週末に欧州に関するやや暗いニュースが出ていた。ギリシャの財政が苦しいことと、独仏会談で銀行管理の一元化に結論が出なかったことなど。それをうけてか、アジア時間ではユーロが軟調な地合い。ユーロドルは先週末のニューヨーククローズあたりでスタートしたものの、1.30台にはいちども戻らず。1.29台の後半がやっとである。
ユーロドルが金曜日の安値である1.2955を下回ってきた局面では、確かに損切りベースのユーロ売りも出てきたようだが、あまり勢いはなかった。私もユーロ売りにスタンスが傾いていたのだが、ついに売れなかった。でもアジア株は総じて安値攻めをしているし、リスクオフなのだろう。どこかで売らないといけない。
欧州の序盤ではユーロが買い戻しモードに入った。17時発表のIFO景況感を期待してのことだろうか。1.2970あたりまで戻ってきたので、次に1.2950まで下がってきたら売り込んでみよう。つまり1.2950でショートメークのストップ注文を置いておいて、指標を待つのだ。
景況指数は予想を下回って101.4だった。ユーロドルが急な下げに転じ、そのまま1.28台に突入した。フレッシュゾーンであるからのストップ注文の誘発もあるだろうし、安値を下抜けしたというトレンドフォローもあるのだろう。私はもっと行くかと思って見ていたが、存外に浅い。
すぐに1.29台に戻ってきた。私もあせって1.2913で買い戻した。その後はもう一度、1.28台に突っ込むが、やはり大きく進まなかった。私はイベントがないので早めに寝てしまったが、ニューヨーク時間は1.29台の前半で留まったようだ。
今日の東京市場では五・十日のせいか、仲値決めにかけて円売り圧力が強かった。逆にいうと、それを通過しさえすればユーロ円やドル円も次第に重くなってくるというもの。私としてはユーロドルをショートにしたかったのだが、アジア時間でもあるし、仲値決めも通過したことだし、ユーロ円でショートにしてみようと思った。
ユーロ円は前日の安値突っ込みで100.34までつけている。仲値決め後は、その安値からの最大の戻しである100.81に極めて近いレベル。もちろんここから下げに転じるという保証はないが、スモールだけユーロ円で売っておこう。どうせユーロドルを売るつもりだったのだし。
もし仮にリスクテークとしょうして円売り相場になったならば、ドル円を買ってヘッジした形にして、実質的なユーロドルのショートにして様子を見ることにすればよい。そういうわけで午後になってからユーロ円を100.66で売りこんだ。
ドル円が上がっていかないうちはユーロ円でショートキープする。ドル円は77円台の後半であるが、ここ最近の日足のチャートを見てもわかるように、77円台は何度も止められている。だから反発や大きなビッドには気をつけたいところだ。しかも財務大臣は介入も辞さないと息巻いている。ドル円の78.00で買い戻しのストップ注文を置きながらの、ユーロ円ショートである。
14時を過ぎたあたりからユーロドルが下がり始めた。ドル円は動いていないので、ユーロ円が下がっていることになる。ユーロ円は100.50も割り込んできて、前日の安値に急接近。基本に従うならば、その安値の手前で利食いを入れるところだが、私としては気分がユーロドルショートなので、ユーロドルが1.29割れして以降のビヘイビアを確認したいところ。
もしもユーロドルが下向きに走るならば、逆張りしてまで買い戻す必要もないだろう。 ユーロドルは昨日の安値である1.2891を下回ってきたが、それもほんの一瞬だった。すぐに1.2915あたりまで巻き返された。こうなるとユーロショート勢は弱い。私もユーロ円を100.33で買い戻させられた。なかなか端から端っこまで取れないものである~。
昨日、欧州の信用不安が少しだけ強まった分、今晩はメルケル首相とドラギ総裁の会談が気になる。そろっての会見は21時半過ぎになる予定だが、このステージでユーロが動いた方向で、今晩のマーケットの流れが支配されることになるだろう。私としてもこの局面でのトレンドフォローで臨もうと考えているのだが。
日本時間 17時10分
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