青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
・2019年09月24日配信号のサンプル
ユーロドルの1.1000とユーロ円、ユーロドルをスクエアに。(西原宏一のトレード戦略指令!)
作戦会議を更新しました。
https://zai.diamond.jp/articles/-/325906
おはようございます。
■市況
23日の米株は小動き。
為替市場では一時ユーロドルが下落。
ユーロ圏の総合PMIが市場予想を下回ったことが要因。
マークイットによると第3四半期のユーロ圏成長率は0.1%にとどまり、今後数カ月間にさらに悪化する可能性があることもユーロの悪材料。
ユーロドルの安値は1.0966.
現在ユーロドルは1.0995.
ユーロよりも目立ったのがポンドの下落。
ジョンソン英首相が議会閉会を決定したことの合法性についての英最高裁判断をマーケット参加者は待っている展開。
英最高裁は現地時間24日午前10時半に判断する模様。
既報のようにポンド円はdemarkの日足が示していたように上値が重く調整中。
今週のポンドはvolatilityが高く、risk controlには気をつけたいところ。
ユーロ円、ポンド円の下落により、ドル円は上値が重く、現在107.50円で推移。
ドル円のスタンスは変わらず。
■FX
ドル円=107.50円
ユーロドル=1.0995
■日経平均先物(CME)
21.800円
■NYダウ
26,949ドル(14ドル高+0.06%)
■オプションのNYカット
ユーロ・ドル: 1.0850 (2.53億ユーロ)、 1.0900 (5.87億ユーロ)、1.0950 (5.14億ユーロ)、 1.1000 (13億ユーロ)、 1.1025 (8.03億ユーロ)、 1.1030 (3.45億ユーロ)、 1.1050 (18億ユーロ)、 1.1100 (7.34億ユーロ)
注目のストライク: 1.1000 (53億ユーロ 期限9月26日)、 1.1100 (12億ユーロ 期限9月26日)
ドル・円: 106.20 (4.7億ドル)、 108.00 (11億ドル)、 108.50(5.86億ドル)、 109.00 (6.11億ドル)
注目のストライク: 107.50 (11億ドル 期限9月26日)
ポンド・ドル: 1.2350 (2.24億ポンド)、 1.2500 (2.28億ポンド)
注目のストライク: 1.2500 (18億ポンド 期限9月26日)
豪ドル・ドル: 0.6685 (2.8億豪ドル)、 0.6750 (4.41億豪ドル)、0.6790 (4.55億豪ドル)、 0.6820 (3.53億豪ドル)、 0.6860 (2.01億豪ドル)
注目のストライク: 0.6800 (11億豪ドル 期限9月26日)
ドル・加ドル: 1.3350 (2.5億ドル)
出所 Bloomberg
ユーロドルの1.1000にはかなりoptionが残存しており、ユーロのvolatilityを潰している展開。
現在ユーロドルは1.0995で推移。
少なくとも1.1000以下で推移していることもあり、ユーロドルをいったん現時点の1.0995でスクエアに。
■position
▲ドル円
100%のshort.
stop=108.60円
■日経平均先物(12月)
22,000円で10%SHORTを増やしました。
これで30%.のshort.
STOPは23,000円
・2019年09月29日配信号のサンプル
<読者からのご質問と回答>(今週の戦略会議&読者からの質問)
いつも配信ありがとうございます。
大変興味深く拝読させて頂いております。
最近の相場について質問です。
なかなかドル円が下がりきらない状況でショートポジションを保有し続けておられると思います。
マーケットではドル売り材料がたくさんありますが、なかなか下がりきらないのは既にショートに傾き過ぎているのでは?との見方もできるのかな?と自分なりに考えています。
ただ、マイナススワップのポジションをこれまで長期に保有されるということは大きな円高をイメージされておられる根拠となります。
もしよろしければ大局での西原さんの見通しをお聞かせいただければと思います。
よろしくお願いします。
<お答え>
西原です。
僕の中で問題なのは、shortで下がりきらないこともありますが、逆に暴騰するわけでもないこと。
今年このままであれば、ドル円は8円も動かないという超膠着相場となります。
相場の見通しが間違っていることは往々にしてあることなので、自分の見通しが間違いでカットしてドテンすることはできるのですが、ここまでの膠着相場ではそがができないということになります。
僕は年内か来年まだ100円割れがあるのではないかと想定していることは変わりません。
ただ、正直、ここまで時間がかかるとは想定しておらず、10月、つまり日本の新しい半期が始まってもドル円のvolatilityがあがらなければ、いったんカットして、 (現在も35%程度は合成のポンド円になっていますが)全てポンド円のようなクロス円にすることも想定しています。
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