
チャートツールとして優れたメタトレーダー(MT4)は、優れた取引ツールでもある。チャートを見ながら、「今がチャンス!」と思ったら、すぐに取引へと移ることができるのだ。
■チャート上で右クリックすれば速効注文ウィンドウへ!
まずは新規でポジションをとるときの方法から見ていこう。とはいっても、やり方はカンタン。取り引きしたい通貨ペアのチャートを開いていたら、チャート上で右クリック。「注文発注」→「新規注文」と選ぶだけだ。
慣れてきたら「F9」キーを押せば、注文画面が一発で立ち上がる。

■「成行」か「カウントダウン」で新規注文!
注文画面を開いた状態だと「注文種別」が「成行」か「カウントダウン」になっているはず。それを確認したら、あとは買いや売りのボタンを押せば注文が発注される。
メタトレーダー(MT4)ではFX会社によって「成行」、「カウントダウン」という2つの呼称があるが、これらに大きな違いはなく、両方とも基本的に「クリックした時点のレートで発注する」と考えておこう。
また、このときにどのくらいのスリッページを許容するか設定することもできる。

■取引単位に要注意! 「1=10万通貨」、「0.1=1万通貨」
新規注文で気をつけたいのは取引数量だ。
「数量」の欄は10万通貨が1。1万通貨のつもりで「1.00」と入力するのは、メタトレーダー(MT4)使いによくあるミス。FX会社によって取引単位は変わるが、1万通貨で取引したいなら「0.1」、1000通貨で取引したいなら「0.01」と入力しよう。

ちなみに注文画面の左側に表示されるのはTickチャート。ここで細かい値動きを見ながらタイミングを見計らって、注文ボタンをクリックするような使い方ができる。
■指値・逆指値注文だってもちろん対応
レートを指定した指値や逆指値を使って新規ポジションをとりたいときは「注文種別」を「指値または逆指値注文」に変更してみよう。
「指値または逆指値注文(新規注文)」という欄がウィンドウの下部に現れるはず。ここにある「注文種別」の欄は英語混じりになるのでご用心を。
選択できるのは「Buy」と「Sell」それぞれの「Limit」と「Stop」で合計4種類。「Buyは買い」、「Sellは売り」まではいいとして、「Limit=指値」「Stop=逆指値」なので覚えておこう。
たとえば、今よりも安いレートで新規の買い注文を出したいときは「Buy Limit」だし、今よりも高いレートで新規の売り注文を出したいときは「Sell Stop」を選択することになる。
注文種別を選んだら、レートと数量を指定して送信ボタンを押すだけだ。

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