今晩はバンカメやシティ銀といった企業決算がある。しかし昨日と同じで、それが相場の流れを変えたりすることはないのかもしれない。住宅関連の指標や景況感のデータも出てくるが、やはり重要度が相対的に減っている。市場の関心は高いところに位置している米国株のスリップだ。
それだけ高値恐怖症のレベルにいるわけであり、値段が動かないのは気迷いのステージなのだろう。もし一段高出来なければ大いに利食い売りを誘うところだが、その瞬間を捕まえてドル円かユーロ円でも売り込むチャンスをうかがっているのだが、動かないものは仕方がない。
他にも注意しなければいけないのは、日銀会合を来週に控えてもいるし、日本サイドの要人発言であろう。為替相場はまだ甘利発言を引っ張っているが、それでもドル円は年初のレベルである86円台にはほど遠い。 仮に86円台まで全戻しするようなことにでもなれば、ものすごいことになりそうだ。たかだか88円ちょうどを割り込んだだけで、これだけの影響である。考えたら恐ろしいことだ。しかしその機会はなかなか訪れない。
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