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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

玉虫色の決定に総裁の説明も意味不明、
円ショートに安心感を与えただけ

2018年08月01日(水)15:25公開 (2018年08月01日(水)15:25更新)
持田有紀子

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 昨日は日銀の金利会合があった。海外でも注目が集まるくらいに、日銀は何かアクションを起こすのではないかとの期待が高まった。何かやるといっても、物価目標のプラス2.0%を引き下げない限りは、やれることは限られている。

 すでに5年間も無益にやってきたことを、いまさら否定するわけにもいかない。だから処方箋は同じものしか提供できないのは明白な状態であった。結果には海外勢は大いに期待はずれだったようだ。

 円債の下げも止まり、やがて反発。また為替相場でも従来の手法が続くだけかと言うことで円安が進んだ。黒田総裁は緩和による副作用を下げようと思ってか、必死に金融政策に変更を加えたことを説明していたが、それでも「出口戦略」とは口に出して言えないので、何を説明したいのか、外人には伝わらない会見となってしまった。

 欧州時間ではドル円は111円台の中盤でウロウロしているだけだったが、ともかくも下がらない。政策変更を明確に示せない日本の金融当局に失望もしているのか、当面は劇的な政策変更はできそうもないと読んだプレーヤー達が積極的に円売りをしているからだ。

 ニューヨーク時間に入ると、ますます円の独歩安の傾向は強まった。もちろん先週後半から売られてきた米ハイテクが買い戻されてきて、それがリスクオンの流れを作り出しているという外部環境もある。

 それでも副作用を口にはするが、出口戦略を語れない当局の姿勢に円ショートにポジションを傾ける安心感が広がったものと見える。ドル円は111円台の後半まで持ち上がって、そのまま高値圏で引けている。

 今晩はFOMCがあるのだが、まったく注目を集めていない。先月に利上げしたばっかりだし、今回わざわざ金融政策に変更を迫る理由がまったくないからだ。ADPの雇用指数も出るが、これも当面の金融政策を変える材料にはなりえず、市場の関心は薄い。

 今日は東京市場で円債相場が下がった。いくら大きめの変動範囲を許容したといっても、やはり長期金利の上昇には当局は懸念を示すだろう。夕方以降もナイトセッションでの円債の動きが、市場のリスク許容度をはかるバロメーターになりそうだ。この下がったレベルから一段安を許すのかどうか。それがマーケットの関心事でもあるからだ。


日本時間 15時20分

 

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