

このページで目指すのは移動平均線やRSIといったテクニカル指標をチャートに表示させること。メタトレーダー(MT4)をもっともメタトレーダー(MT4)らしく使いこなすための基本だ。
■「ナビゲーター」ウィンドウからテクニカル指標を表示
まずは通貨ペアや時間軸は何でもいいので、チャートを1枚開いてみよう。そこに移動平均線を追加するのはカンタン。画面上部の「表示」メニューから「ナビゲーター」のウィンドウを開いてみよう。

「ナビゲーター」のなかの「罫線分析ツール」と書かれたところにある「+」ボタンをクリックしてみよう。「罫線」というのは「チャート」のやや古めかしい言い方だ。

ここにはメタトレーダー(MT4)に最初からインストールされているテクニカル指標がズラッと並んでいる。ちょっと戸惑うのは、テクニカル指標の名前が英語で表示されていること。でも、すぐに慣れるので心配は無用だ。

■移動平均線を表示させてみよう
たとえば、移動平均線を表示させるには、「Moving Average」を探す。罫線分析ツールはアルファベット順に並んでいるので、まんなかあたりにあるはず。
見つけたら、「Moving Average」と書いてあるところをダブルクリックするか、チャートウィンドウにドラッグ&ドロップを。すると、小窓が開くが、とりあえずはいじらずにOKを押すと、画面に1本のラインが追加されるはず。これで終了だ。

■オシレーター系はサブウィンドウに表示される
他のテクニカル指標を表示させたいときも方法は同じ。「ナビゲータ-」ウィンドウの「罫線分析ツール」の中を探してダブルクリックするかドラッグ&ドロップだ。
今度は「Moving Average」のちょっと下にあるRSIを表示させてみよう。「Relative Strength Index」と書いてあるのがRSIだ。これをダブルクリックするかドラッグ&ドロップしてみる。
すると、今度はチャートウィンドウの下に小さなウィンドウが追加され、そこにRSIが表示されるはずだ。

RSIやMACD、ストキャスティクスなどオシレータ系と呼ばれるテクニカル指標は、このようにサブウィンドウに表示される。サブウィンドウの大きさはウィンドウの上端をドラッグ&ドロップすることで調整できる。
■ツールバーからもテクニカル指標は追加できる
また、ノートパソコンなど小さなモニターでメタトレーダー(MT4)を使っている人は「ナビゲーター」ウィンドウが邪魔に感じるかもしれない。「罫線分析ツール」の追加方法は上記の方法以外にも2つのルートがある。
(1)画面上部の「挿入」メニューから「罫線分析ツール」を選択する
(2)ツールバーの「Indicators」のアイコンをクリックする
この2つの方法でも追加することができる。

ただし、この方法だと罫線分析ツールが「Trend」(トレンド)、「Oscillator」(オシレータ)などと、テクニカル指標の系統ごとに分類されているので、テクニカル初心者には探しにくいかも。
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