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2024年03月07日(木)のFXニュース(4)
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2024年03月07日(木)10時08分
ドル・円:ドル・円は一時149円を下回る
7日午前の東京市場でドル・円は149円05銭近辺で推移。149円38銭から148円94銭まで下げた。米長期金利の低下を受けたドル売りが観測されたが、7日発表された毎月勤労統計で1月の現金給与総額の伸びが市場予想を上回ったことも意識されたようだ。は底堅い動きを維持している。
ここまでの取引レンジは148円94銭-149円38銭、ユーロ・ドルは上げ渋り。1.0896ドル-1.0907ドルで推移。ユーロ・円は弱含み。162円85銭から162円44銭まで値下がり。
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2024年03月07日(木)10時07分
東京外国為替市場概況・10時 ドル円、下げ幅拡大
7日の東京外国為替市場でドル円は下げ幅を拡大。10時時点では148.88円とニューヨーク市場の終値(149.38円)と比べて50銭程度のドル安水準だった。30年債入札を控え債券相場が下落すると、円買いが徐々に進んだ。昨日安値149.10円を下抜けると、目先のストップロスを巻き込み149円を割り込んだ。東京仲値前には更に下げ幅を拡大し、約1カ月ぶりとなる148.88円まで弱含んだ。厚労省発表の1月の毎月勤労統計が+2.0%となり市場予想+1.2%を上回ったことも、本邦債券の売りを促したとの声もあった。なお、実質賃金は22カ月連続でマイナスとなった。
ユーロドルは底堅い。10時時点では1.0903ドルとニューヨーク市場の終値(1.0899ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。対円でのドル売りが支えとなり1.0907ドルまでじり高になり底堅さを維持している。もっとも、昨日高値1.0915ドルを上抜けるほどの勢いはなかった。
ユーロ円は弱含み。10時時点では162.33円とニューヨーク市場の終値(162.81円)と比べて48銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の値動きに連れて162.33円まで弱含んだ。最高値を更新して始まった日経平均が、上昇幅を縮小していることも重しになった。なお、クロス円は総じて軟調に推移し、ポンド円は189.64円、豪ドル円は97.84円、NZドル円は91.31円まで弱含んだ。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.88円 - 149.38円
ユーロドル:1.0896ドル - 1.0907ドル
ユーロ円:162.33円 - 162.85円Powered by DZHフィナンシャルリサーチ -
2024年03月07日(木)09時09分
ドル円、149.07円まで弱含み 昨日安値を割り込む
昨日からのドル売りの流れが継続し、昨日安値149.10円を割り込みドル円は149.07円まで弱含み。またクロス円も上値が重く、ユーロ円は162.54円、豪ドル円は97.92円まで連れ安、日経平均は大幅反発しているが株価の動きへの反応は限定的。
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2024年03月07日(木)09時00分
日経平均寄り付き:前日比240.28円高の40331.06円
日経平均株価指数前場は、前日比240.28円高の40331.06円で寄り付いた。
ダウ平均終値は75.86ドル高の38661.05。
東京外国為替市場、ドル・円は3月7日9時00分現在、149.25円付近。Powered by フィスコ -
2024年03月07日(木)08時50分
NY金先物は強含み、ドル安を意識した買いが入る
COMEX金4月限終値:2158.20 ↑16.30
6日のNY金先物4月限は強含み。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は、前営業日比+16.30ドル(0.76%)の2158.20ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは2131.90-2160.70ドル。アジア市場で2131.90ドルまで売られた後はじり高となり、米国市場の後半にかけて2160.70ドルまで値上り。ドル安を意識した買いが入ったようだ。通常取引終了後の時間外取引では主に2151ドルを挟んだ水準で推移。
