本日の為替相場の焦点は、『EU首脳会議明けでの影響』と『米国の経済指標の発表』、そして『欧米の株式市場の動向』や『日本による為替介入への警戒感』にあり。
米国の経済指標は、
・米)週間新規失業保険申請件数
・米)第3四半期GDP【速報値】/個人消費【速報値】
・米)中古住宅販売保留
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・NZ)貿易収支
・独)消費者物価指数【速報値】
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・NZ)RBNZ政策金利&声明発表
・加)カーニーBOC総裁の発言
・日)BOJ政策金利&声明発表&白川日銀総裁の記者会見
・日)BOJ半期展望レポート
・独)バイトマン独連銀総裁の発言
・EU首脳会議明けとなる点
・欧州議会本会議(24日~27日開催)
・米国の大手金融機関や主要企業の決算発表→ムーディーズ、コカ・コーラ、エクソンモービル、タイム・ワーナー、ダウ・ケミカル、エレクトロニック・アーツ、モトローラ、AMD、P&G、他
・米国の長期国債入札が相次ぐ(25日・2年債、26日・5年債、27日・7年債)点
・金融市場のリスク許容度
・欧州の債務問題
・他の金融市場の動向(米株式、米国債、金、原油、米国以外の株式など)
・世界経済の先行き懸念(欧米の景気先行きが主体、中国の動向も)
・日本政府&日銀による為替介入の実施と警戒感
・金融当局者や要人による発言
などの要因に注意。
★★★
EU首脳会議明けとなるほか、RBNZ政策金利&声明発表やBOJ政策金利&声明発表&白川日銀総裁の記者会見が行われる。
その他、BOJ半期展望レポートも重要。
米国の経済指標は、週間新規失業保険申請件数と第3四半期GDP【速報値】/個人消費【速報値】、中古住宅販売保留がメイン。
米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利(米国債)及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
相次ぐ米国の主要企業の決算発表は株式市場に、米国の長期国債入札は米国の長期金利に影響を与えやすい。
ここ最近の為替相場は、欧州の債務問題や金融市場のリスク許容度(株式市場主導)、世界経済の先行き懸念などを主要因に大きく上下している。
本日は、まず第一にEU首脳会議明けでの影響に注目。そして、引き続き欧州の債務問題や金融市場のリスク許容度、世界経済の先行き懸念での方向性に注視しながら、欧米の株式市場の動向や米国の経済指標などのイベントでの動向を見極めたい。
また、ドル円において市場最安値を更新する円高が続いていることから、日本政府&日銀による為替介入の実施と警戒感での動きも重要となる。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・05時00分:NZ)RBNZ政策金利&声明発表
→景気先行きや今後の金融政策への思惑が高まれば大きな反応に
・06時15分:加)カーニーBOC総裁の発言
→言及次第
・06時45分:NZ)貿易収支
→発表でのNZドルへの影響はそれなり
・正午過ぎ:日)BOJ政策金利&声明発表
→追加金融緩和策次第
・15時00分:日)BOJ半期展望レポート
→半期に一度のもの。景気先行きや今後の金融政策への思惑が高まれば
・15時30分:日)白川日銀総裁の記者会見
→言及次第
・時刻未定:独)消費者物価指数【速報値】
→ユーロ変動のキッカケとして注視
・21時00分:独)バイトマン独連銀総裁の発言
→言及次第。欧州の債務不安に対する言及があれば
・21時30分:米)週間新規失業保険申請件数
・21時30分:米)第3四半期GDP【速報値】/個人消費【速報値】
・23時00分:米)中古住宅販売保留
→2つの時間に3種類の経済指標。どれも注目度及び影響度はカナリ大きい。まずは、発表直後の変動に注意したい。その後は、欧米の株式市場の動向での金融市場のリスク許容度での方向性で
10月24日~の週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼EU首脳会議(23日開催)明けでの影響
▼26日(水)に、2回目のEU首脳会議が開催される点
▼日本政府&日銀による為替介入の実施と警戒感
▼金融市場のリスク許容度
▼欧州の債務問題
▼主要な株式市場の動向(欧米が主体)
▼世界経済の先行き懸念(欧米の景気先行き懸念が主体、中国の動向も)
▼主要な経済指標の発表(米国が主体)
