金曜日はアジア時間で118円台の中盤だったが、そこから徐々に垂れてきた。やはり日足で同じような長さのローソク足が2週間近くにわたって、何本も陰線と陽線を交えて並んでいるとあっては仕方のないことであろう。よほどドル買いの材料でも出てこないと、118円台の中盤から買っていこうとするプレーヤーはいない。むしろそこをレジスタンスと見て売りこんでくるほうが多いだろうと、容易に想像がつく。
そして実際にそうして過ごしてきたのが、ここ10日足らずなのである。117.50ビローでは買い、118円台に乗せたら売りと決め込んでしまえば、これほど楽なことはない。端っこでは決して逆らわないことだ。私も朝から118.30あたりから売りだして、117円台に突入とともに売り増した。
欧州序盤ではドル円は反発こそしないものの、安値張り付きのままで動かない。いちおう118.00で買い戻しのストップ注文は出しているが、できればこんなものはついて欲しくはない。今でも利食いできる状態にあるのを我慢しながら、ポジションをキープするのはツラいことだ。目標は117.50より下である。ドイツの小売り関連の経済指標が悪かったため、欧州株はおしなべて安いほうを攻めている。つまりリスク回避という追い風は吹いているのだが、市場の関心はアメリカのGDPである。
先にユーロ円が値崩れしてきた。しかしドル円には影響なしで、ユーロドルのほうが落ちてきている。ユーロドルは1.12台をのぞくまで下がってきているのだが、ドル円は下がっても10ポイントほど。117.50をなかなか下回ってこない。若干のショートカバーも出てきて、ドル円はこのまま118円台に戻してしまうのか。GDPで悪い数字を期待しているのは私だけなのかなぁ。
GDPの結果は悪かった。それで発表直後にはドルは売られて、ドル円も117.50を下回ってきた。しかし117.40あたりまでつけただけで、すぐに戻ってきた。117.50アラウンドでウロウロしていたが、当初の私のターゲットでもあるので、117.49でビッドして待っていると、なんとか買えた。やれやれである。
期待されていたアメリカのGDPであっただけに、今後も影響は大きいものとなりそうだ。とりあえず金曜日は米国株も大きく下げたが、それだけで十分に結果を消化したとは思われない。今週末の雇用統計まで大きな材料がない分だけ、こうしたリスク回避の動きがどのくらい強まるのか、今週の注目ポイントとなるであろう。
日本時間 15時30分
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