昨日は連休明けの海外市場だったが、もうあまり動く気配もない。先週からの米国株のラリーが続くかどうかがマーケットの関心事項だ。もしもこのまま株価が高値圏を維持しそうであれば、為替相場もそれに機敏に反応せざるをえず、リスクテークの方向に振らされることになる。少なくともクロス円には上昇圧力がかかり、ユーロ円なども101円台とか102円台を脱することになろう。
それであれば年越しポジションとしょうして、ユーロ円のロングで攻めてみたいと考える投資家も多くなるはずである。何といっても今年のユーロ円の最安値が100.70なのだから、投げ売りのストップロスを100.65にでも設定できれば、後は上がる分には青天井だというスタンスを取れるからである。さすがに下にブレークしたときはユーロ円90円台への助走になるのだから、あきらめもつくというものだ。
昨日のグローベックスは遅く始まって、夜の20時からだった。米国株はいくらでスタートするかと思ったが、先週末とほぼ同じ水準であった。その後もアメリカの経済指標を目指して、米国株は堅調な動きが続いた。ロンドン勢が不在のため、為替相場では迫力のある動きは見られなかったが、すくなくともユーロが下がるということは起こらなかった。
本日はちょっとネガティブな話しが日本から出てきている。まずは消費税。民主党の党内がまとまらないまま、いよいよ2段階での税率アップを公表することに決まったようである。年内に素案を出すと言っていたが、やはり党内の反対派に気を配る必要があるのか、いまだに明確には公表の段取りには至っていない。すでに離党の意向を決めている代議士もいるようで、今年の残り2、3日は、政局的にも不安定になりそうだ。
本来ならば日本売りということで円安バイアスがかかってくるものだが、話題の中心が増税であるだけに株価を直撃するようなことにでもなれば、リスク回避は避けられず、かえって円高方向に向かってしまうかもしれない。これは今年の残り3営業日もひたすら要注意の事柄である。
また東京電力の国有化もいよいよ現実味を帯びてきた。東電株は6月には148円までの安値をつけたが、今日の東京市場で178円まで下落。ついには紙くず路線を歩むことになりそうだ。すでに織り込み済みといっても、2年前のJALの時にどのような事が起こったかを考えると、無視はできないだろう。
JALは2010年のお正月に実質国有化みたいな状況になったおかげで、少なからずリスク回避が起こって、2月まで株価は低迷した。ドル円も90円台まで戻していたものが、再度の90円割れ。ユーロ円もドル円も当時のレベルをまったく回復できていない。
今晩も材料は少ない。マーケットの出来高も極端に少なくなってきているので、もう特別なことが起こらない限り、誰も何もしたくはないといった感じではあるだろう。多くのトレーダーも2011年の収支を固めてしまっていることだろう。私もちょっぴりユーロドルをショートにしてみただけ。いまさら大きな利益を期待できる状況ではないと認識している。
日本時間 18時30分
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