランプ大統領が香港人権法案にサインしたことで、米中貿易交渉が暫定合意に達するかどうか、懸念が高まったことが背景。
トランプ大統領はこの発表を米国市場が引けた後発表。
彼の思惑どおり、この報道が米株市場に与えるネガティブな影響を限定的にしています。


マーケットでは、モルガン・スタンレーが少なくとも4人のトレーダーを解雇または休職した事が話題に。
虚偽の報告で1億〜1億4000万ドルの損失を隠蔽した疑いがあるとのこと。
彼らは、新興国通貨に関連した証券で実際の価値に反する報告を行っていたとみられる。

先日某有名ヘッジファンドの閉鎖によるpositionの手仕舞いにより、彼らが米株のshortとドル円のshortを買戻しているとの噂がマーケットに流れたことで、上記のモルガン・スタンレーのトレーダーのpositionの手仕舞いがマーケットに流れるのではないかとの懸念がマーケットにある模様。

本日も感謝祭で休暇を取っている参加者が多く、米国マーケットは閑散。



■オプションのNYカット

ユーロ・ドル: 1.0877 (4.6億ユーロ)、 1.0910 (3.85億ユーロ)、1.0980 (2.8億ユーロ)、 1.0985 (3.49億ユーロ)、 1.1000 (7.38億ユーロ)、 1.1025 (4.59億ユーロ)、 1.1035 (4.29億ユーロ)、 1.1055(6.51億ユーロ)、 1.1060 (2.75億ユーロ)、 1.1070 (10億ユーロ)、1.1100 (22億ユーロ)、 1.1150 (3.85億ユーロ)
注目のストライク: 1.1030 (16億ユーロ 期限12月3日)

ドル・円: 108.20 (3.75億ドル)、 108.50 (5.11億ドル)、 109.35(5.4億ドル)

ポンド・ドル: 1.2900 (3.85億ポンド)、 1.2950 (8.49億ポンド)、1.3000 (2.23億ポンド)

豪ドル・ドル: 0.6786 (2億豪ドル)、 0.6800 (2.39億豪ドル)

ドル・加ドル: 1.3155 (2.2億ドル)、 1.3250 (6.05億ドル)、1.3290 (2.7億ドル)、 1.3325 (2.03億ドル)、 1.3350 (6.85億ドル)、1.3360 (2.8億ドル)、 1.3400 (4.11億ドル)、 1.3450 (3.08億ドル)

ユーロ・ポンド: 0.8500 (12億ユーロ)、 0.8600 (9.76億ユーロ)

出所 Bloomberg


ユーロドルは両サイドにoptionがまとまっており、大きな動きはなさそう。




■position



▲ドル円
0.3の short

stopは110.10円。





▲キウイ
0.5のlong。
stopは0.6290.



▲ポンドドル
既報のように0.2(@1.2830)のlongを1.2945でスクエアにしたので、
0.5のlong。


そして0.3を1.2800±20pips程度で追加する予定。

全てできれば、0.8のlong.
Stopを1.2690に変更しました。





▲日経先物
1.00のshortのみ。
stopは24,100円。



▲日経のoption

12月 put long @20,500円を36円。
1月 put long @20,500円で54円
1月 put long at 20,500円で45円

・2019年11月12日配信号のサンプル

<読者からのご質問と回答>(今週の戦略会議&読者からの質問)

お疲れ様です。
10時46分に配信頂いた記事の内容が理解できず苦労しています。

108.60での0.4買い戻し...
ストップ108.45...

ここのとこがよく分かりません。
まだ、初心者の域を出れずに悪戦苦闘しております。
よろしくお願いします!


<お答え>
西原です。

今ドル円が0.9 shortです。

中期では105.00円われまで下落すると想定しています。
ただ、ドル円は節目、節目で反発する傾向があります。

108.50円もひとつのサポート。

例えば、ドル円が108.50円までいくと、自分のpositionは05 のshortになります。
その後、反発すれば、めどとしては109.00円あたりで04売り直しすることができます。

一方、108.50円で反発せずに、そのまま107.00円レベルまで急落したとします。
僕はもう108.60円で0.4 買い戻していますので、shortが0.5しかなく、収益チャンスを逃すことになります。

そこで108.60円で0.4買い戻したものを、108.45円でstopをおいておけば、107.00円まで急落しても、(15pipsのコストを払って)収益チャンスを逃さずにすみます。

僕はこのように考えていますが、ご納得できなければ、フォローする必要はまったくありません。

tradingはご自分の資金をriskにさらすわけなので、あくまでもご自分の判断でやるのが一番。

そうであれば、もし損失に終わってもご自分の判断ですので、後悔はありません。


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