

青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
・2017年09月06日配信号のサンプル
フリーダムコーカスとDACA(西原宏一のトレード戦略指令!)
position、方針は変わりませんが、昨日は多くの報道がされたので
まとめて配信しておきます。
前回も取り上げましたがトランプ政権の天敵であるフリーダムコーカス(自由議員連合)が、
トランプ大統領がDACAプログラムを廃止したら予算策定、債務上限引き上げに協力しないと発表。
そしてトランプ政権は実際にDACAを撤廃
トランプ米政権は5日、オバマ前政権が打ち出した15歳
以下で入国した不法移民の強制送還を免除する政策「DACA」の撤回を発表した。D
ACAはこれまでに約80万人が対象になっており、米国社会に大きな影響が出る可能
性がある。ただしトランプ政権は撤回に6カ月間の猶予期間を設け、議会に対して対象
者救済のための法律を可決するよう促している。
DACAはオバマ前大統領が2012年の大統領令で決定。不法入国する親に連れら
れてきた子供の強制送還を免除し、合法的な滞在や就労を認める。免除期間は2年間で
、更新が可能。セッションズ司法長官は5日の声明で、DACAについて「憲法違反の
行政権の行使だ」として、6カ月後の撤回を発表した。トランプ大統領はこれに先立ち
、ツイッターに「議会は仕事をこなす準備をせよ」と投稿した。
出所Bloomberg
債務上限問題に関しては、ハービー(ハリケーン)の被害が巨額にのぼるため
想定よりスムーズに問題が解決されるのではないか?との見方もありますが
やはりかなりもめそう。
これがNYダウの下げ足をはやめた点もあります。
ドル金利の下落は下記のブレイナード理事のコメントも影響しています。
ブレイナードFRB理事は5日、物価上昇圧力の弱さを示す指標が続いていることを受け、追加利上げに動く前に基調インフレに注意を払う
必要があるとの見解を示した
出所Bloomberg
個人的にはトランプ政権下のブレイナードは以前ほど、影響力はなくなっていると考えています。
総じてみれば、risk off要因のみが並んでおり、ヘッドライン的にはドル円が上がる要素はなし。
既報のように北朝鮮問題とは別に、SQにむけて株の反落を懸念していたため、108円台までの下げは
ある意味想定ずみ。ただ想定どおりドル円は108.00円を割り込まず反転しなければ、単に損切ることになるだけですが。
positionは同じ。
・2017年09月07日配信号のサンプル
ECB理事会、ドラギ総裁の会見(竹内典弘のロジカルFX)
政策金利は据え置き、声明文では「現在の政策金利の水準はQEの終了まで継続」(既に先に緩和からの出口を経たスウェーデンのリクスバンクは同じ姿勢)、「(経済情勢悪化なら)QE増額」は、けん制だがこれはやや無理、既に独国債はほぼ枯渇、こうした文言は市場に限界を勘繰られる。
その後のドラギ総裁の会見では記者からEURのレベルに関しての質問が相次ぐ。質疑では「ECBの2017年のGDP成長は、リーマンショック前の2007年以来の高水準の2.2%に上方修正。ユーロ圏のCPIはここまでのユーロ高でやや下方修正だが、外為交換レート(≒EURUSD)のブレは控えめに見るべき、QEの出口は10月に決定」
総じて、EUR高へのけん制はなく、タカ派を標榜しないまでもハト派姿勢には傾斜せず。
EURUSDはややぶれながらも堅調推移で高値1.2059、ここまでの反応を見る限り、先月のジャクソンホール会合でユーロ高けん制後の反落を見込んで買いを見送っていた向きと同様で買い遅れが鮮明、やや底堅い展開となっている。
以上ご参考まで。
・2017年09月12日配信号のサンプル
ドル円の109円台後半(田向のdinapoli戦略!)
ドル円は9/8(金)に107.287まで下げましたが、昨日配信でご案内の通り、フィボナッチ・エクスパンションの目標値OP(108.00)をオーバーシュートして107円台まで下げた可能性がありそうで、本日は109円ミドルまで戻してきています。
それでも日足チャートは、8/31高値を上抜けない限り下方向へのバイアスがかかりやすくなっています。
このオーバーシュートの戻しでの昨日の反発上昇で日足は3*3DMAを上抜けていますが、本日は7*5DMAが109.702、25*5DMAが109.785にあり、これらが上値を抑えやすくなっています。
ディナポリ日足チャートの形からは、ドル円が下げるなら木曜か金曜日ぐらいになりやすく、それまでに7*5DMAや25*5DMAを上抜けできると、さらに戻りが強くなる可能性が出てきて、8/31高値がドル円の大きな流れを変える分岐点となってきます。
109.43付近には日足21SMAもあり、109円台後半を上抜けていけるか、再び109円割れに向けて下げるかが、今週の注目点となりそうです。
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・2017年09月16日配信号のサンプル
<読者からのご質問と回答>(今週の戦略会議&読者からの質問)
西原様
いつも大変お世話になります。
今週からポンドが急騰しておりますが、その後一旦は戻り調整の可能性はありそうでしょうか?
というのは、北朝鮮問題で若干のショートを持ってしまい、ある程度の戻ったところでロスカット出来ればと考えております。
お忙しい中恐れいりますが、ご教授頂ければと思います。
<お答え>
西原です。
まず、positionを持たれているということは、stop lossをおかれていると思いますので、迷っているときはそれを動かされないほうがいいと思います。
stopがついていない場合は、dip(下げたところ)で少しずつ撤退。
仮にstopをおかれておらず、急騰して迷われている場合は、成り行きでカットされたほうがいいと思います。
教科書的な答えになり申し訳ないのですが、stopをおいてないということは、方向性より資金管理の問題になるため、まず資金管理をするということに戻ったほうがいいと考えます。
マーケットのvolatilityが高いので、取り返すチャンスはいくらでもあると思います。
以上です。
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