・NY原油先物:反発、一時80.67ドルまで値上りNYMEX原油4月限終値:79.13 ↑0.98
6日のNY原油先物4月限は反発。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比+0.98ドル(+1.25%)の79.13ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは77.99ドル-80.67ドル。アジア市場で77.99ドルまで買われたが、ドル安を意識した買いが入ったことで反転し、米国市場の後半にかけて80.67ドルまで上昇。通常取引終了後の時間外取引では主に80ドルを挟んだ水準で推移。
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2024年03月07日(木)08時45分
日・1月現金給与総額:前年比+2.0%で市場予想を上回る
7日発表の1月現金給与総額は前年比+2.0%で市場予想の+1.2%を上回った。
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2024年03月07日(木)08時33分
ユーロ円 162.70円付近、SGX日経225先物は40355円でスタート
ユーロ円は162.70円付近で推移している。シンガポール取引所(SGX)の日経225先物(期近限月)は、大阪夜間終値(40350円)と比べ5円高の40355円でスタート。
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2024年03月07日(木)08時32分
ドル・円は主に149円台で推移か、米長期金利伸び悩みでドルは上げ渋る可能性
6日のドル・円は、東京市場では150円08銭から149円33銭まで下落。欧米市場では149円86銭から149円10銭まで下落し、149円40銭で取引終了。本日7日のドル・円は主に149円台で推移か。米長期金利の伸び悩みを受けてドルは上げ渋る可能性がある。
3月6日に公表された地区連銀経済報告によると、経済活動は1月初旬から2月下旬にかけてわずかに増加したもよう。経済成長の見通しはおおむね楽観的であり、雇用は緩慢なぺースで拡大していることも確認された。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は6日に下院金融サービス委員会に出席し、「FRBは年内に政策金利を引き下げると予想しているものの、利下げは経済の行方次第であり、インフレの継続的な進展は保証されていない」との見解を述べている。
パウエルFRB議長の発言を受けて市場参加者の間からは「米国経済の先行きやインフレ見通しは引き続き不透明であり、米長期金利と為替の動向については予断を許さない状況が続く」との声が聞かれている。
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2024年03月07日(木)08時31分
ドル円 149.23円前後、1月実質賃金上昇率は-0.6%
ドル円は149.23円前後で推移。1月実質賃金上昇率は-0.6%と発表され、22カ月連続でマイナスを記録した。
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2024年03月07日(木)08時06分
東京外国為替市場概況・8時 ドル円、小動き
7日の東京外国為替市場でドル円は小動き。8時時点では149.32円とニューヨーク市場の終値(149.38円)と比べて6銭程度のドル安水準だった。早朝のドル円は149.30円台を中心に小動き。連日8時過ぎにはドル売り・円買いが強まっていたが、本日は小幅な値動きのまま。
ユーロドルは値動き限定的。8時時点では1.0897ドルとニューヨーク市場の終値(1.0899ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。昨日1月後半以来となる1.09ドルまで上昇したこともあり、早朝も底堅さを維持している。しかし、本日は欧州中央銀行(ECB)理事会が開かれることで、積極的な取引は手控えられ値動きは限定的。
ユーロ円は上値が重い。8時時点では162.71円とニューヨーク市場の終値(162.81円)と比べて10銭程度のユーロ安水準だった。連日8時過ぎに円買いフローが入っていたことで、ややクロス円は上値が重く推移。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.29円 - 149.38円
