青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
・2019年07月30日配信号のサンプル
小幅な利下げでは十分ではない(西原宏一のトレード戦略指令!)
おはようございます!
FOMCを控えてトランプ大統領が金融当局者をtwitterで攻撃。
欧州と中国の金融緩和政策に対抗するためのFOMCの行動は「恐らくわずかだろう」とした上で、「小幅な利下げでは十分ではない」と圧力をかけた形。
つまり今週のFOMCでの利下げ幅は0.25%ではなく、0.50%が望ましいと主張。
しかし米金利先物市場での50bpの利下げの織り込み度はほとんど変わらず、20%程度のまま。
米株はS&Pが小幅反落。
一方ジョンソン首相が合意なき離脱への準備を強化したことをきっかけにしたポンド安は収まらず。
ポンドドルは1%以上下落し、1.2220レベルで推移。
134.00円の節目を割り込んだポンド円は大きく値を下げ、133.00円割れの132.95円レベル。
EURGBPは0.91台まで反発。
ポンドドルは急落するも、EURGBPの上昇により、ユーロドルは1.11ミドルで膠着。
ポンドに対するドル高の影響で、ドル円は108.80円に小幅高。
NY CUTです。
ユーロ・ドル: 1.1200 (6.37億ユーロ)、 1.1250 (3.03億ユーロ)
注目のストライク: 1.1145 (13億ユーロ 期限7月31日)、 1.1200 (17億ユーロ 期限8月1日)、 1.1250 (11億ユーロ 期限7月31日)
ドル・円: 107.50 (9.78億ドル)、 107.65 (3.59億ドル)、 108.00 (8.67億ドル)、 108.23 (3.76億ドル)、 108.75 (6.14億ドル)、 109.65 (3.46億ドル)
ポンド・ドル: 1.2370 (2.02億ポンド)
ドル・加ドル: 1.3000 (5.04億ドル)、 1.3050 (8.6億ドル)、 1.3065 (2.6億ドル)、 1.3090 (5.57億ドル)、 1.3100 (2.71億ドル)、 1.3115 (3.1億ドル)、 1.3155 (9.4億ドル)、 1.3175 (2.25億ドル)、 1.3270 (2.34億ドル)
出所 Bloomberg
ポンド円のSHORTを現在の133.00円レベルで一部利益確定して縮小しました。
加えてポンド円のSTOPを建値の135.10円に移動させました。
ドル円のshort (stop=109.50円)
ポンド円のshort(stop=135.10円)
そして日経先物(Sept)のshort、put long.
では、本日もよろしくお願いします。
・2019年07月29日配信号のサンプル
<読者からのご質問と回答>(今週の戦略会議&読者からの質問)
西原さんへ質問です。
現在FOMCへの関心が高まっています。
マーケットでは利下げは織り込み済みなのでしょうが、今回25bpの利下げを予防的に行ったとして、なぜ追加利下げを確実視なさっているのでしょうか?
直近の経済指標を見る限り大きくアメリカ経済が悪化しているわけではなく、今回の利下げでその後は据え置きもしくは利上げに転換するシナリオもあるのかなと思いました。
ご回答よろしくお願いします。
<お答え>
西原です。
おっしゃるように、現在の米経済は好調(一部経済指標の悪化もありますが)、特に株価は史上最高値を更新しています。
このため、昨年末の米金利先物市場では今年3回の利上げを予測していました。
それが中立となり、いまや来年の夏まで4回ほどの利下げが予測されています。
見方によっては米国はバブルを作りたいのかと疑問におもってしまいます。
あえて予防的措置であるならな、一回の利下げ、25 bpだけでいいはずです。
それなのに、これだけの利下げを予測しているということは
①今後米中貿易戦争が悪化して景気が急速に落ち込むようなことを懸念している。
②もしくは、連続利下げをすることにより、米ドルを下げる目的がある。
このどちらかだとおもっています。
ただFRBのスタンスとしては、あくまでも景気減速の予防的措置のための連続利下げとしかいわないとおもいますが。。
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