青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
・2017年06月05日配信号のサンプル
イギリス総選挙(西原宏一のトレード戦略指令!)
まずイギリスの総選挙ですが、コンセンサスは
「保守党圧勝=ポンド買い、労働党勝利=ポンド売り」。
イギリスは世論調査があてにならないので、確率は低いながらも
選挙が近づいてくると労働党の勝利の可能性が高まったこと、
加えて、週末のテロによる影響でポンドドルはじり安に。
ただここでまた不透明感が高まっています。
仮に労働党勝利となると、一時的には、コンセンサス通りポンド売り。
ただ労働党の政策が、ソフトBrexit であるため、この意味においては
ポンド買いということになります。
これは昨年の米大統領選挙のときに似てきています。
ヒラリー勝利=一時的にドル円はあがる
ただsell the factsでドル売りに。
トランプ勝利であれば、文句なく円高で100円を大きく割り込んで
95円へという円高に。
どちらに転んでも円高へ。
しかし結果はトランプ勝利で急激なドル高、円安が進行しています。
前回の自分のスタンスは配信のとおり、仮にトランプが大統領になっても
円高は一時的なものであり、ドル高スタンスは変わらずというスタンスであったため
幸運にもうまくのりきれました。
今回も労働党の勝利という結末になって、一時的にポンドが下落しても
同じように買い戻されるのではないかと想定していますが、
まだ前回のドル円の100円というサポートがないため、不確定さが残ります。
この点はもう少しマーケット参加者にヒアリングしたいと考えています。
本日の東京市場は大きな動きはなし。
ご質問にも何度かいただきましたが、日経平均とドル円の相関性が極めて
薄くなっており、日経平均は20,000円台ですが、ドル円は110円ミドルで低迷しており
相関性がきれてきています。
この流れがトレンドとなりうるのかマーケットは注目しています。
先週同様、本邦機関投資家の日本株、ドル買いのフローは
一部噂されていましたが、先週後半のように巨額な金額ではなく、本日はインパクトはなし。
positionは同じ。
・2017年06月11日配信号のサンプル
<読者からのご質問と回答>(今週の戦略会議&読者からの質問)
西原 様
いつも的確な情報提供ありがとうございます。難しい情勢の中でも、指針となる判断をしめしていただき、敬服しております。
さて、ユーロの動きについて質問させていだきます。5月半ばまでは、ユーロ円は126円をこえた場合、130方向を目指す可能性大きいとのお見立てでした。
現在は、一時、122円中盤まで下げましたが、123円中盤まで回復しています。
ファンダメンタル等の要因もあると思いますが、今後の動きについて、お考えをお聞かせ願えれば幸いです。
<お答え>
西原です。
ユーロ円の中期の見通しは変えていません。
ただ日足はダブルトップを形成したあと、126円を超えられず反落。
配信にありますように、日足では売りサインが点灯しているため、個人的にも短期では一度ショートにしました。
日足では、調整局面入りしていると考えています。
株が続落するとどうしてもrisk off=円の買い戻しという局面になりやすいためです。
以上です。
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