青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX！にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX！にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
・2015年05月05日配信号のサンプル
ドル円週足（田向のdinapoli戦略！）
ドル円の週足は119.855にある7*5DMAの上にあり、3本の移動平均線の上側になってきています。
週足が3本の移動平均線の上に出るのは3/15の週以来で、4月中はずっと下にありました。
このため、ここからドル円は上昇の可能性があり、まずは4/13の高値120.833を上抜けるかが注目されます。
週足の3本の移動平均線はずっと25*5DMAがサポートしつつ、3*3DMAが7*5DMAをクロスしそうになっているので、今週ドル円が上昇すると、3本が順番に並ぶ可能性があります。
また週足のMACDはプラス側ながらシグナルの下にありますが、ストキャスティックスは上向きとなってきており、こちらもドル円が上昇の動きとなれば、ストキャが天井圏に向かい、MACDがシグナルをクロスする動きとなりそうです。
今週末に米国雇用統計を控えているので、週足ではここでどのように動くかが注目されそうです。
・2015年05月12日配信号のサンプル
FX戦略！ 今週の注目イベント(西原×美子対談) ５月12日配信（今週の戦略会議＆読者からの質問）
【ユーロ】ドイツ国債のセリング・クライマックスで乱高下
美子 今週いちばん大事になりそうなのが13日水曜日。大きな指標、イベントが重なっています。ひとつがユーロ圏ＧＤＰ速報値。フランス、ドイツ、イタリアのＧＤＰも出ますが、ドイツ以外は改善、ユーロ圏全体でも改善する予想で、ユーロのサポート要因になりそう。13日はＥＣＢの議事録も発表されます。女性が乱入した４月開催分の議事録ですが、ギリシャへのＥＬＡ（銀行向け緊急流動性支援）増額について、どんな議論の末に決まったのか、ＥＣＢ理事たちの態度に注目したいと思っています。
西原 ユーロ圏では先週、「Bunds」（ブンズ、ドイツ国債）の利回りが0.79％まで急騰し（国債価格は下落）、ユーロ／米ドルも1.14手前まで急騰。そのあとBundsの利回りが0.58％まで急速に戻したことでユーロも戻しました。Bundsはセリング・クライマックスを終えて沈静化したようですから、ユーロ／米ドルは下方向のメイントレンドに戻っていくのかなと思います。
美子 そのせいか、週明けになってユーロを売り推奨する銀行が増えてきましたね。彼らのターゲットはパリティの1.00から1.04あたりです。
【注目】ＥＣＢ議事録
発表：５月13日（水）20時30分
ポイント：ギリシャの銀行向け緊急流動性支援（ＥＬＡ）がスムーズに決まったのかどうか
【注目】ユーロ圏１-３月期ＧＤＰ速報値
発表：５月13日 （水）18時
前回：プラス0.3％（前期比）
予想：プラス0.4％（前期比）
【Grexit】ＥＵ残留か離脱か、市場の反応は
美子 ユーロで忘れてはいけないのがGrexit（ギリシャのＥＵ離脱）問題。今週は月曜日にユーロ圏財務相会合が開かれましたし、火曜日にはＥＵ財務相会合も開催されます。火曜日はＩＭＦへの7.6億ユーロの返済期限でもあります。ギリシャのツィプラス首相はＥＵが要求する年金改革を行わない決意を示していて、「譲るところ・譲らないところ」の線引きをハッキリさせてきました。このままだと国民投票になるのかなという印象です。
西原 そろそろGrexitも解決してほしいところ。ギリシャ有利な条件での決着なら他の諸国に伝染する可能性が高まるためユーロ急落が濃厚。ギリシャが離脱することになってもユーロは急落するのでしょうが、この場合は「バイ・ザ・ファクト」でその後買い戻されるかもしれません。
【注目】ＥＵ財務相会合
開催：５月12日（火）
ポイント：ギリシャ支援問題の行方
【ポンド】総選挙後に急騰したポンドの売り場は
美子 次に総選挙が終わって急騰しているポンド。13日にはインフレレポートが発表されます。２月発表のインフレレポートでは英金利の先高感がぐっと低下しましたが、それが復活してくるのかどうか。またＧＤＰ見通しについて３％という数字を見せてくるどうか。このあたりがポイント。ＧＤＰやインフレなどの見通しが下方修正されるようだと、ポンド急落もありそうです。
西原 総選挙後も、とくに対ユーロでポンドは急騰していますね。
美子 ポンドは売りたいと思っています。ただ、ポンドの実効レートがレジスタンスを抜ける間際まで上昇しているのと、もうひとつ怖いのはギリシャがコケたとき。ユーロからの資金が流入して無条件でポンドが買われる可能性が高い。ギリシャ問題はポンドの運命をも握っています。総選挙の不透明感にもかかわらずロンドンの住宅物件への問い合わせが海外から増えているということもあり、どこまでポンドが上がるか、総選挙後のハネムーンピリオドが終わるくらいまで見極めたいと思っています。
【大注目】英中銀四半期インフレレポート
発表：５月13日（水）18時30分
ポイント：金利、ＧＤＰ、インフレ率などの見通し
【戦略】ユーロ／米ドルの売りもストップはタイトに
西原 米ドル／円はというと120円にはオプションの壁があり、118円台には年金の買いも並んでいるので、今週もレンジが続きそう。そうなると今週はユーロ／米ドルの売りでしょう。1.10から1.14あたりのレンジを想定して、抜けるとしたら下。ただイベントドリブンな展開になりそうなので、ストップはタイトに置いておきたいですね。
・2015年05月28日配信号のサンプル
ドル円２（西原宏一のトレード戦略指令！）
友人によれば、報道のとおりに本邦FX会社の投資家のドル円ショートはまだ残っている模様。
ついone month前まで彼らのpositionはドル円ロングだったのですが、ひっくりかえってショートになっていることに個人的にはちょっとびっくりですが。
さきほど123.50円までdipしたあたりで、公的と思われるドル買いと日経平均の買いが持ち込まれ、ドル円は再び反発。
このメルマガを買いている最中に注目の124.16円を上抜き、124.24円まで上昇。
少し円安が加熱気味になっていますが、demarkの９が点灯しているときは
最後に少しマーケットが加熱することが多いので、本日円安がもう一段くる可能性が高いと想定しています。
縮小しましたが、ドル円のロングはキープ。
年金と思われるbidは本日123.00円から。
125.00円にはまとまったoptionがある模様。
１２５．００円を一気に超えることは難しいのではと想定しているため１２４円台では、少しずつ
take profitsを入れていく予定ですが、本日は当面デスクにいるため、短い時間軸が反落しないかぎり
ロングをもう少しひっぱる予定。
