6月6日(水)■『欧州債務問題への思惑』と『金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)』、そして『ECB金融政策発表後のドラギ総裁の発言』と『日本政府・日銀によるドル買い介入への思惑』に注目！

本日の為替相場の焦点は、『欧州債務問題への思惑』と『金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)』、そして『ECB金融政策発表後のドラギ総裁の発言』と『日本政府・日銀によるドル買い介入への思惑』にあり。

米国の経済指標は、
・21時30分：米)第1四半期非農業部門労働生産性【確報値】/単位労働費用
への注目度が高い。

米国以外の経済指標は、
・10時30分：豪)第1四半期GDP
・17時30分：英)建設業PMI
・18時00分：欧)第1四半期GDP【改定値】
・19時00分：独)鉱工業生産
への注目度が高い。

経済指標以外では、
・20時45分：欧)ECB政策金利＆声明発表
・21時30分：欧)ドラギECB総裁の記者会見
・27時00分：米)地区連銀経済報告（ベージュブック）
・英国が連休明け
・米国の週間原油在庫の公表
・明日に、BOE金融政策の結果発表を控える
・日本政府・日銀によるドル買い介入の実施や思惑
・欧州債務懸念や政局不安(燻り続ける)
・金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)
・他の金融市場の動向(米株式や国債・長期金利、金、原油、米国以外の株式など)
・欧州各国の国債の動向(入札が相次ぐ、入札状況や利回りが焦点)
・米国の追加金融緩和観測(日米金利差への思惑や米長期金利、ドルに影響)
・日本の追加金融緩和観測(日米金利差への思惑やドルに影響)
・世界経済の先行き懸念(欧米が主体、中国の動向も重要)
・金融当局者や要人による発言
などの要因に注意。


★★★

英国が連休明け。
本日は、ECB政策金利＆声明発表＆ドラギECB総裁の記者会見と地区連銀経済報告（ベージュブック）が行われる。

米国の経済指標は、第1四半期非農業部門労働生産性【確報値】/単位労働費用ぐらい。

米国の株式市場の動向は、金融市場の方向性を見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利(米国債)や金・原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。

今週の為替相場は、先週末に引き続いてドルストレートにおけるドル売りと欧州通貨や資源国通貨の買い戻し、そしてドル円の上昇が優勢となっている。

本日は、引き続き欧州債務問題への思惑や金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)、米国の追加金融緩和観測での方向性にも注視したい。
その他、ECB金融政策結果発表絡みのイベントや日本政府・日銀によるドル買い介入の実施や思惑にも注意。


■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)

▼主要材料

・10時30分：豪)第1四半期GDP
→発表での影響は非常に大きい

・17時30分：英)建設業PMI
→発表での影響はまずまず

・18時00分：欧)第1四半期GDP【改定値】
→発表での影響はまずまず

・19時00分：独)鉱工業生産
→発表での影響はまずまず

・20時45分：欧)ECB政策金利＆声明発表
→サプライズはなく、ドラギ総裁の発言待ちとなりやすいか

・21時30分：欧)ドラギECB総裁の記者会見
→言及次第。大きな変動のキッカケになりやすい。注視

・21時30分：米)第1四半期非農業部門労働生産性【確報値】/単位労働費用
・27時00分：米)地区連銀経済報告（ベージュブック）
→2つの時間に1種類の経済指標と1種類の金融関連のイベント。これらそのものは動く材料になりにくいが、NY市場が動き出すキッカケになりやすい


6月4日～の週の為替相場の焦点(ユーロドル及びドル円が中心)は以下
▼米国の雇用統計の発表明け
▼ベージュブックの公表
▼日本政府・日銀によるドル買い介入の実施や介入に対する警戒感
▼RBAとBOE及びECB、BOCの金融政策の結果発表(特に、RBAとECBに注目)
▼英国が4日(月)・5日(火)と休場となる
▼欧州債務懸念や政局不安(燻り続ける)
▼金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)
▼主要な株式市場の動向(欧米が主体)
▼主要な経済指標の発表(米国が主体)
▼欧州各国の国債の動向(入札が相次ぐ、入札状況や利回りが焦点)
▼米国の長期金利の動向(日米金利差への思惑やドルに影響)
▼米国の追加金融緩和観測(日米金利差への思惑や米長期金利、ドルに影響)
▼日本の追加金融緩和観測(日米金利差への思惑やドルに影響)
▼世界経済の先行き懸念(欧米が主体、中国の動向も重要)
▼金融当局者や要人による発言
▼金や原油などの商品市場の動向

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6月6日(水)の為替相場の注目材料			指標ランク (注目度＆影響度)	市場 予想値	前回 発表値
・英国が連休明け ・明日に、BOE金融政策の結果発表を控える
08:15		米)エバンス：シカゴ連銀総裁の発言	B	要人発言
10:30		豪)第1四半期GDP[前期比/前年比]	◎	+0.6%	+0.4%
				+3.3%	+2.3%
17:30		英)建設業PMI	○	54.5	55.8
18:00		欧)第1四半期GDP【改定値】 [前期比/前年比]	○	±0.0%	±0.0%
				±0.0%	±0.0%
19:00		独)鉱工業生産[前月比/前年比]	○	-1.0%	+2.8%
				+0.9%	+1.6%
20:00		米)MBA住宅ローン申請件数	C	-	-1.3%
20:45		欧)ECB政策金利＆声明発表	◎	1.00% 据え置き	1.00% 据え置き
21:15		米)ロックハート：アトランタ連銀総裁の発言	B	要人発言
21:30		欧)ドラギECB総裁の記者会見	◎	要人発言
		米)第1四半期非農業部門労働生産性【確報値】	BB	-0.8%	-0.5%
		↑・単位労働費用【確報値】		+2.1%	+2.0%
23:00		米)タルーロFRB理事の議会証言	B	要人発言
23:30		米)週間原油在庫	BB	-50万	+221.3万
27:00		米)地区連銀経済報告（ベージュブック）	A	-	-
28:30		米)ウィリアムズ：サンフランシスコ連銀総裁の発言	B	要人発言
翌 08:00		米)イエレンFRB副議長の発言	B	要人発言
普通→太字→赤色太字の順番で重要。ピンク色太字は金融政策関連のもの。 ピンク色のバックは米国の材料で黄色は要人発言、緑色は企業の決算を表す。 重要ランク について 米国の経済指標はSS→S→AA→A→BB→B→Cの7段階で表記 その他の経済指標は◎→○→△→×の4段階で表記 当コンテンツについての 免罪事項・ご利用上注意点 ※15時～20時に市場予想値(コンセンサス)の最新の数値をチェックし、更新した数値は赤字で表記

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