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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

ますます硬直感が強まる為替相場、
TAG交渉もお行儀よく何も聞こえず

2019年04月16日(火)15:28公開 (2019年04月16日(火)15:28更新)
持田有紀子

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 昨日は米企業決算で大手金融が出た。先週の金曜日に出て銀行などではアナリスト予想を上回っていたために、今回も同様になるだろうことが予想された。それでニューヨーク序盤ではリスクテーク。

 しかしGSとシティ銀の結果は確かにEPS、すなわち利益のほうは事前予想を上回ったのだが、収益が目減りしていた。形の上では減収増益である。それでもマーケットは拡大路線を期待していただけなのか、反応はかなりネガティブだった。米国株はそれ以来、まったく目先の思い足取りとなってしまった。

 ドル円もユーロドルも、1日を通じても20ポイントも動かない。ますます膠着感が出てきている。北朝鮮もBREXITも問題がすべて先送りになって、市場にパンチを与えるきっかけに事欠いているというのが実情だろう。

 日米のTAG交渉も始まったのだが、まだアジェンダも明確に決まっていないので為替相場などは動きようもない。昨日はドル円もユーロドルも10ポイントほどしか動かずで、動意が薄いまま。もうちょっとTAG絡みでなにか話しが出てきてもよさそうなものなのに、まことにお行儀が良い。

 トランプ大統領が2017年に就任してからというもの、主要通貨の中では対ドルレートで日本円が通貨安を極めている。しかし我々、日本人はドル円の為替レート自体に思い入れがあるため、ここ2年あまりはあまり動いていないように思えてしまう。ここがアメリカをいらつかせている要因のひとつでもある。

 明らかにユーロやポンド、スイスやカナダに比べると、この2年あまりの円安状況は突出しているのである。日本は為替問題を交渉音テーブルに乗せたくはないだろうが、通貨安が目立つ以上は政治的マターになりうる。

 せっかく使えるカードを米政権が、とくに成果をほしがっているトランプ大統領が突っ込んでこないことはない。モノの貿易で大幅な譲歩をするか、ある程度の円高政策を受け入れるしかないと考えるのが自然であろう。

日本時間 15時20分

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