青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
・2018年09月04日配信号のサンプル
RBA 2(西原宏一のトレード戦略指令!)
RBAは、まず政策金利はコンセンサスどおり、据え置き。
ただ声明においては多少hawkishなコメント。
弱気のコメントを期待していた参加者の買い戻しでAUDドルは0.7234まで反発。
現在、0.7225レベルで推移。
既報のoptionの0.7225に絡む動き。
ちょっと意外だったのが再び日経平均が22,750円へと反発。
ドル円もそうですが、日経平均も22,000~23.000円のレンジが長く続いています。
どうも抜けきれないので日経平均を22、750円でいったんスクエアに。
デイトレですがAUDドルをoptionが絡む0.7225でshortにしています。
Stopはタイトに0.7260においています。
デイトレなので下げ渋れば、スクエアにします。
取り急ぎ
・2018年09月16日配信号のサンプル
<読者からのご質問と回答>(今週の戦略会議&読者からの質問)
西原様
9/15 1時52分配信号でのポジションは、ドル円short、ユーロドルlongでドルに対してbearishです。
これまでリスクオフ要因として、新興国通貨安、米中貿易摩擦や上海総合指数の低迷、トランプ大統領の中間選挙前のドル安志向などを挙げられています。
しかし新興国通貨は対ドルでドル高がほぼ一方的に進行してしましたが、ドル円の円高を直接トリガーしているわけではありません。
米中対立では、中国のproxy通貨である豪ドル安をもたらすものの、ドル円の円高には波及していません。
ドル安は対ユーロ、ポンドなどでは進むものの、ドル円には波及せず、むしろドル安→クロス円の堅調さから円売りを招いています(円キャリートレードでも行われているのでしょうか?)。
米株も反発が続いており、ドル高円高&株安のいわゆる典型的リスクオフからは程遠い状況です。
通商問題は日米間でも存在し、米国がドル円でドル安を望むのは分かりますが、一時的なトランプ発言ではなく、交渉中の一方的な米国側の要求でもなく、二国間の「合意」の中に、いきなり為替や金融政策が含まれてしまうことも考えづらいです。
リスクオフ要因の影響先が限定的で、なかなか株安&円全面高に発展しない今の状況と、ドル円shortの整合性について、今後の見通しを解説していただけると幸いです。
<お答え>
西原です。
アルゴリズムの影響があるのかどうかはわかりませんが、最近のドル円は、長期間のもみ合いが続いて、その後、大きく方向性を出し、その後また長期のもみ合いに入る傾向があります。
トランプラリーに入る前(2016年)のドル円も長期に渡ってもみ合いが続きました。
当時も値動きとしてはドルが重い展開が続いるわりには100円を割ることはなく結局トランプラリーが始まり、15円以上の暴騰につながっています。
昨年(2017年)の年末の相場も10月から12月までずっともみ合いの相場が続いてました。
そして、2018年は日経平均は少なくとも25,000円、ドル円は120円という予測が多い中、結局10円以上暴落しました。
このことから、今のドル円は110~113円の間でのもみ合いが続いており、値動きからは底堅い動きをしているため、ドル上昇という見方が増えていますが、まだレンジ圏内のもみ合いではないかと想定しています。
もみ合いであるといっているのは、何度かご紹介させて頂いてるように、今年に入ってから他通貨ではドル高が進んでいる中で、今年のドル円の年初openingは113円台であり、全く動意をみせていないためです。
ただ自分の想定以上に今年の4月以降のドル円は膠着。
これまで膠着した後のドル円がみせる方向性は自分の方向性が当たっていることが多いため依然としてドル円のshortをkeepしていますが、もちろん逆に行く場合もあります。
前述のような理由から僕はドル円のshortを継続していますが、stopが付けば(もう明日ついてしまいそうですが)、いったん相場を組み直そうと考えています。
理由は円高に転換するのに時間がかかりすぎているからです。
僕はcore positionをkeepし始めるとけっこう長期になる傾向があります。
ご質問者様がおっしゃられるように、整合性がとれないと思われるのであれば、ご自身が整合性がとれると思われるpositionをとられるべきだと思います。
以上です。
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