

青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
・2017年02月02日配信号のサンプル
112.80円(西原宏一のトレード戦略指令!)
今朝のマーケットの話題は下記の日経の報道
公的年金、米インフラに投資 首脳会談で提案へ
政府が10日に米ワシントンで開く日米首脳会談で提案する経済協力の原案が1日、明らかになった。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が米国のインフラ事業に投資することなどを通じ、米で数十万人の雇用創出につなげる。対米投資などで米成長に貢献できる考えを伝え、トランプ政権との関係強化につなげる。
日経web
日本の年金をアメリカのために使うというのも釈然としませんが、海外でのインフラ投資をやるという話はありましたのでその流れでしょう。
アメリカに投資するためにドルを買っているということであれば、トランプも文句はいえないというロジックにもなります。(このロジックがそれで通用するかどうかは別ですが)
ここまで書いているうちに113.00円割れは、年金が買っているという噂がマーケットにまわっています。
いつもの公的なbidは112.80円から。
昨晩ドル円が114.00円近くまで上昇した時に縮小したlongを現状の113.0-05レベルで少しずつ買い戻しています。
stopは112.00円割れで変えておらず、dipがあれば少しずつ増やすというスタンスも変わらず。
・2017年02月03日配信号のサンプル
本日の本邦金利の動向と指し値オペ(竹内典弘のロジカルFX)
トランプ(以下T)大統領の日本の金融政策、円安誘導批判より、日銀の政策運営にも懸念との思惑もあり、注目されていた日銀の買いオペ(公開市場操作)。
午前10時10分のオペタイム、出てきた回答は5年超10年以下を4500億円に増額(先週と同水準)、直後の反応はUSD買い、JPY売りで113.14まで。市場は更なる上乗せを望んでいた模様で、更に超長期の買い入れが見送られたことから今度は一転USD売りJPY買いとなり昼前にかけて112.52まで沈没。
本日08:50に公表された12/19-20の日銀金融政策決定会合の議事要旨では、指標となる10年債でゼロパーセントを挟んで、上下10bp(1bp=0.01%)の誘導目標にこだわらないとする委員が多数存在することが確認された。その後10年債は瞬間風速で0.15%付近まで上昇していた。
午後2時のオファータイムにも期待が高まっていたが、ここでの露骨な指し値オペの再開は2/10日米首脳会談を控え、緊急避難的(本邦金利の急上昇を食い止める等)で無い限り見送られるという観測が一人歩きしていた。
こうしたなかで、USDJPYは112円台半ばで動意に乏しい展開となり横ばいで推移していた。午後00時30分「国債の買入れ(固定利回り)、残存期間5年超10年以下、オファー無制限、2月7日スタート、日銀発表」と流れるとややパニック的なUSD買いを誘発し、113.24高値までショートカバー。
本日は、米雇用統計を控え、ポジション調整のなかでやや大きく振らされる展開が継続しており、ヘッドラインリスクには注意したいところ。
こうした中では原点に立ち返って資金管理がやはり重要と言えそうだ。
以上、市況概況、取り急ぎ。
・2017年02月04日配信号のサンプル
ドル円の112.50(田向のdinapoli戦略!)
ドル円は今週112円目前まで下げましたが、下抜けしませんでした。
これで3週間にわたり112円がサポートされていますし、日足や週足の終値では112.50がサポートになっています。
ディナポリの日足チャートでテクニカルに考えると、ご案内のように下向きなのですが、なかなか下げず、この112円または112.50は重要ポイントだと思わざるを得ません。
そこで時間を少し遡ってみると、この112.50付近は、昨年2月から4月までの期間でもずっともみ合っていた部分で、昨年は結局ここを下抜けて下落の動きとなり、英国国民投票の6/24の98円台に下げて行きます。
112円や112.50をしっかり割り込むと流れが変わる分岐点なのかもしれません。
また112円付近って何があったよな?と思いながら遡ると、2014年10/31の高値が112.47、翌週オープンが112.68で、ここは20銭の窓が空いたことを思い出しました。
株式市場とは違い、流動性の高い為替市場で、特に流動性の高さではベスト3に入るドル円で窓が空くは珍しいことで、それだけ急激な買いが入ったということがうかがわれます。
この2014/10/31は日銀黒田総裁が黒田バズーカ2と言われる追加緩和を発表しています。
このときも112.50付近を挟んで流れが明確に変わっています。
このように112.50から112円付近は、近頃のドル円にとって重要な分岐点なのかもしれません。
こんなことも考えながら、この週末に来週からの戦略を考えて見てはいかがでしょうか。
メルマガ会員WEBには、ドル円に日足を3枚添付します。
ご興味のある方は、週足もご覧になるといいかもしれません。
では、良い週末をお過ごし下さい。
私はテニスして、そのあと上野で宴会ですw
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・2017年02月05日配信号のサンプル
<読者からのご質問と回答>(今週の戦略会議&読者からの質問)
西原さま
初めて質問させていただきます。
中期というの数ヶ月ターム、ということですが、長期というのはどれくらいの期間ですか?
米ドル円ですが、中長期で円安とお考えですよね?
どのくらいの高値を予想されているのでしょうか?
中期、長期ともお願いします。
<お答え>
西原です。
中長期は数カ月から1年=125~130円
超長期=150円
になります。
ただ先程もお答えしましたが、アベノミクスでは中期positoinで5円以上耐えて持っていたlongもありました。
ただ今回は「トランプ」という不確定要素がよみきれないため、そうした中長期のpositionはもっていません。
Core positionごと配信のレベルにstopをおいています。
以上です。
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