ユーロドル:1.0896ドル - 1.0901ドル
ユーロ円:162.71円 - 162.85円Powered by DZHフィナンシャルリサーチ -
2024年03月07日(木)08時01分
世界各国通貨に対する円:対ドル0.43%高、対ユーロ0.08%高
現在値 前日比 % 前日終値
*ドル・円 149.40円 -0.65円 -0.43% 150.05円
*ユーロ・円 162.78円 -0.13円 -0.08% 162.91円
*ポンド・円 190.22円 -0.42円 -0.22% 190.64円
*スイス・円 169.39円 -0.47円 -0.28% 169.85円
*豪ドル・円 98.05円 +0.46円 +0.47% 97.59円
*NZドル・円 91.52円 +0.20円 +0.22% 91.32円
*カナダ・円 110.54円 +0.15円 +0.14% 110.39円
*南アランド・円 7.93円 +0.02円 +0.31% 7.91円
*メキシコペソ・円 8.85円 -0.00円 -0.04% 8.85円
*トルコリラ・円 4.70円 -0.04円 -0.81% 4.73円
*韓国ウォン・円 11.19円 -0.05円 -0.45% 11.25円
*台湾ドル・円 4.73円 -0.02円 -0.47% 4.75円
*シンガポールドル・円 111.57円 -0.17円 -0.16% 111.75円
*香港ドル・円 19.09円 -0.09円 -0.44% 19.18円
*ロシアルーブル・円 1.65円 -0.01円 -0.31% 1.65円
*ブラジルレアル・円 30.21円 -0.06円 -0.19% 30.27円
*タイバーツ・円 4.19円 +0.01円 +0.13% 4.19円
年初来騰落率 過去1年間での高値/安値 昨年末終値
*ドル・円 +5.93% 151.91円 129.64円 141.04円
*ユーロ・円 +4.53% 164.30円 138.83円 155.72円
*ポンド・円 +5.94% 191.32円 158.27円 179.56円
*スイス・円 +1.03% 171.83円 140.25円 167.65円
*豪ドル・円 +2.07% 99.06円 86.06円 96.06円
*NZドル・円 +2.70% 93.45円 80.44円 89.12円
*カナダ・円 +3.97% 111.80円 94.08円 106.32円
*南アランド・円 +2.94% 8.34円 6.91円 7.71円
*メキシコペソ・円 +6.54% 8.88円 6.79円 8.31円
*トルコリラ・円 -1.90% 7.48円 4.69円 4.79円
*韓国ウォン・円 +2.58% 11.67円 9.92円 10.91円
*台湾ドル・円 +2.54% 4.81円 4.27円 4.61円
*シンガポールドル・円 +4.43% 112.24円 97.18円 106.84円
*香港ドル・円 +5.74% 19.46円 16.52円 18.06円
*ロシアルーブル・円 +4.47% 1.81円 1.42円 1.58円
*ブラジルレアル・円 +3.96% 31.21円 24.33円 29.06円
*タイバーツ・円 +2.21% 4.29円 3.79円 4.10円Powered by フィスコ -
2024年03月07日(木)08時00分
NY市場動向(取引終了):ダウ75.86ドル高(速報)、原油先物0.98ドル高
【 米国株式 】 前日比 高値 安値 ↑ / ↓
*ダウ30種平均 38661.05 +75.86 +0.20% 38858.13 38570.80 16 14
*ナスダック 16031.54 +91.95 +0.58% 16128.56 15956.66 1834 1361
*S&P500 5104.76 +26.11 +0.51% 5127.97 5092.22 366 134
*SOX指数 4997.93 +118.10 +2.42%
*225先物 40350 大証比 +270 +0.67%【 為替 】 前日比 高値 安値
*ドル・円 149.40 -0.65 -0.43% 150.08 149.10
*ユーロ・ドル 1.0896 +0.0039 +0.36% 1.0915 1.0842
*ユーロ・円 162.79 -0.12 -0.07% 162.96 162.22
*ドル指数 103.38 -0.42 -0.40% 103.89 103.20【 債券 】 前日比 高値 安値
* 2年債利回り 4.56 +0.00 4.57 4.51
*10年債利回り 4.11 -0.04 4.17 4.08
