昨日のアジア時間ではドル円は重たい足取りを強いられた。ドル円は欧州序盤では114円台の前半まで押し込まれて定着し、これからどこまで下げてしまうのだろうかと思わせた。やはり先週末に出たアメリカの雇用統計の中身を見直された結果だろうか。そして113円台に突入してきたので、私もドル円を売ってみた。
すぐ近くにストップ注文を置く。114.05で買い戻すのだ。後はドル円の下げを注視しているだけだが、欧州株は堅調である。つまり逆風なのである。ドル円は113.85あたりまで差し込んで、すぐに反発。私のストップロスもついて、10分ほどしかもたなかった。それでもまだユーロドルのほうは下がらないので、ドル下落の基調は続いていると見るべきで、私もドル円の突込み売りのスタンスは変わっていない。
しかしユーロドルが1.25台まで上がってきたというのに、その後のドル円は下げるのに勢いがない。114円台を割ることもなくなった。そして遅く始まるようになったニューヨーク市場。1週間たっているのに、まだ体が慣れない~。間延びしてしかたがないのである。寝てしまうこともあるが、その代わりに早朝のニューヨーククローズで参戦することができる機会が増えることで補える。昨日も寝てしまい、早朝の5時半からマーケットに臨むことに。
ニューヨーク時間ではドルの買い戻しが入ったようだ。ユーロドルもドル円もドルの高いほうに向かって進み、しかもドルの高値引けをしている。ドル円は見事に114円台の後半まで戻している。米国株は値幅が小さかったが、それでも終値ベースでは歴史的な最高値を更新している。
早朝のドル円は114.75アラウンド。私は高値引けを重視して、ドル円を買っていった。ニューヨーク時間での高値が114.90までだったが、そのあたりを超えてくれば、簡単に115.30あたりまで上がってしまうのではないかと期待して。特に朝の早い時間は本邦勢の買いも期待できる。しかしドル円の上げは思ったよりも鈍かった。9時を過ぎてから115円台はつけたものの、そこから加速的に前進はしなかった。むしろ直後の反落のほうが大きかった。私も114.92で売り逃げするのがやっとだった。
アジア時間の午後からドル円は115円台に乗せてきた。しかし今晩も海外でのイベントはない。そのうえアメリカが休みとあって、マーケットはダイナミックには動きにくいものと思われる。ドル円が115円台のミドルを突破してくるか、また114円台にまで沈むかしないと、ちょっと手出しは無用だろう。
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