6月3日(金)■『欧州の債務不安』と『金融市場のリスク許容度』、そして『米国の雇用統計の発表』と『週末要因』に注目！

本日の為替相場の焦点は、『欧州の債務不安』と『金融市場のリスク許容度』、そして『米国の雇用統計の発表』と『週末要因』にあり。

米国の経済指標は、
・米)雇用統計：非農業部門雇用者数＆失業率
・米)ISM非製造業景況指数
への注目度が高い。

米国以外の経済指標は、
・NZ)住宅建設許可
・英)サービス業PMI
への注目度が高い。

経済指標以外では、
・週末要因
・欧州の財政・金融・信用不安(ここ数週間、ギリシャの債務不安が燻る)
・金融市場のリスク許容度(ここ数週間、リスク回避の流れが優勢に)
・他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)
・ECBの金融政策への思惑(6月9日にECB理事会)
・米国の金融政策への思惑
・金融当局者や要人による発言
・中国の景気動向及び金融政策
・為替介入への警戒感(ドル円下落で高まる)
などの要因に注意。

★★★

週末金曜日。

本日の米国の経済指標の発表は、雇用統計：非農業部門雇用者数＆失業率がメイン。
その他、ISM非製造業景況指数への注目度も非常に高い。

米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。

直近の金融市場は、欧州の債務不安が燻り続け、リスク許容度による流れが相場の方向性を先導している。
先週後半からは、株式市場や商品市場が反発したことで、リスク回避の流れに対して巻き戻しが優勢とっていたが、今週半ばから再度リスク回避の流れが強まっている。

本日は、引き続き、欧州の債務不安での影響や金融市場のリスク許容度による方向性を見極めつつ、金融市場のビッグイベントである米国の雇用統計の発表での動向と週末要因に注意したい。


■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)

▼主要材料

・07時45分：NZ)住宅建設許可
→発表でのNZドルの反応はまずまず

・17時28分：英)サービス業PMI
→ポンドへの影響は非常に大きい

・21時30分：米)雇用統計：非農業部門雇用者数＆失業率
・23時00分：米)ISM非製造業景況指数
→2つの時間に2種類の経済指標。発表での反応はカナリ大きめ。現在、金融市場がリスク回避ヨリに傾いている点にも注意。ロンドンフィックスや週末クローズに向けての流れも上手く捉えたいところ


5月30日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼英国と米国が休場及び連休明けとなる点
▼欧州の財政・金融・信用不安(ここ数週間、ギリシャの債務不安が燻る)
▼金融市場のリスク許容度(ここ数週間、リスク回避の流れが優勢に)
▼主要国の株式市場(米国中心)
▼主要経済指標(米国中心、週末に米・雇用統計の発表あり)
▼金や原油などの商品市場
▼ECBの金融政策への思惑(6月9日にECB理事会)
▼米国の金融政策への思惑
▼米国の長期金利の動向
▼金融当局者や要人による発言
▼5月月末・6月月初要因
▼中国の景気動向及び金融政策
▼為替介入への警戒感(ドル円下落で高まる)

ザイFX限定！口座開設&取引で5000円もらえる！ トレイダーズ証券みんなのFX

6月3日(金)の為替相場の注目材料			指標ランク (注目度＆重要度)	コンセン サス	前回 発表値
・週末金曜日 ・ASEAN・豪・NZ自由貿易会議(30日～3日開催) ・アジア安全保障会議(シンガポール、3日・4日・5日開催) ・6月5日に、ポルトガル議会選挙を控える
07:45		NZ)住宅建設許可	○	+0.5%	+2.2%
10:00		中)非製造業PMI	△	-	62.5
16:53		独)サービス業PMI【確報値】	×	54.9	54.9
16:58		欧)サービス業PMI【確報値】	×	55.4	55.4
17:28		英)サービス業PMI	◎	54.2	54.3
21:30		米)雇用統計：非農業部門雇用者数	SS	+16.5万人	+24.4万人
		↑・失業率		8.9%	9.0%
23:00		米)ISM非製造業景況指数	S	54.0	52.8
23:15		欧)ゴンザレス・パラモECB理事の発言	△	要人発言
25:30		米)タルーロFRB理事の発言	B	要人発言
28:30		米)ローゼングレン：ボストン連銀総裁 の発言	B	要人発言
普通→太字→赤色太字の順番で重要。ピンク色太字は金融政策関連のモノ。 ピンク色のバックは米国の材料で黄色は要人発言、緑色は企業の決算を表す。 指標ランク について 米国の経済指標はSS→S→AA→A→BB→B→Cの7段階で表記 その他の経済指標は◎→○→△→×の4段階で表記 指標部分についての免罪 事項及びご利用上注意点 ※15時～20時に市場予想値(コンセンサス)の最新の数値をチェックし、更新した数値は赤字で表記

米雇用統計の発表、そしてロンドンフィックス、週末クローズに向けての変動で

---

米雇用統計の発表、そしてロンドンフィックス、週末クローズに向けての変動で

---

★☆>>>>>>さらに詳しい内容は『羊飼いのFXブログ』でどうぞ！

【ドル/円】のスプレッドをランキングで比較。約40口座の最新スプレッドを調査！