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田向宏行
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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

ユーロドルは1.40台を目前に大失速、
戻り売り態勢で臨まねば

2014年05月09日(金)16:14公開 (2014年05月09日(金)16:14更新)
持田有紀子

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 欧州序盤では、ドル円は101円台の後半で、ユーロドルは1.39台の前半だった。すぐにややユーロ買いが優勢となっていった。ユーロ関係者がこれまで利下げやマイナス金利、量的緩和などをさんざんと繰り返してしゃべってきたのに、ECBが何もしないだろうということで、かえってユーロ買いを強めているのだ。そしてECBの会合もひかえている。

 ドラギ総裁がかなり明確にユーロのイージングの話を持ち出さないと、反対にユーロ買いを誘うことになるだろう。そういう見込みがかなり高まった。それでユーロは実に堅調。私もその観測には大いに納得がいくものがあるので、ユーロドルを買ってみた。1.3944になってからの買いだ。かなりの出遅れ感はあるが、少なくとも前日の高値は越えてきている。上値も軽くなっているはずだが…。

 とりあえずECBの結果が出るのをはさんで、ドラギ総裁の会見まで持ちこたえたいところ。徐々にユーロの値段は切り上がってはいるが、まだ予断を許さない。とりあえず今年のユーロドルの1.40台はまだついていないので、今週の高値付近である1.3990前後でいったんは利食い売り、そして1.4010で買いのストップ注文を置いておく。利食いとポジションメーキングを1.4000をはさんで行うためだ。そこまで行くと、もう目では追えない早さでマーケットが動き出すかもしれないためである。

 ドラギ総裁の会見が始まった。やはりユーロは急激に上昇。リアルタイムで会見を見ているわけではないが、まあ今までと同じ内容のことしかしゃべっていないのだろう。ユーロドルは1.3970を越えてきた。そして1.3985も触り出したが、ここは今年の高値近辺だからなのか、やはり引っかかる。素直にここからは上がりにくい。

 私のユーロドルは1.3990では売れたが、なかなか1.40台に乗せてこない。それでもユーロを買いたくて仕方がないのは見える。あとは時間の問題だろう。そう思っていたところ、急激にユーロドルが下がってきた。ちょっと1分ほど目を話したスキにであった。ちょっと自分が勘違いしているのかとも思われるほどの、下がり方だった。

 もう一度、大台を確認して、下がっていることを認識。何が出たのかと思ったら、ドラギ総裁が6月の会合のときにも利下げをするかもと示唆したようだ。時期を指定したというこことで、やや踏み込んだ発言だと解釈されたのだろう。

 そして下がっても、やはり何度も止められている1.3900あたりでは、かなりもんだ。私も今度は売りたいフィーリングになってきている。利下げ自体は新鮮なニュースではないが、ともかくもユーロは全面安して、そのままユーロ安のレベルで張り付いている。この直前までのたまりにたまったユーロロングの処理も出てくるはずだ。

 結果的に上手いところでゲットアウト出来たことだし、ここはリスクを取って突っ込んでも売っていく気になった。そして1.3880で売りのストップ注文を置いておいた。欧州時間から見ても、1.3890から下はまだやっていないからだ。

 私のショートメーキングがダンになると、そのあたりが底値になってしまった。急激にユーロドルが戻ることはないのだが、それでもポジションができてからずっとアゲインストというのは持ち心地が良くない。1.39台に戻ったら買い戻すつもりなのだが、次に下がって来てフェイバーになったところでポジションを閉じた。苦労が続くと、安心を先に取りたくなるものだ(苦笑)。

 そのままユーロは回復しなかった。ユーロは安値圏でステイ。まだユーロ売りの需要はありそうだ。すでにユーロドルは戻り売りで臨まないといけない形をしている。どこで売ってもいいのだろうが、昨日、私が苦しんだ1.3880あたりが戻りの目安になるのではないだろうか。戻らなければ、突っ込んででも売っていくつもり。今晩は大きなイベントがない分、値動き重視のトレーディングに励もうと思う。


日本時間 16時00分
 


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