本日の為替相場の焦点は、『主要株式市場の動向』と『欧米の景気先行き懸念』、そして『8月の月末要因』や『週末に米国の雇用統計を控える点』にあり。
米国の経済指標は、
・米)ADP全国雇用者数
・米)シカゴ購買部協会景気指数
・米)製造業受注指数
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・独)小売売上高
・独)失業率&失業者数
・欧)消費者物価指数【速報値】
・欧)失業率
・加)GDP&第2四半期GDP
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・月末要因(8月の最後の営業日)
・週末に、米国の雇用統計の発表を控える点
・金融市場のリスク許容度(株価が主動しやすい)
・日本政府&日銀による為替介入の実施と警戒感
・他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)
・欧州の債務問題
・米国の金融政策への思惑(追加金融緩和策実施など)
・米国の景気先行き
・欧州の景気先行き
・米国の債務問題
・金融当局者や要人による発言
などの要因に注意。
★★★
8月の最後の営業日でFOMC議事録(8月9日開催分)公表明け。
米国の経済指標は、ADP全国雇用者数がメイン。
その他、シカゴ購買部協会景気指数や製造業受注指数も発表される。
米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
ここ最近の為替相場は、金融市場のリスク許容度による方向性や欧州及び米国の景気先行き懸念、そして欧州の債務問題、FRBによる追加金融緩和策実施への思惑などを主要因に大きめに上下している。
本日は、FOMC議事録(8月9日開催分)公表明けでの影響を見極めながら、引き続き、株式市場が主導する金融市場のリスク許容度による方向性に注視したい。その他、欧州の債務問題、米国及び欧州の景気先行き懸念、FRBによる追加金融緩和策実施への思惑なども変動要因となりやすい。
また、本日が8月の月末最終営業日でのあることや、週末に金融市場のビッグイベントである米国の雇用統計の発表を控えることから、本日のADP全国雇用者数の発表を含めて、米国の雇用統計への思惑での変動にも注意したい。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・15時00分:独)小売売上高
・16時55分:独)失業率&失業者数
・18時00分:欧)消費者物価指数【速報値】
・18時00分:欧)失業率
→ユーロ圏の消費者物価指数【速報値】がメイン。インフレへの思惑が噴出すれば大きな変動になりやすい。それ以外の経済指標も発表でのユーロへの影響はなかなか
・21時15分:米)ADP全国雇用者数
・22時45分:米)シカゴ購買部協会景気指数
・23時00分:米)製造業受注指数
→3つの時間に3種類の経済指標。ADPがメイン。週末の雇用統計への思惑が噴出すれば大きな変動になりやすい
・21時30分:加)GDP&第2四半期GDP
→発表でのカナダドルへの影響は非常に大きい
8月29日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼金融市場のリスク許容度(株価が主動しやすい)
▼日本政府&日銀による為替介入の実施と警戒感
▼米国の金融政策への思惑(追加金融緩和策、FOMC議事録)
▼欧州の債務問題(トリシェECB総裁の発言も)
▼主要な株式市場の動向(米国が中心)
▼主要な経済指標の発表(米国が中心、米・雇用統計が中心)
▼米国の景気先行き
▼欧州の景気先行き
▼米国の国債の入札状況や長期金利の動向
▼欧州各国の国債の入札状況
▼金融当局者や要人による発言
▼米国の債務問題
▼中国の景気先行き及び金融政策
▼金や原油などの商品市場の動向
▼欧州の銀行の健全性
▼欧州の金融政策
▼8月月末・9月月初め要因
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8月31日(水)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・FOMC議事録(8月9日開催分)公表明けとなる ・8月の最後の営業日 ・週末に、米国の雇用統計の発表を控える |
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06:20 | NZ)イングリッシュNZ財務相の発言 | ○ | 要人発言 | |||||||||||
08:01 | 英)GFK消費者信頼感調査 | △ | -33 | -30 | ||||||||||
08:50 |
日)鉱工業生産【速報値】 [前月比/前年比] |
△ | +1.4% | +3.8% | ||||||||||
-1.9% | -1.7% | |||||||||||||
10:00 | NZ)NBNZ企業信頼感 | △ | - | +47.6 | ||||||||||
12:00 | NZ)マネーサプライM3 | × | - | +7.3% | ||||||||||
13:00 | 日)自動車生産 | × | - | -13.9% | ||||||||||
14:00 | 日)住宅着工戸数 | × | +4.9% | +5.8% | ||||||||||
日)建設工事受注 | × | - | +6.0% | |||||||||||
15:00 |
独)小売売上高 [前月比/前年比] |
○ | -1.5% | +6.3% (+4.5%) |
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-0.8% | -1.0% | |||||||||||||
16:55 | 独)失業率 | ○ | 7.0% | 7.0% | ||||||||||
↑・失業者数 | -1.0万人 | -1.1万人 | ||||||||||||
18:00 | 欧)消費者物価指数【速報値】 | ◎ | +2.5% | +2.5% | ||||||||||
欧)失業率 | ○ | 9.9% | 9.9% | |||||||||||
20:30 | 米)チャレンジャー人員削減予定数 | C | - | +59.4% | ||||||||||
21:00 | 南ア)貿易収支 | × | +1億 | +49億 | ||||||||||
21:15 | 米)ADP全国雇用者数 | S | +10.0万人 | +11.4万人 | ||||||||||
21:30 |
加)GDP [前月比/前年比] |
◎ | +0.1% | -0.3% | ||||||||||
+1.9% | +2.2% | |||||||||||||
↑・第2四半期GDP[前期比年率] | +0.1% | +3.9% | ||||||||||||
22:45 | 米)シカゴ購買部協会景気指数 | BB | 53.3 | 58.8 | ||||||||||
23:00 | 米)製造業受注指数 | B | +2.0% | -0.8% | ||||||||||
23:30 | 米)週間原油在庫 | BB | -50万 | -221万 | ||||||||||
25:30 | 米)ロックハート:アトランタ連銀総裁の発言 | B | 要人発言 | |||||||||||
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米国の経済指標発表での変動狙いメインで
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