本日の為替相場の焦点は、『米国の債務問題』と『ユーロ圏の財政問題』、そして『金融市場のリスク許容度での方向性』と『週末&月末要因』にあり。
米国の経済指標は、
・米)第2四半期GDP【速報値】/個人消費【速報値】
・米)シカゴ購買部協会景気指数
・米)ミシガン大消費者信頼感指数【確報値】
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・NZ)住宅建設許可
・日)全国消費者物価指数&【除生鮮】
・日)鉱工業生産【速報値】
・独)小売売上高
・欧)消費者物価指数【速報値】
・加)GDP
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・米)ブラード:セントルイス連銀総裁の発言【金融政策】
・週末要因&月末要因
・米国の主要企業や大手金融機関の決算発表(ジュブロン、アムジュン、ベリサイン、イーストマンケミカル、アメリカン・エレクトリック・パワー、他)
・米国の債務問題
・為替介入への警戒感
・ユーロ圏の財政問題
・金融市場のリスク許容度
・他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)
・金融当局者や要人による発言
・中国の景気動向及び金融政策
・来週に、ECB金融政策決定会合を控える点
・来週に、米国の雇用統計発表を控える点
・8月9日に、FOMCを控える点
などの要因に注意。
★★★
本日は、週末金曜日で7月の月末最終営業日。
米国の経済指標は、第2四半期GDP【速報値】/個人消費【速報値】とミシガン大消費者信頼感指数【確報値】がメイン。
その他、シカゴ購買部協会景気指数へも注目が集まる。
米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
また、7月中旬から本格化している主要企業や大手金融機関の決算発表は株式市場の変動要因となりやすい。
ここ最近の為替相場は、ユーロ圏の財政問題と米国の債務問題、金融市場のリスク許容度を主要因にドルやユーロが大きく上下している。
今週に入ってからも、米国の債務問題やユーロ圏の財政問題、リスク回避ヨリの流れが主な変動要因となっている。
本日は、引き続き米国の債務問題とユーロ圏の財政問題、金融市場のリスク許容度による方向性に注意しながら、米国の経済指標発表などのイベントでの影響を見極めたい。
また、週末要因&月末要因やドル円での介入警戒感での動きにも注意したい。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・07時45分:NZ)住宅建設許可
→発表でのNZドルへの影響はまずまず
・08時30分:日)全国消費者物価指数&【除生鮮】
→反応は限定的か
・08時50分:日)鉱工業生産【速報値】
→反応は限定的か
・15時00分:独)小売売上高
→変動のキッカケに使われやすい
・18時00分:欧)消費者物価指数【速報値】
→来週にECB理事会を控えるため、金融政策への思惑が噴出すれば大きな流れのキッカケになりやすい
・21時30分:加)GDP
→発表でのカナダドルへの影響はカナリ大きい
・21時30分:米)第2四半期GDP【速報値】/個人消費【速報値】
・22時45分:米)シカゴ購買部協会景気指数
・22時55分:米)ミシガン大消費者信頼感指数【確報値】
→3つの時間に3種類の経済指標。発表での変動は当然のこと、米国の債務問題、ユーロ圏の財政問題、金融市場のリスク許容度、週末&月末での流れを上手くつかみたいところ
7月25日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼欧州の金融機関の決算発表が本格化
▼米国の主要企業や大手金融機関の決算発表が本格化
▼今週相次ぐ、米国の長期国債の入札
▼ユーロ圏の財政問題
▼米国の債務問題
▼金融市場のリスク許容度
▼主要株式市場の動向
▼主要経済指標の発表
▼為替介入への警戒感(ドル円下落で高まる)
▼ECBの金融政策への思惑
▼米国の金融政策への思惑
▼金融当局者や要人による発言
▼米国の長期金利の動向
▼ベージュブック(地区連銀経済報告)の公表
▼欧州の国債の入札状況
▼金や原油などの商品市場の動向
▼中国の景気動向及び金融政策
▼7月の月末要因
▼来週に、ECB金融政策決定会合を控える点
▼来週に、米国の雇用統計発表を控える点
▼8月9日に、FOMCを控える点
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7月29日(金)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・週末金曜日 ・7月の月末最終営業日 ・米国の主要企業の決算発表(予定・変動有り)→ジュブロン、アムジュン、ベリサイン、イーストマンケミカル、アメリカン・エレクトリック・パワー、他 |
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07:45 | NZ)住宅建設許可 | ○ | +3.0% | +2.2% | ||||||||||
08:01 | 英)GFK消費者信頼感調査 | △ | -26 | -25 | ||||||||||
08:30 | 日)失業率 | × | 4.6% | 4.5% | ||||||||||
↑・有効求人倍率 | 0.61 | 0.61 | ||||||||||||
日)全世帯家計調査消費支出 | △ | -2.3% | -1.9% | |||||||||||
日)東京消費者物価指数 | △ | ±0.0% | -0.2% | |||||||||||
↑・東京消費者物価指数【除生鮮】 | +0.2% | +0.1% | ||||||||||||
日)全国消費者物価指数 | ○ | +0.2% | +0.3% | |||||||||||
↑・全国消費者物価指数【除生鮮】 | +0.5% | +0.6% | ||||||||||||
08:50 |
日)鉱工業生産【速報値】 [前月比/前年比] |
○ | +4.5% | +6.2% | ||||||||||
-1.2% | -5.5% | |||||||||||||
13:00 | 日)自動車生産 | × | - | -30.9% | ||||||||||
14:00 | 日)建設工事受注 | × | - | +25.5% | ||||||||||
日)住宅着工戸数 | × | +4.6% | +6.4% | |||||||||||
15:00 |
独)小売売上高 [前月比/前年比] |
○ | +1.7% | -2.8% (-2.5%) |
||||||||||
-1.6% | +2.2% | |||||||||||||
南ア)マネーサプライM3 | × | +6.35% | +6.14% | |||||||||||
15:45 | 仏)生産者物価指数 | × | +5.9% | +6.1% | ||||||||||
17:30 | 英)消費者信用残高 | × | +3億 | +2億 | ||||||||||
英)住宅ローン承認件数 | × | 4.60万件 | 4.59万件 | |||||||||||
英)マネーサプライM4 | × | - | -0.2% | |||||||||||
18:00 | 欧)消費者物価指数【速報値】 | ◎ | +2.7% | +2.7% | ||||||||||
21:00 | 南ア)貿易収支 | × | +10億 | -10億 | ||||||||||
21:30 |
加)GDP [前月比/前年比] |
◎ | +0.1% | ±0.0% | ||||||||||
+2.8% | +2.8% | |||||||||||||
加)鉱工業製品価格 | × | -0.1% | -0.2% | |||||||||||
米)第2四半期GDP【速報値】 | S | +1.8% | +1.9% | |||||||||||
↑・個人消費【速報値】 | +0.8% | +2.2% | ||||||||||||
↑・GDPデフレーター【速報値】 | +2.0% | +2.0% | ||||||||||||
↑・コアPCEデフレーター【速報値】 | +2.3% | +1.6% | ||||||||||||
米)第2四半期雇用コスト指数 | B | +0.5% | +0.6% | |||||||||||
22:45 | 米)シカゴ購買部協会景気指数 | BB | 60.0 | 61.1 | ||||||||||
22:55 | 米)ミシガン大消費者信頼感指数【確報値】 | AA | 64.0 | 63.8 | ||||||||||
28:15 | 米)ブラード:セントルイス連銀総裁の発言 【金融政策】 |
BB | 要人発言 | |||||||||||
米)ロックハート:アトランタ連銀総裁の発言 | B | 要人発言 | ||||||||||||
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