*30年債利回り 4.24 -0.05 4.31 4.23
*日米金利差 3.39 -0.76【 商品/先物 】 前日比 高値 安値
*原油先物 79.13 +0.98 +1.25% 80.67 77.99
*金先物 2153.7 +11.8 +0.55% 2160.7 2131.9
*銅先物 387.0 +2.3 +0.60% 389.7 383.7
*CRB商品指数 278.12 +2.29 +0.83% 278.12 275.83【 欧州株式 】 前日比 高値 安値 ↑ / ↓
*英FT100 7679.31 +33.15 +0.43% 7701.25 7639.03 63 36
*独DAX 17716.71 +18.31 +0.10% 17745.16 17682.51 18 21
*仏CAC40 7954.74 +21.92 +0.28% 7969.45 7919.37 23 17Powered by フィスコ -
2024年03月07日(木)08時00分
東京為替見通し=1月実質賃金を見極め、その後は金融政策正常化に関する報道に要警戒
6日のニューヨーク外国為替市場でドル円は149.10円まで下落した。2月ADP全米雇用報告が予想を下回り、米10年債利回りが一時4.07%台まで低下したことが重しとなった。ユーロドルは米長期金利の低下で1.0915ドルまで上昇。ユーロ円は日本時間夕刻の安値162.22円から米国株相場や日経平均先物の上昇に伴う円売りで162.96円まで反発した。
本日の東京外国為替市場のドル円は、1月の実質賃金上昇率を見極めた後は、日銀の金融政策正常化に関する発言や報道に警戒していくことになる。
日銀の金融政策正常化に関して、日銀政策委員の発言や観測報道が錯綜している。昨日は、時事通信が、日本銀行が18-19日に開催する金融政策決定会合で、正副総裁を含む政策委員9人のうち、少なくとも1人がマイナス金利の解除が妥当だと意見表明する見通しと報じた。
来週13日に春闘の集中回答があり、15日に春闘の第1次集計結果が発表され、18-19日の日銀金融政策決定会合を迎える。足もとの翌日物金利スワップ市場(OIS)では、マイナス金利解除の確率は3月が50%程度、4月が80%程度になっている。
植田日銀総裁は、2月22日に衆議院予算委員会に出席し、「消費者物価は去年までと同じような右上がりの動きが続くと予想している。そういう意味でデフレではなく、インフレの状態にあると考えている」と述べた。しかし、3月1日には、「現時点で達成が見通せる状況ではない」と述べている。
また、2月29日には高田日銀審議委員が、マイナス金利解除などの条件となっている2%の物価安定目標の実現が「見通せる状況になってきた」と述べている。
その後、3月2日の報道では、政府が物価の上昇傾向を受け「デフレ脱却」を表明する検討に入ったことが報じられた。政府は日本経済がデフレにあるとの見解を2001年3月の月例経済報告に併せて公表した資料で「緩やかなデフレにある」と示していたが、デフレ脱却を表明すれば、23年間にわたり安定成長を妨げてきた足枷が外れたと認めることになる。しかしながら、4日には鈴木財務相が観測報道を打ち消している。
8時30分に発表される1月毎月勤労統計(現金給与総額)は前年同月比+1.2%と予想されており、昨年12月の上昇率からの増加が見込まれている。注目ポイントは、2022年4月から2023年12月まで21カ月連続してマイナスを記録している実質賃金の上昇率となる。
1月全国CPIにおける実質賃金試算に使用される「持ち家の帰属家賃を除く総合」は+2.5%だった。もし、今年の物価水準がそのままで推移すると仮定すると、定期昇給(※約+2.0%程度)を含めた賃上げ率が4.5%を超えないと実質賃金はプラスにならないことになる。
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2024年03月07日(木)07時10分
米1月JOLT求人件数は昨年10月来で最低、労働市場の減速の兆候、FRBの利下げ正当化へ
米労働省が発表した米1月JOLT求人件数は886.3万件となった。12月888.9万件から減少し昨年10月来で最低となった。ただ、引き続き失業者総数612.4万人を273万件上回っている。また、1人の失業者に対する求人件数も1.45件と再び増加。昨年10月に1.35と、パンデミック前の付近まで回復後、再び増加基調にある。
12月分は900万件台から888.9万件に下方修正された。
