

人によりトレードスタイルはさまざまだが、必ずしも「1人1スタイル」というわけではない。「普段はスイングトレードが中心だけど、今日は時間があるからデイトレしよう」といった人もいるだろう。
でも、スイングトレードとデイトレード(デイトレ)では、使うテクニカル指標や見る通貨ペアが違うかもしれない。
■トレードスタイルに合わせて「組表示」を使い分け
「デイトレではユーロ/米ドルやユーロ/円を見ながら米ドル/円を取引するけど、スイングではドルストレートを幅広く見る」なんていう具合に。きっと使うテクニカル指標だって違うはず。
そんなときに便利なのが「組表示」の機能だ。
組表示は、複数の通貨ペアのチャートの「組」を記憶してくれる機能だ。
先ほどの例なら「Day」という組にはユーロ/米ドル、ユーロ/円、米ドル/円の3通貨ペアのチャートを記憶させ、「Swing」という組にはドルストレートの通貨ペアの組を記憶させる。そうすると、組を選ぶだけで瞬時に通貨ペアのセットを切り替えられる。

■「組表示」を実際に表示してみる
ちょっとわかりにくいかもしれないので実際に見てみよう。
メタトレーダー(MT4)には事前にいくつかの「組」が入っている。画面上部の「ファイル」メニューから「チャートの組表示」をクリックすると、「Default」「British Pound」「Euro」「Market Overview」……と並んでいるはず。
このなかから「Market Overview」をクリックしてみよう。すると、4枚のチャートがテクニカル指標とともに表示されたのでは。

(次ページでは「組表示」を使うときの注意点などについて解説)
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