▼米国の主要企業の決算発表(米国の株式市場に影響を与えやすい)
▼金融当局者や要人による発言(欧州債務問題に関する発言が重要)
▼金や原油などの商品市場の動向
▼米国の国債の動向(米国の長期金利に影響)
▼欧州各国の国債の動向
▼来週(2日)に、FOMCを控える点
▼来週(3日)に、ECB金融政策決定会合を控える点
▼欧州の大手金融機関の決算発表(欧州の債務問題にもつながる
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10月27日(木)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・EU首脳会議明け ・欧州議会本会議(24日~27日開催) ・欧州の大手金融機関の決算発表→サンタンデール銀行、サバデル銀行 ・米国の大手金融機関や主要企業の決算発表→ムーディーズ、コカ・コーラ、エクソンモービル、タイム・ワーナー、ダウ・ケミカル、エレクトロニック・アーツ、モトローラ、AMD、P&G、他 |
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05:00 | NZ)RBNZ政策金利&声明発表 | ◎ | 2.50% 据え置き |
2.50% 据え置き |
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06:15 | 加)カーニーBOC総裁の発言 | ○ | 要人発言 | |||||||||||
06:45 | NZ)貿易収支 | ○ | -4.40億 | -6.41億 | ||||||||||
08:50 | 日)小売業販売額 | △ | -0.1% | -2.6% | ||||||||||
↑・大型小売店販売額 | -2.5% | -2.6% | ||||||||||||
正午 過ぎ |
日)BOJ政策金利&声明発表 | ◎ | 0.10% 据え置き |
0.10% 据え置き |
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15:00 | 日)BOJ半期展望レポート | ◎ | - | - | ||||||||||
15:30 | 日)白川日銀総裁の記者会見 | ◎ | 要人発言 | |||||||||||
17:00 | 欧)マネーサプライM3 | × | +2.8% | +2.8% | ||||||||||
18:00 | 欧)経済信頼感 | × | 94.1 | 95.0 | ||||||||||
欧)消費者信頼感【確報値】 | × | -19.9 | -19.9 | |||||||||||
18:30 |
南ア)生産者物価指数 [前月比/前年比] |
△ | -3.5% | +1.0% | ||||||||||
+10.4% | +9.6% | |||||||||||||
19:00 | 英)CBI流通取引調査 | △ | - | -15 | ||||||||||
未定 |
独)消費者物価指数【速報値】 [前月比/前年比] |
○ | +0.1% | +0.1% | ||||||||||
+2.6% | +2.6% | |||||||||||||
21:00 | 独)バイトマン独連銀総裁の発言 | ○ | 要人発言 | |||||||||||
21:30 | 米)週間新規失業保険申請件数 | AA | 40.1万件 | 40.3万件 | ||||||||||
米)第3四半期GDP【速報値】 | S | +2.5% | +1.3% | |||||||||||
↑・個人消費【速報値】 | +1.9% | +0.7% | ||||||||||||
↑・GDPデフレーター【速報値】 | +2.4% | +2.5% | ||||||||||||
↑・コアPCEデフレーター【速報値】 | +2.2% | +2.3% | ||||||||||||
23:00 |
米)中古住宅販売保留 [前月比/前年比] |
AA | +0.4% | -1.2% | ||||||||||
+11.8% | +13.1% | |||||||||||||
26:00 | 米)7年国債入札 | BB | 290億ドル | |||||||||||
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様子見
欧米株式市場が堅調推移継続で、押し目買い・ロングで回転
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)