雇用者の労働市場への自信を表明すると注目される自主退職者数は引き続き減少。12月の340万人から5.4万人減少し338.5万人と、パンデミック前の2020年2月の340万人を下回った。自主的退職率は2.1%と、12月の2.2%からさらに低下した。雇用者の労働市場への自信が後退しつつある証拠となった。採用者数は10万人減の568.7万人。採用率は3.6%と、12月の3.7%から低下した。雇用削減率は1.0%で12月と同水準。
全般的に労働市場の弱さの兆候が示唆され、連邦準備制度理事会(FRB)の年内の利下げ軌道を後押しする結果となった。
■1月労働市場ダッシュボード
求人件数:5.3%(12月5.3%、2023年1月6.3%)
雇用削減率:1.0%(1.0%、1.2%)
自主的退職率:2.1%(2.2%、2.5%)
採用率:3.6%(3.7%、4.1%)失業率:3.7%(3.7%)
不完全雇用率(U6):7.2%(7.1%)
非農業部門雇用者数:+35.3万人(+33.3万人)
平均時給:前月比+0.6%、前年比+4.5%(+0.4%、+4.3%)Powered by フィスコ -
2024年03月07日(木)07時05分
ニューヨーク外国為替市場概況・6日 ドル円、続落
6日のニューヨーク外国為替市場でドル円は続落。終値は149.38円と前営業日NY終値(150.05円)と比べて67銭程度のドル安水準だった。2月ADP全米雇用報告で政府部門を除く非農業部門雇用者数が14.0万人増と予想の15.0万人増を下回ったことが伝わると、米長期金利の低下とともに全般ドル売りが進行。2時過ぎに一時149.10円と2月12日以来の安値を付けた。
なお、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は米下院金融サービス委員会で「利下げにはインフレに関するさらなる確信が必要」との見解を示し、当面はデータを見極める従来通りの姿勢を強調した一方、「年内のいずれかの時点で利下げが適切になる可能性が高い」との考えを示した。また、「今年の利下げ開始時期やペースは景気次第」「慎重かつ思慮深く、利下げの決定を下すべき」などと話した。市場では「これまでに示した内容に沿ったもの」との受け止めが聞かれ、その後はドル売りがじりじりと進んだ。ユーロドルは上昇。終値は1.0899ドルと前営業日NY終値(1.0857ドル)と比べて0.0042ドル程度のユーロ高水準だった。米雇用指標の下振れをきっかけに米長期金利の指標となる米10年債利回りが一時4.0768%前後と約1カ月ぶりの低水準を付けると全般ドル売りが先行。パウエルFRB議長の議会証言では早期利下げに慎重な姿勢が示されたものの、「従来通りの見解が示された」との受け止めから、米金利低下とドル売りが進んだ。2時過ぎには一時1.0915ドルと1月24日以来の高値を付けた。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時103.20と2月2日以来の低水準を付けた。
ユーロ円は続落したものの、下値は堅かった。終値は162.79円と前営業日NY終値(162.91円)と比べて12銭程度のユーロ安水準。日銀が金融政策の修正に早期に動くとの観測が円買いを促し、日本時間夕刻に一時162.22円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが進んだ。米国株相場や日経平均先物の上昇に伴う円売り・ユーロ買いが出て、0時30分過ぎに一時162.96円と日通し高値を更新した。
カナダドルは全面高。カナダ銀行(BOC)はこの日、市場予想通り政策金利を5.00%に据え置くことを決めたと発表。マックレムBOC総裁が記者会見の冒頭に読み上げる声明原稿で「本日の決定は現在の政策金利が引き続き適切であるという理事会の評価を反映したもの。利下げを検討するのは時期尚早だ」と述べたことがカナダドル買いを誘った。対米ドルでは一時1.3499カナダドル、対ユーロでは1.4722カナダドル、対円では110.63円まで上昇した。WTI原油先物価格の上昇を背景に産油国通貨とされるカナダドルに買いが集まった面もあった。
本日の参考レンジ
ドル円:149.10円 - 150.08円
ユーロドル:1.0842ドル - 1.0915ドル
ユーロ円:162.22円 - 162.96円Powered by DZHフィナンシャルリサーチ
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- 東京外国為替市場概況・15時 ドル円、伸び悩み(02/10(月) 15:08)
- ドル・円は底堅い、米株式先物にらみ(02/10(月) 15:01)
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