本日の為替相場の焦点は、『欧州の信用不安』と『金融市場のリスク回避の流れ』、そして『米国の経済指標』にあり。
米国の経済指標は、
・「米)住宅着工件数/建設許可件数」
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・「独)製造業PMI【速報値】」
・「独)サービス業PMI【速報値】」
・「欧)製造業PMI【速報値】」
・「欧)サービス業PMI【速報値】」
・「加)消費者物価指数&【コア】」
・「加)景気先行指数」
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・「豪)RBA議事録(4月5日開催分)」
・「米国の主要企業決算発表(※変更有り)→IBM、ジョンソン・エンド・ジョンソン、インテル、ゴールドマン・サックス、USバンコープ、ステート・ステリート、ヤフー、ノーザン・トラスト、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン、他」
・「欧州の財政・金融・信用不安」
・「金融市場のリスク許容度」
・「米国の金融政策(早期利上げ期待)」
・「ECBの金融政策(追加利上げ期待)」
・「他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、他・米国以外の株式市場等)」
・「中東・北アフリカ問題(リビア情勢中心)」
・「金融当局者や要人による発言」
・「福島原発・放射能漏れ問題」
・「日・米の金利差拡大観測(円キャリートレードなどにも)」
・「中国の景気動向及び金融政策」
・「22日から、世界的にイースター休暇入りとなる点」
・「来週27日に、FOMC結果発表を控える点」
などの要因に注意。
★★★
本日は、RBA議事録(4月5日開催分)の公表が行われる。
注目度の高い米国の経済指標は、「住宅着工件数/建設許可件数」がメイン。
その他、ステート・ステリートやゴールドマン・サックス、バンク・オブ・ニューヨーク・メロンの決算発表が予定されている。
米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
また、今週相次ぐ米国の主要企業や大手金融機関の決算は株式市場の変動要因となりやすい。
先週の為替相場は、それまでとは少し変わって一時的にリスク回避の流れが優勢となるなど、金融市場のリスク許容度が相場を支配した。これに加えて、ECBの追加利上げ観測とFRBの早期利上げ観測の他、欧州の信用不安やリビア情勢、福島原発問題が主な変動要因となった。
本日は、昨日の金融市場で加速した欧州の信用不安や米国の格下げを受けた金融市場のリスク回避の流れに注視し、流れを上手く捉えたい。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・10時30分:豪)RBA議事録(4月5日開催分)
→内容次第では今後の金融政策への思惑が高まり大きな変動にも。少なくとも相場を動かすキッカケにされやすい
・16時28分:独)製造業PMI【速報値】
・16時28分:独)サービス業PMI【速報値】
→相場が動くキッカケになりやすい
・16時58分:欧)製造業PMI【速報値】
・16時58分:欧)サービス業PMI【速報値】
→16時28分のドイツのモノで動けば引き続き要注意
・20時00分:加)消費者物価指数&【コア】
→発表内容でカナダドルに大きな影響を与える
・時刻未定:米)第1四半期ステート・ステリート決算発表
・時刻未定:米)第1四半期バンク・オブ・ニューヨーク・メロン決算発表
・時刻未定:米)第1四半期ゴールドマン・サックス決算発表
→相場の気分次第。NYダウへの影響も注視
・21時30分:加)景気先行指数
→相場の気分次第
・21時30分:米)住宅着工件数/建設許可件数
→内容も重要だが、相場が変動するキッカケとして注視したい。欧州不安や米国格下げでのリスク回避の流れが続くかどうかが重要
4月18日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼G20・G7財務相・中央銀行総裁会議明けでの影響
▼22日から、世界的にイースター休暇入りとなる点
▼来週27日に、FOMC結果発表を控える点
▼米国の金融政策(早期利上げ期待)
▼ECBの金融政策(追加利上げ期待)
▼欧州の財政・金融・信用不安
▼中東・北アフリカ問題(リビア情勢中心)
▼金融市場のリスク許容度
▼主要経済指標(米国中心)
▼米国の長期金利の動向
▼主要国の株式市場(米国中心)
▼相次ぐ、米国の主要企業や大手金融機関の決算
▼金融当局者や要人による発言
▼金や原油などの商品市場
▼福島原発・放射能漏れ問題
▼日・米の金利差拡大観測(円キャリートレードなどにも)
▼G7協調介入
▼中国の景気動向及び金融政策
▼東日本大震災による影響
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4月19日(火)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・米国の主要企業決算発表(※変更有り)→IBM、ジョンソン・エンド・ジョンソン、インテル、ゴールドマン・サックス、USバンコープ、ステート・ステリート、ヤフー、ノーザン・トラスト、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン、他 | ||||||||||||||
10:30 | 豪)RBA議事録(4月5日開催分) | ◎ | - | - | ||||||||||
14:00 | 日)消費者態度指数 | × | - | 40.6 | ||||||||||
15:00 | 日)工作機械受注【確報値】 | × | - | 49.5% | ||||||||||
16:28 | 独)製造業PMI【速報値】 | ○ | 60.0 | 60.9 | ||||||||||
独)サービス業PMI【速報値】 | ○ | 59.8 | 60.1 | |||||||||||
16:58 | 欧)製造業PMI【速報値】 | ○ | 57.0 | 57.5 | ||||||||||
欧)サービス業PMI【速報値】 | ○ | 56.9 | 57.2 | |||||||||||
17:00 | 欧)経常収支 | × | - | -7億 | ||||||||||
18:00 |
欧)建設支出 [前月比/前年比] |
× | - | +1.8% | ||||||||||
- | -4.5% | |||||||||||||
未定 | 欧)消費者信頼感【速報値】 | × | -11.0 | -10.6 | ||||||||||
20:00 |
加)消費者物価指数 [前月比/前年比] |
◎ | +0.6% | +0.3% | ||||||||||
+2.8% | +2.2% | |||||||||||||
↑・消費者物価指数【コア】 [前月比/前年比] |
+0.2% | +0.2% | ||||||||||||
+1.2% | +0.9% | |||||||||||||
未定 | 米)第1四半期ステート・ステリート決算発表 | BB | 主要企業決算 | |||||||||||
未定 | 米)第1四半期バンク・オブ・ニューヨーク・メロン決算発表 | BB | 主要企業決算 | |||||||||||
未定 | 米)第1四半期ゴールドマン・サックス決算発表 | A | 主要企業決算 | |||||||||||
21:30 | 加)景気先行指数 | ○ | +0.5% | +0.8% | ||||||||||
加)卸売売上高 | △ | -0.1% | +1.5% | |||||||||||
米)住宅着工件数 | A | 52.0万件 | 47.9万件 | |||||||||||
↑・建設許可件数 | 54.0万件 | 51.7万件 (53.4万件) |
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どちらかと言えば、軟調な感じが続く可能性が高いとみるが、直近のメインはユーロドルやクロス円とし、ドル円はチャンスがあれば程度で
取り敢えずは、欧州の信用不安でのユーロ売りが継続する方向に考えて、ショートヨリで。下落の加速時に追随
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